日中暖かい日が次第に増えてきて残りのスキーの季節もあとわずかとなってきました。
シーズンはじめの頃は自分の足に馴染まず歩くのもたどたどしかったスキー板
今ではすっかり乗りこなし、転んでも自分で立てるようになりました。
転んだ子を助けてあげる子もいたりと協力しあう余裕が出来てきました。
スキーの技術も上達が目覚ましく、前回まで真っ直ぐしか滑れなかった初心者の子が上手にコントロールして行きたい方向に進めるようになりました。
「もう1人で大丈夫だよ!!」とスキーを始めたばっかりの頃には「もう出来ないよー」と言っていたのがウソのように自信満々の顔を見せてくれました。
上級者の子は一番急な斜面でも板を揃えてキレイなターンを描けるようになり、大人顔負けの滑りを見せてくれました。
シーズン終盤に入ってきてそれぞれに成長が感じられるレッスンとなりました。
子ども
安心してください 雪ありますから
今日は3連休最終日に行われる「スノーシュー&エアボード」の下見に行ってきました。
暖冬ということで、あちこちで「雪が無い!」とのことで心配でしたが・・・
「安心してください!雪ありますから!!」
結論から言うと、例年のような大雪には恵まれていませんが、雪で遊ぶには十分な雪があります。
ただ、スノーシューを履いて歩くほどの降雪量ではないので、「スノーハイキング&エアーボード」としての開催となりまそうです。
それにしても、さすが「奥日光・湯元」。
パウダースノー天国!!!
雪合戦をしようと、いくら手の中で握っても固まらない!!!
雪玉合戦というより、粉雪合戦。
量こそ少ないけれど、雪の質の良さは完全保証いたします!!!
兎や鹿、野ねずみなどの足跡を見つけてはその行先を突き止めていくと、川へ辿り着き「ここで水を飲んだんだろうなぁ」と想像したり、また別の足跡は細い倒木の上を通っていたので「こんな大きな足跡の生き物がこんな幅の狭い丸太の上を通っただなんて、すごいバランス感覚!」と驚いたり・・・。
その他にも、遠くから聞こえるキツツキのドラミングの音や鹿が食べた草の痕、木の幹に残る熊の爪痕
などなど・・・森の中には動物たちの生活の証をたくさん見つけることができます。
もちろん、斜面ではお楽しみの一つでもあるエアーボードも楽しむことができました!
要は、遊び方次第。
前日、当日と雪の予報もあるので、それにも期待しつつ、当日は「雪の森」を思いっきり冒険できたらなぁ~と思っています。
自分に出来ることは?個々が輝く「力を合わせて作る冒険キャンプ」
週末は「力を合わせて作る冒険キャンプ」へ行ってきました。
寝袋持参、冬のキャンプということで、みんな大きく膨れ上がったリュックを背負っての出発です。
今回の参加者は年上は小学4年生、年下が年長児、最大5学年違う者が集まり、一緒に2日間過ごしました。
事前に郵送した「しおり」に記載した地図を頼りに電車を乗り継ぎ(JR日光線から東武日光線へ)、宇都宮から鬼怒川の宿泊施設まで歩いて行くということ、寝床を選びしっかりと防寒対策を行うこと、夜から翌日の昼までの計3食のメニューを決めて作るということが今回の大きな課題となりました。
地図を赤ペンでなぞっで予習をしてきた男の子は、行き帰りともに常に先頭に立ち道路の標識(国道の番号)や目印の建物などを確認しながら案内役を努め、最初「そういうのは面倒くさいから誰かやって!」と他人任せにしていた男の子はそんな年上の子の姿に引き込まれ、その子が困っていると一緒になって考え、いつの間にか重要な案内役のひとりとなっていました。
道中、廃墟の中を覗いて色んな妄想をしてヒンヤリしたり猿を見つけて草むらの中まで追いかけたり、松ぼっくりや木の実を拾ったり、足湯に浸かったり・・・。重い荷物を背負っての移動は決して楽なものではありませんが、こうやってちょっとした楽しみを所々で見つけては表情が明るくなり、さっきまでの疲れが嘘のように元気になるのでした。
しかし、後半になると年齢や体の大きさ、体力によるペースの差が大きく出始めます。体力のある子たちはどんどん先へと進んでしまい、疲れ果てペースが落ちている子はお構いなし!といった事態に。常にその時一番大変な人を考えペースを合わせていくことも一緒に行動するうえで大切であることを伝えると、行動を改め、距離感を考えて歩いたり、荷物が重そうな子のリュックを持ち上げて少しでも楽になるようにとサポートしたり、できることを自ら考えて行動を取る子どもたちでした。
さて、施設に着くなりそれぞれが寝床を決めて準備を始めます。
安定のプレハブ小屋か、なかなかできない?バスでの車泊か、冬のテント泊か・・・!?
