梅雨入りはまだかまだかと感じる日々が続いていますね〜
そんなジメジメ気分を吹き飛ばすため、自転車を飛ばして滝を見に行って来ました〜
滝までの難所は3箇所の上り坂!「登り切れるかな〜」とドキドキな子供、「余裕で登れるさ!」とワクワクな子供..
.さまざまな気持ちに胸を躍らせて、チャリ旅スタートだ!
まずはひとつ目の坂を乗り越えて、住宅街を進んでいきます!
走りやすい〜と余裕の子供達!
その調子でどんどん坂を登って行こう!
しばらくすると、景色は田園風景です!
道も少し広くなり、誰が早く漕げるか競い合ったりもしました!
二つ目の坂は傾斜が少しキツく、さらに距離もありましたが「自転車から降りないで登ってみる!」と挑戦する子供の姿!
一人ではこんな坂道チャレンジしないかもしれません。
でも、仲間と一緒なら頑張れる!
慣れている年上の子は自分が上り切ってからまた下へ戻って友だちの応援に駆けつけてくれました。
仲間っていいですね!
そして、頑張って上りきった後は下り道がやって来ます!
上り坂ではつらそうな顔をしていた子供たちも、下り坂では疲れが吹き飛んだ満面の笑顔〜
お昼は河原で食べたあと、少し…いやいや!思いっきり水遊びも楽しみました
最後の坂も頑張って上りきり、龍門の滝に到着!
カフェも併設されており、ここで子供たちはお買い物タイム!
頑張った後のご褒美だね〜
滝は高さ約20メートル幅約65メートルもあり、その大きさに圧巻されました!
滝の下まで行ってみたい!という意欲ある子供もいました〜
今度は滝登りに挑戦してみたいね!
頑張って自転車を漕いだ後に感じることのできる大きな達成感が、チャリ旅にハマる理由なんですね!
野外活動
チャレンジ登山
紅葉ハイシーズンのこの時期
素敵な景色を求めてチャレンジ登山に行ってきました。通常の登山は頂上を目指しますが、あおぞらきっずの目的の頂上はなんと、2つ!1日で「照石山と大平山」2つの山を制覇する欲張りプログラムです。
あおぞらきっずの登山は年中さんも参加対象となっています。
小学生に混じって登ることができるのか?お母さんと一緒に頑張っていきましょう!
集合の大中寺にて記念撮影
一日中登ってもこの笑顔のままでいられるかな?
体力も歩幅も人それぞれ、みんなで励ましあって登っていきましょう!
まずは石の階段
「こんなのは余裕だぜ!」とダッシュで駆け抜ける強者もいました。
大中寺はちょうど2つの山の真ん中に位置しています。
このお寺には七不思議があると言い伝えられていまして、少し探してみたけれど2つしか見つからないまま登山開始です。
戻ってきて時間があったら残りの五つを探そうと約束しました。
みんなが無事に登山を終えて戻ってくることができるようにお参り。
いきなりの急な登り!
最初は余裕そうでしたから少しずつつらくなってきます。少しでも登りやすいように工夫を始める子どもたち
手を使ってよじ登る
膝に手を当てて足の力をサポートする作戦
枝を拾って杖代わりに
仲間とのおしゃべりを楽しんで坂に気付かないフリをする
みんなつらいポイントがあってもどうにか乗り切ることができました。
「工夫する力」は困ったことを乗り越えたいときに活躍するものです。
お気に入りのオリジナル杖。両手持ちの二刀流の子もいましたね。
最初の目的地である「照石山山頂」
頂上からの景色も良く遠くの方まで見ることができます。
気温が高いせいか、期待していた富士山は見えませんでしたが、日光連山、筑波山を発見!あと、スカイツリーらしきものが見えている子もいましたね。
気分は山の神様
休憩ポイントがあると少しおふざけして元気回復。
照石山神社内で蛇の抜け殻を発見!「蛇の神様だ!」と言って大事にバックにしまっていました。
見晴台で一息
少しづつ行動食(お菓子)を食べて体力回復!
