昨日は丸一日雨の中の「森のようちえん」で、カッパを着ての活動となりました。
11月の森の中には鳥にもつつかれずに残った渋柿がたくさんなっていて、その匂いを嗅いだり、柿お手玉をしたり、柿サッカーゲームをしたり・・・。そのままでは美味しくないと分かっている柿でもやっぱり欲しくなるもので、柿を片手に持っていつも遊んでいる川までお散歩に。
雨の川では流石に遊べないだろうな~・と、観察くらいで終わると思っていたら大間違いで・・・!
手に持っていた柿を川へ投げ入れて何をしだすかと思ったら、流れに乗った柿を追いかける子どもたち。勢いに乗って流れていく柿のスピードはとても早くて、それを喜んで追いかける追いかける!!!
それにしても、柿って浮くんですね!流されていく様子が楽しくて追いかけることに夢中になっていたけど、改めて重さがあるのに沈まないんだ・・・と、ふと疑問に。「人参は沈むけど、みかんは浮きそうだな・・・。」とか考えつつ調べたら、どうやら地上で育ったものは浮きやすく地下で育ったものは沈みやすいんだとか・・・。なるほど!
カッパを着て雨の中をお散歩だなんて、なかなかない!ってことで、てくてくお散歩していたものの、やはりカッパだけでは服も濡れるし体が冷え始める子も出てきたので、雨の影響が比較的少ない竹林へ。朝一で準備しておいたブルーシートのタープに避難しました。
ただでさえ曇空で暗いのに竹林+ブルーシートのタープで、その中は夕方のように真っ暗。でも、なんか秘密基地っぽくてワクワクする・・・!?
タープの下では、みんな絵の具遊び。
今年に入って参加人数も増え、天気も良かったこともあって川遊びがメインになっていた森のようちえんですが、いつもやんちゃに遊んでいる男の子も絵の具遊びには食いつきました。
今日の思い出を描く男の子に、テレビで覚えたという漢字を書く男の子。赤でハートを描くのはやっぱり女の子♪そして、「赤・黄・青・白」の絵の具を混ぜて遊んでいいと分かると、面白がって混ぜ始める子どもたち。意図的に作る色もあれば、無造作に混ぜてできた色に感動し、それを塗りたくってあっという間に時間は過ぎます。
今回は雨ということもあって、ちょっと地面に手を付けばあっという間に泥だらけに。けれども、そこは雨のおかげ様・・・で、汚れた手はブルーシートのタープに溜まった雨水ですすぐことができました!
便利とは到底言えない・・・必要なものが良い状態でない森の中での活動ではありますが、そんなワイルドな洗い場に目を輝かす子も。
汚れることが苦手な子、虫が苦手な子、何もない(?)森の中でどう遊んでいいか分からない子。
様々な子が、この森のようちえんに遊びに来てくれますが・・・回を重ねるごとにワイルドになっていく子どもたち。頼もしい限りです!