自分の寝床(基地)を作ることは楽しみのひとつのようで、ここは、「自分にもできる!」と低学年の子どもたちも高学年に倣って積極的に参加します。大きなダンボールを持ち運び防寒対策をしたり、テント設営を行ったり・・・重いリュックから解放され、生き生きと準備を進めていました。
お食事ミーティングでは、やはり年上の女の子が指揮をとり始めます。
何が食べたいか、そしてそれを作るためには何を買ってこなくてはならないか?
なかなか決まらない中、挙手を求めみんなが積極的に参加できるよう進めます。
しかし、まさかキャンプでハンバーグを作ることになるとは・・・!そして、そんな豪華な夕食の翌朝の質素さと言ったら・・・!笑
料理となったら飛びつくのはやはり女の子。キッチンにしっかりと張り付き、順序よく進めていきます。
肉をこねこねこねこね、いつまでもこねこねこねこね。
男の子達も、玉ねぎを切ったり人参をすりおろしたり、自分ができそうなことに参加しました。
出来上がったハンバーグは表面焦げ焦げ!でしたが、やっぱり自分たち作ったものは最高のご馳走!
美味しい!美味しい!と頬張り「おかわり!」。みんな完食。ごちそうさまでした!
色々ありすぎて書ききれない充実した2日間。
自分たちで作り上げていくということは、それだけ話し合いの時間や作り上げていくための時間がかかるということ。
他人任せではなく、関わりあうということ。
決めたことに責任をもって取り組み、その結果を受け入れるということ。
協力し合えばその分お楽しみの時間も増えるし、しなければその分時間に追われた楽しみの少ない時間となる。
終わってみれば、この2日間で子どもたちから文句の声がなかったのも、それを分かっていてその時々を真剣に過ごしていたからではないかな?
なんとなくぎこちなく、なんとなくよそよそしかったお隣さんと共に出発した初日。
関わり合い、助け合うことでぐっと縮まる距離。
最初抱いていた不安はどこへ!?
自分に出来ることはなんだろう?それぞれが積極的にキャンプに参加することで、仲間と共に濃い時間を過ごせたのではないかな?と思います。
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冬の森の冒険 12月森のようちえん
12月の森のようちえんは、霜で原っぱが真っ白になるような寒さの中、「寒い!」とダウンを着込み、フードを耳までスッポリと被って、更には袖の中へ手を引っ込めて出発となりました。
寒いの!?じゃぁ、体を動かして温まろう!
と丘を駆け上がりみんなを待つも、反応は薄め・・・。いつもなら我先に道をゆく子どもたちが、冬の外遊びに不安と戸惑いを隠せない様子でした。
けれども、そんなのは束の間。
竹の棒と、しぶとく木にぶら下がった柿を見つけると、にんまり♪柿落としの始まりです。
長く重~い竹の棒を柿に当てると、ぼとっ!と落ちたり、柔らかくなった実が空中で爆発したり!!さっきまで不安な様子だった子も、寒そうにしていた子も、その様子に騒ぎたて、すっかり笑顔に。ひと遊び終えると「早くももちゃん(山羊)のところに行こうよ!」と、いつものペースを取り戻しました。
散策路は冬の日陰道のお陰で、霜でカチッと凍った落ち葉や畑にできたミニ霜柱を見つけることができました。太陽の光でダイヤモンドのようにキラキラと輝く葉や土を見つめ、「すごーーーい!」と感激する子どもたち。冬の到来を感じた瞬間でした。
ももちゃんのいる広場では森の整備のために竹を伐採していて、高い竹が倒れていく瞬間を間近で観察したり、倒れたばかりの新鮮な竹をモモちゃんの餌とするためにみんなで力を合わせて運んだり・・・。
そうこうしているうちに体は温まり、「暑い!」と言って服を脱ぎ出す子どもたち。長袖になるのかと思いきや、それも脱いでなんと下着1枚に!