そう考えていましたが、前半に食べ過ぎて昼飯前に食べつくしてしまう子がちらほら。
歩くペース配分だけじゃなく、お菓子のペース配分も重要でしたね。
大平山山頂
山頂は木々が生えて茂っている景色が見えない
「これはホントに山頂?思っていたのと違う!」
山頂からの絶景を期待していたので戸惑っていましたが、お楽しみはとっておきましょう。
山頂からすぐ下の太平山神社からは眺めが良い場所が広がっていました。
気分が上がってきたキッズ達は流行りのアニメの「山頂の呼吸!壱乃形ヤッホー」を繰り出していました。
太平山神社の長く続く階段。
「下で良かった。」さすがに後半に入り疲れている子も出始めました。もう少しでお楽しみタイム!頑張ろう!
ずっと相棒にしていた杖はいつの間にか武器に!
休憩中チャンバラをやり始める。休憩なのに休めていませんが、気持ちの面では休憩できているのでしょう。また元気に歩き出せるようになります。
余裕の表情
疲れてきても仲間がいるから頑張れる!
楽しみにしていたお土産タイム。
限られたお小遣いをどう使うか?悩んでしまう子と即決の子。性格がすごく表れていました。
なんとか時間内にゴール!トータル5.6時間は歩いている彼ら
疲労感はあるけれど満足げな表情が窺えます。
感想を来てみると
友だちと一緒だから楽しい!
やってみたら思ったよりできた。
自分ってこんなに出来るんだ!小さな出来たを繰り返すことで自信につながります。
これからもみんなでたくさんのことにチャレンジしていきましょう!
新しい冒険のご案内
2020年7月から9月の予定を公開いたしました。
今後はそれぞれのプログラムごとにどんな活動をするのかを詳しくブログにアップしていきます。
お楽しみに
7月からのプログラム一覧
7月5日(日) 【大人気プログラム】川ガキ 日光
川遊びは子どもたちが一日中夢中になるフィールドです。生き物が好きな子、アドベンチャーが好きな子、石が好きな子、終わりなき探求のステージです。
7月17日(金)【新プログラム】 夜の森探検
暗闇は誰もが不安に思います。だから夜に森なんて行きません。でも動物や昆虫たちにとっては活動の時間です。すぐ近くは住宅地ですが、一歩森に入るとそこに広がる生き物の世界は非日常です。(親子でもぜひ参加ください)
7月19日(日) 【会員限定】親子でラフティング
ラフティングは渓谷の急流を流れていきます。水しぶきを浴びて川を下る爽快感と、川下りしないと見れなかった景色に出会えます。流れのない場所では、川に飛び込んで体で自然を感じます。
8月30日(日) 【会員限定】キャニオニング
ウェットスーツ&ライフジャケットを装着するので、泳げなくても大丈夫。
自然の作り出した造形美と言えるような、岩盤の川床が広がります。くるぶしくらいの水量を歩いて散策すると、天然のウォータースライダーや岩がえぐられてできたプールがいくつも現れます。沢遊びがこんなに楽しいと感じることができるプログラムです。
9月13日(日) 【新プログラム】チャリ旅 化石ハンティング
1000万年前ってどんな時代だったんだろう。生き物は何がいたのかな?こんなところが海の中だったなんて。太古の風景を思い描きながら、宝物に出会えるかワクワクします。
9月27日(日)【新プログラム】 旧街道ウォーキング
ゴールとなる宇都宮は江戸時代は交通の要所として重要な場所でした。その宇都宮を目指して歩いてみようという企画。江戸から日光参詣で将軍様も移動してきました。江戸時代はみんな歩き、小山ー宇都宮の30kmは1日で歩いたと言います。挑戦者、待ってます。
森のようちえん2020年度の予定
冬はやっぱり雪で遊びたい
ニュースで「暖冬」、「雪不足」なんて言葉をよく見かけますが、雪はあるところにはちゃんとあるのです。
今回は雪山探検に行ってきました!
