快晴の気持ち良いお天気の中naocあおぞらきっず初めてのチャリ旅が開催できました。
あおぞらきっずの中でも特に人気のプログラム中の一つが自分の力で自転車を漕いで街を冒険していく「チャリ旅」。
距離が長いものだと100㎞を越えるものや、2泊3日ずっと自転車を漕ぎっぱなしのものもあるのですが、今回は参加者全員が初めて。清原工業団地のテクノ桜公園から宇都宮城址公園を目指す12㎞のチャリ旅です。
「どんなお友だちがいるのかな?」、「ちゃんと完走できるのかな?」ドキドキ、ワクワクのちょっと緊張した顔が朝の集合時間に見られました。
チャリ旅を開催する時は必ず出発前に安全についての説明を行います。ブレーキのかけ方、信号待ちの順番、追い越し禁止など。大人数で道路を走るためスタッフは子どもたちの安全に配慮していますが、自転車を漕ぐ本人たちにも自分の安全に意識が向くように説明をしています。
スタートして下り坂、上り坂を越えると見えてくるのが鬼怒川。川にかかる長い橋を通っていると、「ここ車で来たことある!」、「自転車で通るのは初めて!」子どもたちにとってはいつも車で通る景色とは違って見えたことでしょう。
初めて会った友達でもチャリ旅を通じて一緒に自転車を漕いでいるとぐっと距離が縮まり仲良しの仲間になりました。
「小学校どこなの?何年生?」「何て呼べばいいかな?」休憩時間のたびにお互いに質問タイム。会話がはずむとチャリ旅もさらに楽しくなります。
中には小学校も学年も一緒で隣のクラスだけど話をしたのは今日は初めてなんて子も。チャリ旅をきっかけに新しい友達の輪が広がっていくのは素敵ですね。
宇都宮の街中に入ると「ここぼくのの家だ!」、「あのお店行ったことがある。」自分たちの知っている地元に戻ってきたようで嬉しそうに案内をしています。
地元の人たちから「ガンバレー!!」と応援メッセージをもらうのが嬉しくて自分から「こんにちは!」と自分から挨拶していました。車だと通りすぎてしまう人たちと関わる時間が出来るのは自転車の楽しさの一つかもしれません。
田川に寄って最後の休憩。その予定だったのですが、あまりの暑さに水遊びを始めるきっず達。「冷たくて気持ちいい!」「そこに虫がいるよ。魚も見えた。」虫をみんなで観察していると「これはヒゲナガカワトビケラだね。」と普段から水生昆虫好きの子による生き物解説が始まりました。「家に持って帰って育てよう。」大事に袋に入れて持って帰りました。
チャリ旅中もゴールした時も「もっとスピード早くして!」、「全然疲れていないからもっと長くてもいいよ。30㎞くらい!」と、体力のある子ども達はまだまだ余裕がある様子。あおぞらきっずのチャリ旅は宇都宮から東京や海まで行く長距離のものもあります。
新しいこと、やってみたいことにnaocあおぞらきっずでどんどんチャレンジしていこう。
週末
2日間滑りまくりのスキーキャンプ!!
早いもので今シーズンのnaocあおぞらきっずスキー教室は今日が最終日です。
初心者で初めて板を履くという子も、何年も滑っているベテランの子も、今シーズンもたくさんのきっず達とスキー場に遊びにいきました。
最終日はいつもの行き慣れたエーデルワイスを離れ、福島県南会津にあるだいくらスキー場にお泊まり。
南会津は奥会津とも呼ばれこの時期も雪の量は安定しています。
あおぞらきっずのスキー教室は年齢も経験も様々。
上級者の滑れるチームは数えきれないほどリフトに乗って滑ってを繰り返していました。
練習を重ねるにつれてどんどん速くなるスピード。「ちょっとこわいな」ってヒヤヒヤしながら滑っていたのが気が付くとスピードにも慣れてきます。
早くなっても自分で板をコントロール出来ることが分かってくると、「限界にチャレンジ!」と言わんばかりの滑りを見せてくれました。
初心者チームの目標は「みんなと一緒に滑りたい」
リフトに乗れるようになると軽快に飛ばしている上級者チームが見えてきます。
「あんな風に滑れるようになりたい!」目標が具体的にあるとやる気もアップ!