月に一回の森のようちえんも、回を重ねるうちに顔見知りの友だちが増えてきます。
子どもたちの順応力は高いので、初めて参加する子、毎回参加する子、それぞれがそれぞれの楽しみ方で過ごしてきましたが、楽しいことをしているうちにいつのまにか一緒に遊んでいた、というような姿が多かったように感じます。
今回は、顔見知りの友だちの名前を覚えて積極的に名前を呼び会話をしようとしたり、ひとつの目的の為にみんなで協力し合ったりする姿が見られるようになりました。そして、それを達成することで芽生える仲間意識。そんなことを今まで以上に強く感じた回でした。
月に一回の開催ではありますが、こうやって四季を通して自然の中で過ごし、季節を感じながら、いつもよりもちょっぴりワイルドに冒険する仲間たちがいることで、お互いがお互いを刺激しあって育ち合っていく。青空無風の12月、下着1枚で走り回る笑顔いっぱいの男の子達を見て、「素敵だな~」と微笑ましく眺めるのでした。
全力海遊び かまくら合宿
今年も毎年恒例、鎌倉太郎プロデュースによる、かまくら合宿行ってきました。
10月なのに海!?だけど天気にも恵まれ、どっぷりと10月の海を満喫してきました!
宇都宮から葉山まで電車とバスを乗り継いでの3時間は大人でも遠い!と感じる距離。
それでも海を目の前にしただけで「来てよかったー!!」と思えるのは、大人も子どもも一緒じゃないかな!?
長旅から解放され、ようやく着いた海。昼食はさっさと済ませウェットスーツに着替えます。
早速海をめがけて走り出し、波に体当たり!
川慣れしている子どもたちは、海の水に「しょっぱーい!!」と悲鳴のような喜びの声。
泳いだり、波に揺られてみたり、堤防から飛び込んでみたりしているうちに、遊び方もどんどんハードになって、力試しが始まり・・・堤防からの落とし合いに!
水の苦手な子や様子を伺っている子は、先ずは波打ち際で水慣らしや、貝殻拾いなどを、それぞれのペースで楽しみます。
海が目新しい私たちにとって海の生き物はとても魅力的で、砂浜の様々な落し物に目を奪われます。タカラガイやサザエの貝殻に、青や緑に輝くビーチグラス。海藻の下に隠れているフナムシに、打ち上がった魚の死骸。
子どもの興味もまちまちで、タカラガイを見つければ集めている友だちに教えたり、ビーチグラスを見つければ集めている友だちに渡したり・・・そうやって自分の探し物以外も拾って、友だちとの物々交換を楽しみながらの宝物探し。そういった小さなやり取りを繰り返し、近づいていく距離感。
波乗りが楽しすぎてずっと揺られていたら、波酔いをしてしまったハプニング。
波に揉まれては目を真っ赤にして、でも、へこたれずにまた崩れる波に乗ろうと挑戦するハングリー精神大せいな子どもたち。
遊び疲れてヘトヘトになって砂浜で休憩を取るも冷たい強い風が私たちの体を冷やすけれど、実はどっぷりと海水に使っていたほうがよっぽどあったかいという、衝撃の事実!
気がついたら太陽が随分と傾いていて、夕日と水面に輝く夕焼け色がとてもキレイで「わー!きれい!」と子どもたちでした。
2日目は楽しみにしていた子どもも多い、魚釣り。
今年は磯釣りに挑戦!
