雨の日、カッパを着て長靴を履いてお散歩って、ちょっとワクワクですよね。
傘では感じることのできない雨粒の感覚だったり、長靴で水たまりにじわじわと攻め寄っていくドキドキ感だったり、水たまりで思いっきりジャンプして泥だらけになる爽快感だったり…雨の日には雨の日ならではの楽しみ方があって、晴れの日とはまた違ったお散歩に、子どもたちもいつもとはまた違った笑顔を見せるのです。
雨なのに(雨だから?)、川へ行きたがる子どもたち。
雨の川は、いつもよりも増水して流れも速くて…。
長靴って足元が濡れないようにするための道具なはずなのに(大人にとっては)、なぜか履いているってだけで濡れちゃっても無敵な気分になれちゃうのはなぜ!?笑
長靴を履いて、わざわざ川の中を歩くという遊びがすぐに始まった。
慎重に浅そうな場所を選んで歩く子もいれば、お構い無しで歩く子も。もちろんほとんどの子は、長靴が浸水するというお決まりのパターンに!「今日は着替えてもまた濡れるから、お着替えはなしだよー!(寒い場合は別として)。」
良い意味で開き直った子供達は、長靴に水が入ってくる感覚をも楽しみ、ひっくり返し流れ落ちる大量の水を見て面白がって、また長靴の中をタップタプ鳴らしながら川の中を歩く。
気温が低かったり風が吹いたりすると、すぐに体温が奪われて「寒い」ってブルブル震えだしたかもしれない。
今回は雨も朝のうちだけで気温も湿度も高かったこともあってか、その心配も全くなく…。
もちろん、みんなが長靴で川に入って濡れ出した時点で「上半身が濡れると一気に体が冷えて一気に寒くなるから、濡れるのはズボンまで」と約束をしたというのも大きかったのかもしれないし、上半身が濡れた子に限ってはすぐに対策をとったからかもしれないけれど、「寒い…」の時のために朝一で用意していた「焚き火」は、今回は全く出番はなし。あくまで「こういう状況もあるかもしれない」の対策をとるのみで、「用意したから今日は絶対にそれを使う」スタンスはない。
結果、ほぼ1日とことん川遊びで、早めのお着替えと早弁からの少しだけ田んぼの散策。
田んぼには黄金色の稲。米粒を指でコリコリ触りながら「これがお米になるんだよー」と得意にみんなに教える子。
休耕田に大きな沢蟹を発見し捕まえに行こうとするも、底なし沼のように長靴がすっぽりはまって重くて前に進めず断念!という場面も。
あおぞらきっずの森のようちえんでは、「体調が優れないので」という理由は別として「雨でもやるんですか?」「雨だから休みます」という問い合わせがない。私たちがびっくりしてしまうくらい、全く連絡がこない。笑
そして、当日…雨でも笑顔で登園してくる子どもたちに、「いってらっしゃい!」とぽーん!と送り出してくださる保護者の方。遊ぶことをとことん楽しむ子どもたちの探究心と、私たちの活動を理解してくださる保護者の方々の温かいご支援により今回もまた、晴れの日には味わうことのできない時間をそれぞれが過ごすことができました。
ありがとうございます!