雪遊びは初めてということでワクワクしていました。
まずはスノーシューを履くところから最初は慣れない装備で歩きにくそうでしたが慣れてくるとフカフカの感覚が気持ち良さそうです。
森の中に入ってみると動物の足跡を発見!「どこまで続いているのか追いかけてみよう」と足跡を追いかけていきました。
動物たちは夜行性なので昼間は隠れているか寝ていることがほとんどなので姿を見つけることができませんでした。
探してみるとキツネ、タヌキ、シカ、ウサギ、リス、ネズミなどたくさんの種類の足跡を見つけることがdきました!今度は夜の雪山も探検してみたいですね。
大きな大木の根っこの中に雪の洞窟を見つけました!大人には大きすぎて入れない子ども限定の洞窟。
もしかしたら風が強い日なんかはここに避難して落ち着くのを待ってもいいかもしれませんね。
一番楽しそうにしていたのは天然の滑り台。最初はどれくらい滑るのかわからなくて怖がっていましたが一度滑ると楽しくて何回もおかわりしていました。
でも、自分で滑るためには滑り降りた斜面を登らないといけません。何回も登ったり滑ったりの繰り返し。転ばないように階段を作ったり歩く場所を変えたりして工夫しながら遊んでいました。
雪の世界を十分に楽しみました!次回はスキーにも挑戦したいとやる気になっていました。これからも色々なことにチャレンジしていきましょう!
あおぞらきっずでは
雪の斜面を専用のボードで滑り降りるスリル満点のエアーボード
エアーボードの詳細はこちら
レベルに合わせてレッスンを行うので初心者でも安心のスキー教室
スキー教室の詳細はこちら
など雪の季節ならではのプログラムを用意しています。
新しいことにチャレンジしたい!外でたくさん遊びたい気持ちを応援していきます!!
一緒に冒険に出かけましょう!
川は学びの場所
川ガキに行ってきました。
今回の遊び場はこんな真っ白な岩盤を歩いて探検します。
なぜ、こんないろをしているのかと言いますと、先日の台風の影響で増水し土砂が流れたおかげで、表面の苔を洗い流してくれたのです!
きっず達も「すごい!こんな川見たことない!光ってるじゃん!」と驚きの様子。
まずは、生き物がいるかチェック!
川底の石を裏返して
釣りの餌としても使える川虫を発見!
でも、いつもより数が少ない?もしかすると増水時に流されてしまったのかも知れません。
石の隙間には魚が隠れているかも!?潜って探してみます。
結果は「冷たすぎて見えなかった。」とのことでした。諦めずにチャレンジしていると別のところから泳いでいる魚を発見。動きが早すぎて捉えることはできませんでしたが、姿は見えたので無事が確認できました。
木の根っこが見えてしまっている。水位が下がっているので今は安全に歩くことができますが、場所によって増水時には子どもたちの身長ほど水位が上がっていたようです。
この他にも砂が集まっているところ、倒木、土砂が流れて形成された落とし穴などたくさんのものを発見していました。
沢ガニの甲羅。生きているのもは見つけることができませんでしたが、沢ガニがいることもわかりました。
低学年の子は「カニって海の生き物でしょ?」と聞いてくるので上級生が説明してくれました。頼りになる!
激レア!穴あき石
どのようにしてこの形ができたのでしょうか?川には不思議が隠れています。
高学年の子は学校の授業で川の流れ、増水するとどのように侵食するか、川の流れとその働きについて学んでいるのだそう。
学校の授業で学んだ知識を経験として実際に川を歩いて、見て、触って体験してみる。
体験がプラスされることでかなり深く学ぶことができたのではないでしょうか?