磯の岩の間に見え隠れする小さなハゼに餌を落とし込むのですが、なんせハゼが小さい!比例して口も小さいものだから、餌をしっかりと食わないと釣り上がらないので、焦りは禁物!じっと待つ忍耐力が勝負の鍵となりました。一人やめ、二人やめ・・・最後に残ったのは、やはり女の子たちでした。
男の子は?というと、あっちで見つけた大きなカニに、こっちで見つけたヤドカリに、そっちで見つけたギンポ。それらを天然水族館(磯だまり)に飼い慣らして、触ったり観察したりを楽しんでいました。また、別の場所では、ヒジキの仲間の海藻やウニをたくさん拾って集めて、お店屋さんごっこ。「ウニは1個5000円ね!」「社長を決めよう!で、○○は、アルバイトね」なんて、ボッタクリ価格の会社が設立。捕りたてのひじきを口にして、海のしょっぱさとシャキシャキとする食感を楽しんでいました。
そして、今年もいました。ドラえもん方式で、押し入れで寝た子。
朝起きて「本当に押し入れで寝ちゃった!」と目をキラキラさせて喜ぶ姿。
思い出をあげたらきりがなくて、夜の散歩で見つけた半魚人の化石に、朝の散歩で見た澄んだ遠くの空に映える富士山。
いつもの川ガキ!も楽しいけれど、やっぱり海もいい!
思いっきり体を動かして遊んだ1日目、じっくりと海の生き物と関わった2日目。
体で感じた楽しさあり、目で見た自然の感動あり!
あっという間の素敵な2日間でした!
釣りガキ日誌 カジカ釣り。10月だけど思いっきり川遊び
今回の釣りガキはアウトドアショップ【WILD-1】の高橋さんを講師に招いてのカジカ釣りでした。
「カジカ」は魚+秋で「鰍」と書きますが、さてどんな魚でしょう!?
「魚は魚でしょ!?」と、きっとオーソドックスなスタイルを想像していた参加者たち。魚釣りと言うくらいだから、釣り方もオーソドックスな釣り方を想像していたのではないかな?
しかし準備を進めていくにつれ、様子が変わっていきます。釣竿に吊るす糸はたったの2・3cm程。そして渡されたのは、水中を覗くタコメガネ(水中メガネ箱)・・・。高橋さんはメガネで水中を覗き、言葉を続けます。
「石と石の小さな隙間にカジカが隠れているから、タコメガネで覗いてその穴に餌のイクラを押し込んでいくと釣れるぞ!」
一人一人タコメガネ越しにカジカ探しのコツを教えたら、結局どんな魚!?ってことも想像にお任せのままで釣り開始。釣った分だけお昼ご飯!ということで、みんな意気込みます。
ところで、あおぞらきっずのプログラムには年会員と単発での一般参加者とがいます。回を重ねることで顔なじみになる子もいれば、初めて顔を合わせる顔もある。
ともなると、だいたい最初のうちは知っている者同士で会話が盛り上がり、初めての子はじっと静かに様子見を・・・といった感じ。
今回もそんな感じのまま釣りが始まりました。
けれども、溶け込む瞬間、仲間になる瞬間というのは訪れてくるものです。
今回もそうでした。それは、釣りを始めて少し経ってからのこと。
「釣れたー!!!」大きな歓声を上げて、一番最初に釣り上げたのは年上の男の子。
「すげー!!」「どれ!?」みんなが駆け寄って、カジカを眺めます。
「うぁ!これがカジカ!?面白い形!」「どこで釣ったの?」「一緒に釣ろうよ!?」一気に盛り上がり、みんなのやる気が更にUP!
カジカを釣り上げた男の子は、実はあおぞらきっずへの参加がまだ数回のため、様子を伺いながら控えめに過ごしていました。
いつどこで、どんな形で芽生えるか分からない仲間意識。
そんな、一気に距離が縮まる瞬間に居合わせて、そっと見守れる時、いつも微笑ましく幸せな気持ちでいっぱいになります。
午前中、6人で釣れたカジカは9匹。いっぱい釣れればいっぱい食べられるであろうカジカは子どもたちとSTAFFと1匹ずつ頂いて、残りのひとつは食べたい人でじゃんけん争奪戦。
始めて口にするカジカに「美味しい!!!」と、子どもたちも文字通り目を丸く。
おにぎりと野菜の味噌汁と鰍の素揚げ1匹。
おにぎりを焚き火で少し温めて、子どもが作った温かい味噌汁を何度もおかわり。
決して量が多くはないけれど釣った魚をその場で頂く、この上ない贅沢です。
そして、昼食後はお土産釣り。
こんなに美味しい魚なら、持って帰ろう!と意気込む中高学年とは反対に、なかなか釣れず集中が切れる低中学年。
釣竿を河原においてどうするのかな?と思ったら、流れの速い浅瀬に腹ばいになって泳ぎ始めました。お腹に石が当たってが体をぼこぼこ言わせながらのウォータースライダー!
