子ども自身の力で移動できる最大で最高の武器「自転車」で旅をする「チャリ旅」は、冒険活動の中で不動の人気を誇っているプログラムです。
1年生から参加可能できるということもあって毎年たくさんの新1年生が不安と楽しみを抱えながら春のチャリ旅デビューを果たしますが、あることが身についているのといないのとでは、お子様の自転車スキルはもちろん、気持ちの余裕も大きく変わってきます。
自転車で気をつけたいこと③
先週は「ハンドルブレーキは適切な距離にありますか?」というお話をしました。
「うちの子も1年生になるからチャリ旅を!」と心待ちにされているのなら、お子様の安全な自転車の旅のため、今からぜひ以下のことに気をつけて自転車の練習をしてみてくださいね。
■サドルは低すぎませんか?
補助輪なしの自転車に乗れるようになったけど、なんだかフラフラしてて心配…。
その原因はサドルの低さが関係しているかもしれません。
フラフラしているのに、サドルの高さをあげるなんて‼︎…と思いますよね。
逆なんです!!
漕ぎあげた足(太もも)が水平よりも高くなると漕ぎづらくなって、スムーズにペダリングができず、必要なスピードも出なくなってしまうのです。
スピードが出ないとフラついて、上達もどんどん遠のいてしまうのです。
■段階を踏んでサドルを上げていこう!
「初めての自転車」では転ばないよう、いつでも止まれるように、両足がしっかりつくように調整することが多いかと思います。
「慣れたかな?」と思ったら、サドルの位置は少しずつ高めに設定していきましょう。
●補助輪なしデビュー時のサドルの高さの目安
(写真提供フリーサイトより転用)
・両足の裏がほぼ全面地面に着く〜軽くかかとが浮くくらい
・膝はまっすぐ〜軽く曲がるくらい
地面に足がつく安心感を持つことで転ぶ恐怖心を軽減でき、練習もスムーズになります。安心感を持って乗りつつ、ハンドルブレーキで止まる練習(癖)をしっかりとして行きましょう。
●慣れてきてからのサドルの高さの目安
・両足を地面につけた時に、かかとが軽く浮くくらい
慣れてきたら、サドルを少しずつ高くしていきましょう。
ペダルを漕ぐ足の屈伸がスムーズになり、快適に乗りこなせるようになります。
しかし、地面への足つきは悪くなるのでハンドルブレーキがしっかりと使いこなせていること、また、停車時は片足だけ地面について停まれることが必須条件となります。
無理に一気にあげるのは怪我の元なので、やめましょう。
「少しずつ」がポイントです!
あおぞらきっず は、チャリ旅デビューきっずを応援しています!
チャリ旅のスキルアップをしていけば、1泊2日100kmの東京までのチャリ旅も夢じゃない!(今年は3月に開催決定!)
*今年の4月も「初めてのチャリ旅」を複数の市の後援のもと行う予定です。
詳細は3月中に公表予定!乞うご期待!