子どもたちにとっては遊びと学びがつながると遊ぶやる気も増えるし、学びもより深まります。
あおぞらきっずでは今後も山や川、森など様々な場所で活動を行っていきます。
たくさん遊んで、たくさん学日ましょう!
2020年3月までの活動は
こちら
夏の終わりはキャニオニング
8月も本日で最終日!!夏といえは川遊び!川遊びといえばもちろん「キャニオニング!」
今日のnaocあおぞらきっずは毎年恒例の人気プログラムの一つでもあるキャニオニングに行ってきました。
「キャニオニング」とは?
自分の体を使って天然のウォータースライダーを滑るアクテビティのことです。
スライダーは長い年月をかけて岩が削られた時にできたくぼみを利用しています。なので同じ形のスライダーはありません。
仰向けで足から滑ってみたり、うつ伏せになったりと遊び方のバリエーションも多いのが楽しさの理由の一つですね。
あおぞらきっずの活動は通常お子さんだけをお預かりして活動に出かけることが多いですが、今回はお父さん、お母さんにも楽しんでもらいたい!という思いで保護者参加OKの活動にさせていただきました。
キャニオニングは子どもだけでなく大人も夢中になって楽しめるものです。
親子で一緒に楽しいを共有して仲が深まったことでしょう。
普段知ることの出来ない自分の子どものワイルドな一面を知ることができたり、こんなに動けるようになったんだなと我が子の成長を感じるいい機会となったのではないでしょうか?普段の家庭で見せる表情とは違った顔。ちょと怖いけどやってみよう!チャレンジしてみよう!と言う場面はあおぞらきっずの活動ではかなり多く感じます。
予想より冷たい水温にビックリして親子で抱き合ったり
川底に隠れている生き物を探してみたり
鼻に水が入らないように毎回工夫をしながスライダーに挑戦したり
勇気を出して親子でスライダーに挑戦したり
天気も良く最高の川遊び日和となりました。
naocあおぞらきっずではこの他にも様々なプログラムを用意しています。
自転車をこいで旅をする「チャリ旅」
森を自由に遊び尽くす「森のトレハン」
ふかふかのパウダースノーを満喫する「エアーボード」
この他にも様々なプログラムを用意しています。
一緒に冒険に出かけましょう!
夏の終わりはキャニオニング
8月も本日で最終日!!夏といえは川遊び!川遊びといえばもちろん「キャニオニング!」
今日のnaocあおぞらきっずは毎年恒例の人気プログラムの一つでもあるキャニオニングに行ってきました。
「キャニオニング」とは?
自分の体を使って天然のウォータースライダーを滑るアクテビティのことです。
スライダーは長い年月をかけて岩が削られた時にできたくぼみを利用しています。なので同じ形のスライダーはありません。
仰向けで足から滑ってみたり、うつ伏せになったりと遊び方のバリエーションも多いのが楽しさの理由の一つですね。
あおぞらきっずの活動は通常お子さんだけをお預かりして活動に出かけることが多いですが、今回はお父さん、お母さんにも楽しんでもらいたい!という思いで保護者参加OKの活動にさせていただきました。
キャニオニングは子どもだけでなく大人も夢中になって楽しめるものです。
親子で一緒に楽しいを共有して仲が深まったことでしょう。
普段知ることの出来ない自分の子どものワイルドな一面を知ることができたり、こんなに動けるようになったんだなと我が子の成長を感じるいい機会となったのではないでしょうか?普段の家庭で見せる表情とは違った顔。ちょと怖いけどやってみよう!チャレンジしてみよう!と言う場面はあおぞらきっずの活動ではかなり多く感じます。
予想より冷たい水温にビックリして親子で抱き合ったり
川底に隠れている生き物を探してみたり
鼻に水が入らないように毎回工夫をしながスライダーに挑戦したり
勇気を出して親子でスライダーに挑戦したり
天気も良く最高の川遊び日和となりました。
naocあおぞらきっずではこの他にも様々なプログラムを用意しています。
自転車をこいで旅をする「チャリ旅」
森を自由に遊び尽くす「森のトレハン」
ふかふかのパウダースノーを満喫する「エアーボード」
この他にも様々なプログラムを用意しています。
一緒に冒険に出かけましょう!