これは面白いぞ!・・・でも、寒そう!!思いっきり遊んだあと体冷えるかな?と心配して焚き火の準備に取り掛かったものの
「全然寒くない!!思いっきり体動かしてるから、暑いくらいだよ!」
心配は無用だったようです。
最後は高学年の子たちとも釣り道具のタコメガネで水かけ合戦!
カジカ釣り、美味しいカジカも頂いて、11月の川の水遊びも存分に楽しんで。
みんないい笑顔で帰って行きました。
来年は、真夏の暑い日に川ガキ&釣りガキでやりたいな♪
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夜の森におじゃましまーす
みなさんは夜の森に入ったことはありますか?
一昨日、あおぞらきっずでは宇都宮にある夜の森へ行ってきました。
夏の夜、森というと「よ~し!カブトムシを見つけるぞ!」と意気込みたくなるのはもちろん!・・・ですが、これから入る森に今回のプログラムのために人為的に用意した仕掛けは全くありません。
自然そのまんま。なので、お目当ての昆虫が見つかるとは限りません。
でも、夜の森に入るってだけで、ドキドキしませんか!?
そんなドキドキを胸に、小さなステキ!をいっぱい見つけて感じてこよう!というのが今回のテーマであり、出発前にみんなにも伝えたことでした。
夕方まだ明るいうちに集まり、森の中を歩いていくうちに徐々に暗くなっていく森の中。みんなポツポツとヘッドライトをつけ始めます。
そうすると見えてくるのは蜘蛛の巣。
普段は気づかずに引っかかったりすると「うわぁ~。やられた~。」と凹んでしまいがちですが、暗闇の中で光に照らされた蜘蛛の巣のなんと綺麗なこと!芸術とも言えるような糸の張り巡らせ方に子どもも・・・というよりも、大人たちが見入ってしまいます。
朽木を割ってみると中から沢山の蟻たちが慌てて卵を抱えて逃げ始めました。
「蟻って木の中にも巣を作るんだー!」
沢山の人達が、新たな発見をして、びっくりの様子でした。
地面にはセミが出てきたであろう小さな穴があちこちにあり、��待して木の幹をぐるっと見回せばカマドウマにゴキブリばかり!!!
・・・こんなもんです。
最後、樹液がプンプン漂う木へたどり着くと、いました!
カブトムシのメスにコクガワタが数匹。
警戒心の強いクワガタは木の隙間に隠れて出てこようとせず。そんなクワガタをアッチからコッチから角度を変えてみて、ギザギザの顎が見えた時には、今まで以上の笑顔が子どもたちの顔に広がりました。
カブトムシやクワガタってお店で売ってたりもするけれど、森の中で本物の樹液を吸って生活をしている姿を見ることは、もしかするとそうないかもしれません。静かでとても素敵な世界です。
いきなり夜の森へ行くのが不安な方は、まずは昼間の森を楽しんでみるのも一つです。
普段とは違った樹液の匂いがプンプンを漂ってきたら、昆虫がいるサイン!
ただ、樹液がある所にはスズメバチも必ずいますので、特に昼間は要注意!対処法などを事前に確認しましょう。
対処法は「スズメバチ絶対に知っておきたい8のこと」をご覧ください。
何が危険かということも事前に調べておけば、そのリスクは軽減することはできます。
夏休み、海に川に森に・・・自然とうまく付き合って、自然をめいいっぱい楽しみましょう!
