週末、あおぞらきっず達は神奈川県の葉山で海開きをしてきました!
1日目到着直後は暑いくらいで、なんと夏同様に水着のみで楽しめたのには、海なし県の栃木っ子には「びっくり!」でした。
変わって2日目は朝から雨模様。「今日どうするの?」「何して遊べるの?」と不安そうな子供達でしたが、雨が降ってなくても結局濡れる!ということで、2日間、雨関係なく思いっきり遊び倒してきました。
場所を川から海へ変えても、あおぞらきっずスタイルは変わらずで、やりたいことをやりたいだけ!今年も鎌倉で子どもの子育てサポートを行っている鎌倉太郎さんにお越しいただき、思い思いに楽しむ子どもたち。かまくら合宿初のエンジン付きボートと巨大SUP(ゴム製のサーフボードのようなもの)の登場には、常連の子どもたちも大喜びでした。
これらにぎゅうぎゅう詰に乗って、泳いで行くには遠い「カニ島」までひとっ飛び!すると、そこには数え切れないほどの大小さまざまなカニがいたのですが、捕まえるのも一苦労。手を伸ばすと隙間に身を潜め、手を遠退けるとひょっこり出てくる。
「うわーー!なんかバカにされているみたで悔しー!」と闘争心をあらわに立ち向かう男の子たちは、岩の両側から挟み打ち作戦や岩場追い込み作戦などなど頭脳勝負を繰り広げ、熱く戦っていました。
風を切りながらのクルージングも気持ちの良いもので、遥か遠くまで出かけ今まで見たことのない広い世界も堪能することができました。復路は「泳いで帰る!」とボートから飛び出す子どと達がぞくしゅつ。ひたすら泳いで泳いで泳ぎまくって、ようやくビーチへゴール!なんだか、すごいことを成し遂げたような誇らしい気持ちになって、みんなの笑顔も眩しいくらいに。
そして、毎回恒例の釣り。イソメでハゼ釣りをする鎌倉では入れ食いの爆釣!なのに対し、そうもいかないのが葉山。餌となる小さな貝やヤドカリを捕まえて、貝から体を抜き出し針に刺すところから始めます。最初は「気持ち悪いからやって!」と言っていたものの、食い逃げされるたびに付け替えなければならないので、そのうち自分でやるように。慣れちゃえば意外とへっちゃら!なようです。何匹かの色鮮やかな「ベラ」を釣り上げることができたのですが…栃木のスーパはもちろん、近く大洗の港でも絶対に見かけない熱帯魚のような魚なので、釣り上げた後に困りましたが…太郎さん曰く、「地元では良く食べる美味しい魚」とのこと。それを信じ、思い切って民宿にお願いしたところ、ご好意で甘く煮付けてくだそり、なんと夕食のおかずに!あの色姿から、「えー…本当に食べられるの…?コレ!?」と口をつけない子も多くいましたが…食べてみると白身でふっくら美味しく2度3度口へ運びたくなるほど。何事も挑戦あるのみ!これは勇気をてた人の特権ですね。
さて、「遊ぶ」には、仲の良い友だちと何をして遊ぶか決めて遊ぶスタイルと、自分がしたい遊びを単純に楽しむスタイル、そして遊びたい遊びをしているところに自ら飛び込んでいくスタイルなどがあると思います。
あおぞらきっずでは遊びの時間割が決まってないので、ボート遊びも浜遊びも釣りも同時進行で、いつどんな遊びをするかは自分次第。その場の子どもの人数に合わせてスタッフが流動的に持ち場を移動する感じなのです。
そういう環境だからこそ、最初は仲良しグループだけで連んでいても、いつの間にか他の人と一緒に遊んでいるし、笑いあっている。名前とか学年なんて聞くのは後回し。下手したら名前よく分からないまま、ずっと遊んでるなんてことも。
大人だったらどうかな?
ただただシンプルに遊びで繋がっている世界って、なんだか不思議だけど素敵だな。そんな風に思った2日間でした。