第9回 筍を「倒す」 遊びで培う36の基本動作
5歳までに著しく発達し、なんと12歳までにはほぼ完成してしまうと言われる「神経系」…いわゆる「運動神経」ですが、「5歳までって言っても、たかが知れてるんじゃない?」なんて思う方もいるでしょう。
しかし、これを見たら一瞬言葉を失ってしまうかもしれません。
衝撃の事実は「スキャモンの発達曲線」に描かれています。
なんと、「神経系」の80%は5歳までに発達してしまうというのですからびっくりですよね…。
幼少期は一つのスポーツだけに打ち込むのではなく、色々な遊びを取り入れて様々な運動を獲得していくほうが良いというのも納得、頷けます。
さて、概ね6歳までに身につけておきたいと言われる「36の基本動作」、今回は「倒す」です。
森のようちえんの敷地では毎年5月になると筍がニョッキニョッキ、驚くほど顔を出し、あっという間に背丈がぐんと伸び始めます。
小さいものは足で蹴って倒し、大きいものになってくると手で倒します。
とは言っても、ちょっと押しただけで倒れるような、そう簡単なものではありません。
この「36の基本動作」のコラムを書くときには、その動作を一人で何度も何度も再現してどこの筋肉がどう動いているのかな?って素人ながらに考えているのですが…(筋肉名とかそういう難しいことは分かりません)。
ただ手や腕の力だけに任せて重心をかけてしまっては、竹が倒れたときに共倒れしてしまいます。
時々バランスを崩す子もいますが、子ども達は頭ではなく体で理解していることが写真でも良く分かります。
だから、みんなちゃんと両足を開いているのです。
足から地面に向かっての踏ん張る力と、腕から手にかけての対象物を押し倒す力と。お腹(腰?)を中心に力が2方向に分かれているのですから、面白いものです。そして、器用なものです。
1人で倒せない大物は、2人3人と集まってくるのもいいですね。
「だれか手伝ってー!」と声をかけることもあれば、それに気づいて自然と手を貸し始めることもある。
ムキになって本気で遊ぶ子どもたち。
そして、協力し合うことで育まれる仲間意識。
こんな時は私たちスタッフの出番などなく、ただだた素敵だなぁ〜、楽しそうだなぁ〜、キラキラ輝いてるなぁ〜と傍観しているのです。
ちなみに、子供達は筍の皮むきも大好き!
一日延々とそればかりする日もあるほどです。
皮をむいたときに現れる「筍」が、スーパーで見かける、食べたことのある、あの筍と一致したときの驚き。
あんなに大きかったのに、皮をむいてみるとめちゃくちゃ小さくなってしまった時のショックにも似た驚き。
あまり大きくなると筍ではなく、うっすら青い柔らかい竹になってしまうことを知ったときの驚き。
自然の中で遊んでこその驚きや発見に、子ども達は日々刺激を受けているようです。
発達の著しい時期だからこそ、子ども達には様々な場面で様々な経験をさせてあげたいものですね。
*「あおぞらきっず」では、自然の中での様々な活動を通し、お子様の健康な体づくりも応援しています。「危ないからやらないで」ではなく、お子様の挑戦する姿、考える力を大切にお子様の発達を見守っております。
*遊びで培う36の基本動作
参考:http://sukuiku.com/toku/1802.html
#遊びで培う36の基本動作 #森のようちえん #自然保育 #野外活動 #野外保育 #遊びながら学ぶ #栃木県 #宇都宮市 #幼児 #小学生
第7回 組む 相撲遊び 遊びで培う36の基本動作
異年齢で鬼ごっこをするとしましょう。
じゃんけんで負けたのは最年少の子。さぁ、どうなるでしょうか…?