天然のウォータースラーダーを満喫 HAPPYキャニオニング
一昨日は鬼怒川でキャニオニングをしてきました。
キャニオニング?なにそれ?という方も、プールにあるウォータースライダーなら滑ったことはあるはず!!沢の中の自然の地形を利用して、天然のウォータースライダーを楽しもうというのが、キャニオニングです。
もともと川のアクティビティを得意とするNAOC。通常は小学生以上のキャニオニングもnaocあおぞらきっずなら、特別に年中児から。年に一度の贅沢です。
普段は子どものみの参加が多いあおぞらきっずですが、鬼怒川でのアクティビティは親子で楽しんでいただきます。
午前は年中児~2年生までを中心とする家族が、午後は3年生~の小学生家族が参加。ライフジャケットを着ることが初めての子もいるのでまずは水に慣れ、ライフジャケットに慣れるところから。本流よりも冷たい沢水がじわじわと体の中に入っていくと、喜びのような悲鳴のような声が!!!?
滑り台のように滑ったり、うつ伏せでアンパンマンスタイルで滑ったり、二人で連結して滑ったり!!!更には度胸試して、空を見上げながら頭から滑ることも!!!
一昨日は天気にも恵まれたので、どれだけ水に浸かって遊んでいても気持ちいいくらい。絶好の川日和でした。低学年コースは同じ場所で繰り返しウォータースライダーをすることを中心に楽しみ、中学年コースは長い距離を歩き様々なウォータースライダーを様々なスタイルで滑ることを中心に楽しみました。
それにしても、みんなワイルド!!!そして遊ぶことに対して貪欲!とっても素敵なことね♪
8月はグレードアップして、沢登り。滝を登ったり、滝壺へダイブ!もあり!!!
まだまだ夏は始まったばかりです。
チャリ旅 ツール・ド・NIKKO KAIDO
昨日はチャリ旅!「ツール・ド・NIKKO KAIDO」でした。
今回挑んだのは1~6年生までの小学生男女17名。
あおぞらきっず自体が初めての子もいれば、20kmのチャリ旅で自信をつけてステップアップで参加してきた子、80kmのチャリ旅を完走しつつも距離なんてカンケーない!と楽しむチャリ旅愛好家など様々です。
今回は日光二荒山神社から宇都宮城址公園までの40km。
世界遺産にも登録されている地ですから、歴史的建造物や古い建物、日光杉並木の巨木など、普段の景色とはまた違った景色を楽しみながらの走行となりました。
巨木を見ては「この木はいつからあるんだろうね?」「50年前とかじゃない?」「えーーー!もっとでしょ!?500年とか?」と言う会話が広がり、紫陽花を見つけては「青色だ!次はピンク!・・・紫!・・・白!」「・・・白って珍しいねー。あまり見たことないかも!」という会話が広がります。ちょっと寄り道をした荒牧りんご園付近では、青い小さなりんごが新鮮だった様子で、その付近に落ちていた梅の実には「桃みたいな甘い匂いがするー!」とにんまり笑う子どもたち。
スタートし始めは漕ぎ進むことで精一杯の子どもも、慣れてくると周りの景色に目を向ける余裕が生まれてきます。
そこで、いろんな事に気づき始めます。
きっと白い紫陽花も身近にあるかもしれない。でもそれは、景色の一部として埋もれてしまっているのかもしれません。
そんな何気ない普段の景色や四季ある自然を身近に感じながら楽しめるのがチャリ旅なのかなと思います。
自転車の街とは言えども、きっと大人でも自転車で遠出することは、そうあることではないかもしれません。
そもそも車社会の今、わざわざ時間をかけて自転車で遠出することなんてなかなかないでしょうし、昔に比べたら交通量も増え安心して自転車で走れるのか心配なところもあります。それを、小学生が自転車で20km~80kmの旅をするのですから!