最終日の午後には上級者チームと一緒に滑れるタイミングがあり、全員で滑ることができました。
「もっと足を開いて」、「前を見て」、「ゆっくりでいいんだよ」
子どもたちのアドバイスは的確でまさに『上級者』
スキー教室の回数を重ねて滑る技術の上達だけでなく、気配りの心も養われているのは嬉しいですね。
あおぞらきっずのスキー教室は今回で終了です。また来年も雪が降ってスキーシーズンが来るのを楽しみに待っていてください。
冒険の旅で待っているワクワクの何か
花の季節です。宇都宮ではあちこちで梅の花が目を楽しませてくれています。
梅・桃・桜…と「花」繋がりで、ふと昔の一場面を思い出し幸せな気持ちでいっぱいになったので、思い出ブログ。
それは、今日よりも少し前の年の、今日よりも少し先の4月のある日。
あおぞらきっずたちと自転車で宇都宮から筑波山を目指す(2日間で55km)旅の途中で、あちこちに咲く菜の花が目を楽しませてくれました。
もちろん休憩の時も周りには菜の花がたくさんあって、そうだ!と思って「これ、食べられるんだよ」と伝えてみると、「マジで!?」「え?本当に?」「これ、スーパーで売ってるやつ!?」なんて盛り上がり、「じゃぁ、夕食で食べよう!」と目をキラキラさせながらカゴいっぱいに詰め込んで宿を目指しました。
「花」は心を晴れやかにしてくれる。それは男の子も女の子も変わらないのですね。
しかし、果たしてこんなに食べられるのかな…?
ふっくらと詰め込んだ菜の花も、宿に着く頃にはしんなりと見た目も半分ほどに。
菜の花の献立は「お風呂会議」で天ぷらとお浸しにしようと決定しました。
必要な材料を買い足しにスーパーへ行きながら、まさか今日揚げ物をすることになるだなんて!とおかしくなって笑いがこみ上げてきました。
出来上がった2品は「おいしい!」「もっと食べたい!」と、あっという間に完食。
自分たちの手で摘んだものって、やっぱり特別なんですね。
そして、冒険の旅って何が起こるか分からない。だから、より楽しい!
4月の「チャリ旅 筑波山を目指せ!」も、またこの季節。
あの頃のきっずたちはみんな高学年。
今回はどんなストーリーを作り出していくのかな?今から楽しみです。
山のドキドキ洞窟探険隊
先週土曜日はチャレンジ登山でした。
岩場のロープと洞窟がもれなく付いてくる洞窟探検コースということで、スタート前から張り切る子どもたち。
「よし!これから楽しく登ろう!」という気持ちをへし折られてしまいそうなほどのスタートして間もない直登の急な上り坂にも、「疲れた!」なんて言葉ひとつ言うことなく前へ前へ進む姿からも、そこへ行く期待の大きさが伺えました。
一つ目の坂を登りつめてふと振り返って見た景色は、いつの間にか小さくそして広く、子どもたちも見とれ、ただただ「すごーい!」の連発。
見晴らしの良い尾根歩きの道中では、片隅に小さく残った残雪で雪合戦したり、松ぼっくりを拾ったりして楽しみます。その中にはボロボロに削れた松ぼっくりがあって、「あっ!これね、リスかムササビが食べた後だよ!エビフライに似てるでしょ!?これが証拠」と、今回のリーダーの男の子がすかさず説明します。
その後も、火山活動についてや石の種類の説明などがあり、すっかりみんなの物知り博士に。みんな何かを拾うたびに、リーダーに「ねぇ、これは何?」「これは?」と聞きに行って、リーダーもすっかり得意げに。
ところどころ「本当に?」っていう説明もあったけれど…面白いから聞き流し、そのやり取りを見守ります。
知識は正しく持っておくことに越したことはありませんが、それはタイミングとして今ではないかなと。こうやって仲間を信頼して頼って育ちあっていく姿というのは、それ以上のもので、とても頼もしく微笑ましく思えるのでした。
そして、ようやく現れた更に急な岩場では、ロープを握った自分の拳と自分で選んで置いた足場を頼りに、一人ずつしっかりと登っていきます。一気に引き締まる表情。不安定な環境のもとではみんな真剣です。
無事に登り終えてようやく見つけた洞窟には、子ども達のテンションもMAXに!