一心不乱に走るも一人も捕まえられず、泣きべそをかきはじめてしまうのは、よくある光景です。
スピード、しなやかさ(走り方や身の避け方など運動能力的なこと)や、歩幅(身体的なこと)など、どうしても発達の違いから差が生まれてしまうのは仕方のないことです。
しかし、年齢や身長などに左右されず、勝敗が全く分からない面白いあそびがあります。
それは「相撲」です。
あおぞらきっずではしばしば相撲を楽しむ場面があります。
それは、かまくら合宿だったり車泊で海に遊びに行ったときだったり…(なぜか海の近くに行くと相撲を取りたくなるようです)。
最初は「こいつなら勝てるな…」と、ある程度勝算を持って相手を選び挑む姿も見受けられるのですが…これが全く当てにならないのです。
低学年、低身長の子が、高学年の子を見事に打ち負かす場面もあり、誰も予想していなかった結果に誰もが驚きの歓声をあげるのです!
負けるということは、投げ飛ばされたり、尻餅をついたりするということ。
みんなの目の前であからさまな「負け」を晒されるのですから、悔しいですね。
勝った子は歓声を浴び、いい気分。
しかし、この勝敗で「恨みっこ」どころか、仲が深まるのが不思議なところ。
勝っても負けても清々しいのは、体と体をぶつけ合い本気で戦うからなのでしょうか?
もちろん敗者の中には、「次こそは!」とすぐに挑む人もいれば、恥ずかしさを覚え、しばらく挑戦を控えて対戦を見て傾向と対策を練る人も。
そして、悔しくて泣いたり、顔を真っ赤にして憤りを感じたりする人も…。
でも、そこは真剣勝負。子ども達も分かっているのでしょうね。
相手に当たることもできるわけでもなく、行き場のない感情をうまく処理し心を整え…次の挑戦へと挑むのです。
見て学べ、やって学べ!
何度も組んで行くうちに、子どもたちはコツや知恵を得ていきます。
力だけが全てじゃないということを。
押しに負けそうであれば、足腰に力を入れ下に重心をしっかりとおく。
少し力を抜いて相手のバランスを崩したり、引いてかわしてみたり。
足掛け技を出してみたり、ここぞ!というときに腰から体をひねって相手を投げ落としたり…。
相撲一つでも、頭と体は常にフル回転!
これが相撲の楽しいところ、みんながムキになる所以。
「次は俺ー!!」
仲間の勝敗がつく度に、盛り上がり次の挑戦者の争奪戦が始まるのです。
もちろん、私たち大人だって子ども相手だからと言って手加減はしません。
「子ども相手にムキにならないで、手加減してあげればいいのに…」
「大人気ないなぁ…」
と思うかもしれません。
…が、むしろ、だから面白いのです。
子どもたちは倒されても倒されても、何度も何度も立ち向かってきます。
「もう一回!」「もう一回!」と。
手加減は子どもにも伝わります。
手加減をして勝った時と、本気同士で勝ったときでは、やはり子どもたちの「やってやったぞ!」という満足感に違いが出るのは明らかです。
まぁ、これは時と場合によりますね。「森のようちえん」など幼児を対象にした時は、これに限りませんが…。
6月は毎年恒例の「かまくら合宿」。
神奈川の海は、あおぞらきっずは関東のどこよりも早く「海開き」します。
今年も熱い相撲大会が繰り広げられるのか…?
子どもたち次第ですが…喜んで、受けて立とうではありませんか!
遊びの中で子どもたちは、心身ともに成長していきます。
さぁ、「遊ぶ」をたくさんしよう!
*「あおぞらきっず」では、自然の中での様々な活動を通し、お子様の健康な体づくりも応援しています。「危ないからやらないで」ではなく、お子様の挑戦する姿、考える力を大切にお子様の発達を見守っております。
*遊びで培う36の基本動作
参考:http://sukuiku.com/toku/1802.html