それはもう、子どもたちにとっては大冒険なんだと思います。
自分の生活圏内・・・友だちの家やお使いで行くスーパーよりも更に遠くへ飛び出していったり、反対に今回のように遠くの地から自分たちの生活圏内へ戻ってきたり。
長時間サドルにまたがることで感じる内腿やお尻の違和感や痛みに耐えながら漕ぎ続けるペダル、慣れない下り坂で思いっきりブレーキをかけ続けて疲れきった指、車道に近いところを自転車で走る時のとてつもない緊張感。
途中で自転車ごと転んでしまったり、雨に降られてカッパを着て走行したり、体力の限界で自転車から降りて歩いたりすることもあります。
誰かが怪我をすればそれを心配し回復を待ち、誰かが疲れ果てればそのペースに合わせて走行する。
「自分のペース」で走れずに、きつい言葉を言ってしまうのも、言われてしまうのも通る道。
でも、少しずつ気がつき始めます。高学年と低学年では車輪の大きさもひとこぎで進む距離も、そして何よりも体力が全く違うということ、でも、目指すところはみんな一緒ということを。
最近では、みんな温かいです。その時一番大変な人にペースを合わせるというのが浸透してきている。
そして、ただ待つのではなく楽しみながら待てるから、「早く!」とか「遅い!」とか、そういうギスギスした感じにならない。
何かあっても仲間が待っててくれる、勇気づけてくれる!
だから、きっと1年生も不安な子も諦めない!
仲間と一緒だからこそ、景色や楽しい時間はもちろん、辛いことも共感し合って、励ましあい、がんばることができるのだと思います。
そんな経験をした子が大きくなって、今度は温かく見守る、待つ側になっていくんだろうな~なんて思ったり。
そして、自分の体を動かし苦労して進んだ先のゴールでは、とてつもない達成感、そしてやりきったという自信、今まで以上の「仲間感」が湧き上がってきます。
初めて会った友だちも、次会った時にはきっと「この前一緒にチャリ旅やったよねー」と時間の共有の思い出から始まるのでしょうね。
秘密の沢遊び
昨日は「秘密の滝探し」改め「秘密の沢遊び」をしてきました。
「滝探し」を楽しみにしていた子どもたちも多かったのですが、実は下見の時点でいつもの「秘密の滝」が良い条件で見られないことが判明しました。ニュースでも流れているように、今年はびっくりするくらいの晴天続きで雨が全くと言っていいほど降っていません。苦労して歩いて行った先に現れた滝が「滝・・・?」では切なすぎるね、ということで、直前まで大雨が降ることを切願していたものの、その思いは届かなかったため代案「秘密の沢遊び」に変更し、子どもたちにはその旨を伝えた上で出発しました。
自然の中に入っていくということで、様々な注意点がありました。
まず、林道では山側は崖崩れの場所も多く谷川は急な崖となっているため両端は通らずに歩くこと。
そして、自然の中=動物たちの住処にお邪魔するということ=クマや鹿などに遭遇する可能性もあるということ。
なので、存在をアピールするためにおしゃべりをしながら行くことと、単独行動は避け必ずスタッフとともに行動することなどなど・・・。
森の中ではたくさんの動物の宝物・落し物!に出会いました。
鳥のさえずりに、鹿の糞。そして、大きな熊穴を見るために、急な山肌も登りました。狭い道なき道を斜めに登り進むのはスリリング!
しっかりと踏み込まないと足元が滑るため、なかなか進めない子も。高さもあるため、ますます進めなくなるものの慎重に慎重に登り進み、なんとか全員見ることができました!
沢へ降りてから、まず子どもたちがしたことは、沢の石でダムを作って自分たちの飲み物を冷やすこと。
最初の遊びがこれだなんて!!!あおぞらきっずたち、生きる知恵がしっかりと備わってます!
ダム作りから今度は石で人工的に激流作りをしてペットボトルを流して追いかけて遊びます。
そのうち、沢遊びだけでなく沢にかかった倒木を渡ってみたり、蔓のでターザンごっこやブランコをしてみたり、急斜面にロープを垂らして15m位の高さを登ってみたり・・・好きなことを好きなだけ!
川を渡り歩り歩きながらの帰り道には、なんと鹿の骨にも遭遇!!!
そして、最後の最後には・・・ウェットスーツも水着も着てなかったけど、やっぱりみんなビッショリに!
水の掛け合いだけのつもりが・・・川相撲!
滝は見に行くことはできなかったけれど、釣り人ぐらいしか入って行かないような自然の中に一歩踏み入れて一日過ごすことができました。
きっと緊張もあったでしょうが、今までとは全く違った景色も楽しめたことと思います。
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