連休中日もチャリ旅。
本来であれば先週末行う予定だった「チャリ旅!秋の景色と秋の味覚を楽しもう」が、台風の影響で今日に変更になり、参加者は元の半分とかなり少人数となりましたが、みんなが密に関わり合いながら活動を行うことができたように思います。
今回は長岡百穴から10kmの道のりを3時間で北上し、荒牧りんご農園を目指すというもの。
かなりゆったりペースなので、途中の遊び時間もかなり充実しました。
街路樹ではかりんの樹を見つけ、初めて見る子は、「これ何ー!?」と不思議そう。確かに…かりんってスーパーでは見かけないかもしれませんね。
知っている子は「お薬の代わりになるんだよね。」「風邪引いた時に良いやつだ!」と拾い集めます。
また、走行中にはあちこちで綺麗に紅葉しているイチョウの木も発見しました。
「近くまで行こうよ!」と進むと、「臭いー!!」。気付いた時には既に遅し…タイヤも靴底も銀杏の被害に…!
そんなこんなを楽しんでいる子と落ち込んでいる子。楽しんでいる子と「ギンナン爆弾!」と投げ合いを始めると、いつの間にかみんなでみんなに伝染し…結果、自分の手が臭くなるという自爆に最後みんな落ち込むという…!!
ゆったりペースとはいえ、コース後半は短い急な上り坂下り坂が現れて…それに悪戦苦闘する1年生が。
登りきることができず、自転車から降りて押し歩きする姿を見て、先に行った年上の子が「大丈夫?」と戻ってきて、後ろから押してサポートする姿も見られました。
年齢も違えば、車輪の大きさだって、体力だって、自転車スキルだって全然違います。
仲間が大変な時、困っている時に、さっと手を差し伸べられるのって、とっても素敵ですね。
ゴールのりんご園に近づくと、木々のあちこちに真っ赤に実ったりんごが!それを見つけた子どもたちからは大きな歓声が。
なんだか、風に乗ってりんごの甘い香りもするような!?
荒牧りんご農園では、着くなり旬のりんご「紅葉」と「光琳」の試食を。
待ってました!と子どもたちの目も輝きます。しっかりと味見をしたら、特別な2個をどう取るか(1つずつ採るかか、気に入った方を2個採るか)決めて、りんごの採り方を教わったら、早速りんご畑へ。
りんごは手に届くところにもたくさんあるのに、2個限定!となると、みんなの目も厳しくなります。
「一番大きいのを探そう!」と脚立にまで登って、手を伸ばして見つけた「お気に入り」は、きっとスーパーとは違った捥ぎたてのみずみずしい美味しさを今頃味わっているのでしょう。
そのあとは、アップルパイにはもってこい!の「紅玉」という品種でのアウトドアプチアップルパイ作り。
男の子グループと女の子グループに分かれてスタートです。
きっちりと話し合いと確認をしながら役割分担をし、レシピ通りに正確に進めていく女の子。
とにかく、できるだけ数をたくさん作ろう!と、レシピよりも生地を倍以上に小さく分割する男の子。
そして、最後まで集中して作り終える女の子と、全員ではないけれど途中で飽き始める男の子…。
この違い!!面白いですね。
みんなで協力して作ったアップルパイ、お味の方は!?
最初火が強かったこともあり少し焦がしてしまい…「次の分はもっと綺麗に焼くからね!」なんていうと、「アウトドア料理はこんなもんでしょ!」「こういう経験ができたとこ自体が大切なことだから、大丈夫!」と、女の子たちに逆に励まされたり。笑
そう!そうなのだけれど、一生懸命作ったものを自分たちで焦がして、私たちがそう言うともかく、預かって焼いていたのだから罪悪感…だったのですが、心の広い子どもたちに救われたのでした。
しかし、「待ってました!」と食べてはみたものの、温かいリンゴが得意ではなかった!と、1個で「ごちそうさま」の子もいましたが…。(残念!)
焦げ付いたものの、フニャッとまだ生地が柔らかいもの、ちょうどいい具合のもの。お家のオーブンでは作れないような手作り感満載なアップルパイは、「美味しい!」「甘い!」と2個3個とお代わりし、みんなで完食することができました!
ごちそうさまでした!
「りんご」はりんごでしかなかった今まで。
今日はりんごにはいろんな種類があり、味も違うことを発見し「りんご博士」になった1日でした。