昨日は、新年度1回目の「森のようちえん」でした。
今回は、みんな初めて参加する子どもたちばかりで、ちょっぴり緊張の様子。
知らない場所に、一人もしくは友だちと飛び込んでいくのは勇気がいるもの。
よく分からないままに保護者と離れ、「森のようちえん」がスタートしました。
天気が良いのでまずは小川の探検から。
ジャンプして川を渡り歩いているうちに、もうすっかり笑顔になる子どもたち。
手を冷たい川の中に入れカワニナ(巻貝)を探したり、やっぱり足元が濡れてしまうものだから靴を脱いで裸足で水の中に入ってはしゃいだり。「貝、見つけたー!」「どれ?見せてー」「僕、カエル捕まえたいな」「いいね!探そう!」そんな自然な会話の中で初めて会う友だち同士もいつの間にか溶け込みあい、すっかり遊ぶことに夢中になっていました。
それでも、やっぱり直ぐには環境になれない子もいます。
川に興味はあるけど様子を伺っていたり、友だちの中に入っていくのに勇気がいったり、汚れるのが気になってしまったり・・・理由はきっと色々だけど、その子どもたちは川の周りの原っぱを自分のペースで探索しました。
そして、気持ちもほぐれてひと遊び楽しんだところで、今度は森遊び。
年少になりたての小さい子どもたちも、自分のリュックを背負って移動します。
自分の手で採った葉っぱを自分の手からヤギに与えたり、原っぱでかけっこをしたり、急な坂を登ったり降りたり。
天気が良かったので、あっという間に体が熱くなりました。
一日中野外での活動となるので、水分補給を促したり、暑ければ脱いで寒ければ着ることをこまめに声を掛け行います。
さんざん遊んでる途中、ふと子どもから「ねぇ、いつ遊ぶの!?ぜんぜん遊んでないじゃん!!」と一言。
「え?今までもずっと遊んでたよ」と答えると「だって、公園みたいに遊べるものがないじゃない!」とキッパリ!!
これは初めて「あおぞらきっず」に来る子どもたちに珍しくはない一コマです。
人工物の遊具を使うことで初めて「遊ぶ」という感覚。
森のようちえん「あおぞらきっず」には、公園のような遊具はありませんが、小川や森があり、竹林や原っぱがある。そして、そこに住む色々な生き物がいます。
自分の体と五感をフルに使って「遊ぶ」。そんな森のようちえんの一日を終えて「今日はいっぱい遊んだなー。楽しかったな。」と、感じてもらえたら嬉しいです。