1月10日~11日と大洗の海の前でバス車泊してきました。(写真アルバムはこちら)
思いっきり海遊びからの、バスでの車泊。そして、次の日は早朝に起きて水平線から昇る日の出を眺めてきました。
波との追いかけごっこで、びしょ濡れになり冬の海の冷たさ、濡れたあとの空気の冷たさをひしひしと感じるのはお決まりのこと。
2匹のヤドカリでレースをしたり、透き通ったビーチグラスを探したり、バラバラ大事件の蟹で蟹パズルをしたり・・・。あちこちに打ち上がっているアメフラシ。ブニョブニョ~な感触に、紫の汁がじわ~!の様子に「キモ~い!!」。海での時間はあっという間。いくらでも遊べちゃいます。
そして、バスでの車泊に向けてみんなで準備。銀シートを窓面に張って防寒対策をし、自分たちの基地(寝床)をダンボールで作りました。
そこはやっぱり男の子!基地を作るとなると、目の色が変わります。言葉数は減り、一人ひとりが真剣な表情に。快適!とは消して言えないバス車泊ではありますが、みんなワクワクしながら就寝するのでした。
さて、今回は5人と人数は少なめでしたが、少人数ならではの良さも改めて感じることのできた2日間でした。人数が多ければ多いほどグループがいくつかに分かれ、関わりを多く持てる人と、ほとんど持たずに終わってしまう人がでてくることがしばしばあります。けれども人数が少なければ、今までに関わりが薄かった人との関係が一気に深まるチャンスに。
・・・とは言え、子どもの社会にも自然とルールができ上下関係ができ、リーダー的存在になる人が出てくるもの。
今回、未就学児は一人。一緒に遊ぶ中で最年少の子が、いいアイディアを出したりリーダーシップを取ろうとしたりする時に、年上の子どもたちの中で受け入れられない何かがあるようで、スルーされてしまうことも。年上のお兄さんたちともっともっと関わりたい男の子。様々な場面で様々な方法で、自分をPRしていきます。口を挟みたいところをグッと堪えて、子どもたちのやり取りを見守ります。・・・がんばれ!!!
そして、ついにその時が来ました。2日目の朝です。水平線から昇る日の出を拝んだあと、朝食の買い出しへ行った時のこと。どうしても、「中トロ」を食べたい子どもたちは昨日の残りのお小遣いを出し合って買うことを決めました。
・・・が、小学生4人のお小遣いでは足らないのです。
実は、今日の市場での買い物を楽しみに、昨日お小遣いをほとんど使わず大切に取っておいた最年少児。
「5人のお小遣いを合わせれば、中トロ買えるよ?」と一言。さて、みんなどうする・・・?
「よし。5人のお小遣いで買おう!」
5人のお小遣いを集めてお会計まで進んだその時・・・中トロは冷凍のため直ぐに食せないという問題に直撃し、「備長マグロ」へ変更とはなりましたが、市場のお兄さんとの「値引き」のやりとりや総額分のマグロブロックを目の前で刺身状に切ってもらったりと、市場での買い物を楽しんだ子どもたち。子どもたちが協力し合って購入したマグロを手にした時には、年下の男の子は「救世主」として、すっかり「5人の仲間」の一人となることができたのです。
一緒に遊んでいても、「メンバー」と「仲間」は全く違うもの。
悩んだり試行錯誤したりしながら関わり続け「仲間」と認められた時、今までとは全く違った関わりが生まれます。
年中児~小学6年生までの異年齢交流ができるのも、あおぞらきっずの良いところ。
人間関係も含めて、いろんなことを学んでいってほしいなぁと思います。