子どもたちは、ぶらさがるのが大好きです。
木、竹のアスレチック、栗の木橋…登ったり渡ったりするだけでなく、必ずぶら下がります。
ぶら下がって、こちらを見て「にかーーっ!」って笑顔を見せる子もいれば、ジーーーっと静かにぶら下がって耐えることを楽しんでいる子もいます。見ているこちらとしても面白いのですが…。
実は、このぶらさがるという動作は、概ね6歳までに身につけておきたいと言われる「36の基本動作」でも重要視されているのです。
「ぶらさがる」動きには、様々な力が働いています。
もちろん、36の基本動作の図のようにぶら下がるには、握力や腕力が必要となります。
下に落ちようとする全体重をこれらで支えるのですから、結構大変です。
では、子どもたちが大好きな「豚の丸焼き」スタイルのぶら下がり法はどうでしょう?
まず、足を上げるためには、腹筋や背筋力が必要となります。
足をくるっと巻きつけてしまえば、ただ「ぶらさがる」時より腕への負担は分散されそうですね。
しかし、その分、太ももやお尻にもしっかりと力を入れなくてはなりません。
そして、しっかりと長くしがみついているためには、引き寄せる力も必要になってきます。なんと懸垂力もついてしまいます。
そう考えると「豚の丸焼きスタイル」のぶら下がり法は、遊びながら総合的に筋肉を刺激しているのですね。
しかも、首をダラーっとすることで、逆さまの不思議な世界も見えてしますのです。
周りから見ても面白い、自分でしてても面白い。
なんて素晴らしい遊びなんでしょう!笑
鉄棒での逆上がりの壁にも、これらの遊びは効果的なようです。
発達の著しい時期だからこそ、子供達には様々な場面で様々な経験をさせてあげたいものですね。
さぁ、遊びながら腹筋背筋力など、総合的に運動機能を高めていきましょう!
*「あおぞらきっず」では、自然の中での様々な活動を通し、お子様の健康な体づくりも応援しています。
「危ないからやらないで」ではなく、お子様の挑戦する姿、考える力を大切にお子様の発達を見守っております。
*遊びで培う36の基本動作
参考:http://sukuiku.com/toku/1802.html
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