今日は森のようちえん「春休み」ということで、1年越しの平日の開催でした。
去年もそうでしたが平日の参加率は低く、今回は2名。
川へ行く気満々で網を持参した子がいたので、ひとまず川へGO!
人の動きを察知した魚があちこちでせわしなく動き、あっちへ逃げこっちへ逃げ…。
手始めに逃げ込んだ草陰を狙って網をガサガサっと入れ、お手本を。
すると、なんてことなく捕まる、ちっこい魚達!に混ざって、川エビも!!
簡単に捕れてしまったので、子どもたちも「よぉし!」と意気込みます。
が、なんといっても大人とは手足のリーチが短いので上手くいかず、靴を脱ぎ靴下も脱ぎ、裸足になって川の中へ入り出来るだけ近づく作戦に。
気温が高いとはいえ、ん〜!やっぱり川の水は冷たい!というより痛い!
長時間水に浸かっているとジンジンと伝わってくる冷たさに耐え切れず、出たり入ったりしながら追い込み漁をしたり中洲岩に登って草の下をガサガサっとしたりして、3人で大量の魚たちをget!
魚が大好きでずっと触れていたいという男の子も、今日はじっと我慢。
魚は人の温かい肌に長い間触れていると火傷をして早く死んでしまうことを伝え続けてきた、活動中のこの1年。
触りたい気持ちが勝って触り倒したこともありましたが、実際に弱っていく姿を目の当たりにする体験を何度もしたことで、気付き、考えられるようになったのかもしれませんね。これも一つの大きな成長です。
さて、靴を脱ぐまでの間にすっかり泥だらけになった靴は、川でお洗濯。
しぶとい泥がなかなか落ちなくて、近くにあった菜の花の葉っぱをちぎり水に濡らして、こすり落とします。
面白いくらいに綺麗になっていくことが楽しく、丁寧に丁寧に洗い落とし、最後は日干し。
洗濯って気持ちいいね、楽しいねっ♪
「そういえば、この菜の花、食べられるんだよ?」と伝えると
「本当に!?」「じゃあ、食べてみてよ!?」
ということで、手でちぎって、むしゃり!
「えー!!」
本当に食べちゃった!といった感じで顔を見合わせて驚きを隠せない二人。
「本当は茹でて、おひたしとかパスタに入れて食べると美味しいんだけどね。スーパーに売ってるよ?もう少しすると、ここから黄色い花を咲かせるんだよ〜」
なんて話すと、興味が湧いて「じゃぁ…」と口へ運ぶものの…数秒後にはペッ!!!!
やっぱり、生色は苦みが強かったようです。
今度はお家でちゃんと湯通しして食べてみてね。笑
自然の中で育っているものが食べられるということに驚く子ども達は以外と多いのです。
長岡の森でいうと、例えばヨモギやのびるもそう。
今まで、スーパーへお出かけしても気にも止めなかったであろう菜の花。
今度スーパーへ行った時には、きっと「あっ!これ原っぱに咲いていたやつだ!」と気づくでしょうし、自然の中で見つけた時には「あっ!これ食べられるやつだ!」と思い出すことでしょう。
蛙に蝶に、ふっくらとした桜の蕾、ウグイスの鳴き声。
心地良い春の陽気に自然と鼻歌を口ずさんてしまう、穏やかな春の森のようちえん1日目でした。