リュックを背負ったまま狭い洞窟へ足早に入っていったものの、想像以上の長い洞窟に、途中で引き返してきて戻ってくる子どもたち。ライトを持って、リスタート。
明るい洞窟にすっかり安心して、みんなで行ったり来たり他の出口を見つけて顔を出してみたり。
2つ目の洞窟はさらに真っ暗で、ライトを点けずにどこまでいけるか試そう!と、じゃんけんで負けた順に並んで洞窟に入ることに。
みんなぎゅっと体を寄せ合って、じりじりと奥に…けれどもやっぱり怖かったのか、間も無く点灯。すると「ウギャーーーー!!!」、みんなの叫び声とともに、我先にと出口に走り出す子どもたち。
「こんなに大きいゲジゲジがいた!」「天井にめちゃくちゃたくさんいたよね!」と大騒ぎ!そんなハプニングも楽しかったようで、「じゃぁ、次は誰が先頭でいく?」などと盛り上がって、子ども同士の中も一気にぐっと深まりました。
見晴らしの良い尾根で「ヤッホー」と叫んだら「ヤッホー」返しをしてくれて、山頂で別の山頂にいる人に手を振ったら、手を振り返してくれた。
そして、ヤッホーしてくれたおばさんがおやつをくれて、子どもたちもおやつ返し。
しばしの間、団欒を楽しみます。
自然の中で思いっきり遊んで、一期一会の人との出会いも楽しんで…
「登山って楽しいんだね!」「来てよかったー」と終始笑顔の子どもたち。
今回はそれぞれが知らない者同士だったチャレンジ登山。様子を伺いながら向かった行きの車が嘘のように、会話と笑い声が絶えない帰りの車の中となりました。
色鮮やかな紅葉が散れば、真っ白な雪のシーズンの到来です。
エアーボードにスノーシュー、スキー教室と、冬もあおぞらきっずで心温かく過ごしましょう♪
初めてのご参加、お一人様のご参加、一般でのご参加も大歓迎!
お子様のご参加、お待ちしております!
自然の発見がいっぱいのチャリ旅
先日行った宇都宮のチャリ旅に続き、今回は鹿沼での「はじめてのチャリ旅」開催となりました。
全長約12km。街中、田んぼ道、坂道、川沿いありと非常に変化に富んだコース設定になっているので、良さそうなポイントを見つけて遊びながらゴールを目指していきます。
朝の集合の段階できっず達は和気あいあい。皆に聞いてみると学校、習い事のお友達と誘いあっての参加が多かったようです。緊張せずにいたのはいつものお友達と一緒と言う安心感からでした。
今回は鹿沼の地元にある自転車屋さんでもある大倉ホンダさん、穂苅さんにご協力頂きスタート前の車両点検、子ども達との並走をお手伝いしてもらいました。さすがは自転車のプロ!!参加者全員分の空気圧、ギア、ブレーキ、サドルのチェックをあっという間に行います。
さらに特別にスタッフ用の自転車もレンタルして頂きました。『Tokyo bike』軽くておしゃれなクロスバイクです。いつものマイチャリから乗り換えてスタッフ達の気分もウキウキ。
秋晴れの暖かい陽気だったので着こんだジャンバーを脱いで薄着になる子がちらほら、暑すぎてTシャツになる強者まで現れました。心地のよい風を感じながら自転車を走らせるのはとっても気持ちがいい。
田んぼ道は道草スポットがいっぱい。休憩もかねてチャリを降りると自然の遊び場が広がっています。
用水路にはタニシに似た貝の仲間でもあるカワニナが!!ホタルの大好物でもあるカワニナが多いと言うことは梅雨の時期になると綺麗なホタルが見られる穴場ポイントになるのです。
その他にもカエル、バッタ、イナゴと沢山の生き物が隠れていました。
途中で謎の野菜を発見!「キャベツ?レタス?白菜?」普段食卓に並んでいる野菜とは少し違ったようで皆で討論会が始まりました。
お昼は中間ポイントの赤石橋。橋の下でそれぞれにお気に入りの石を椅子の代わりにしてお弁当を食べました。
食べ終わるとすぐに川遊びタイムに突入。水の冷たさに耐えながら裸足で川を渡りレース。苔に覆われた川底の石はかなり滑りやすくて、慎重に一歩一歩進んでいって行ったはずが何人かはドボン!パンツまでびしょ濡れになってしまいました。
naocあおぞらきっずのチャリ旅はただ自転車を走らせるだけではありま��ん。寄り道の中で見つけた、生き物との触れあい、その時期にしか見ることのできない景色。たくさんの自然に対する気付きが隠れています。1人1人の興味、関心に寄り添った遊びを自転車を通してお届けしていきます。
自然の発見がいっぱいのチャリ旅
先日行った宇都宮のチャリ旅に続き、今回は鹿沼での「はじめてのチャリ旅」開催となりました。
全長約12km。街中、田んぼ道、坂道、川沿いありと非常に変化に富んだコース設定になっているので、良さそうなポイントを見つけて遊びながらゴールを目指していきます。
朝の集合の段階できっず達は和気あいあい。皆に聞いてみると学校、習い事のお友達と誘いあっての参加が多かったようです。緊張せずにいたのはいつものお友達と一緒と言う安心感からでした。
今回は鹿沼の地元にある自転車屋さんでもある大倉ホンダさん、穂苅さんにご協力頂きスタート前の車両点検、子ども達との並走をお手伝いしてもらいました。さすがは自転車のプロ!!参加者全員分の空気圧、ギア、ブレーキ、サドルのチェックをあっという間に行います。
さらに特別にスタッフ用の自転車もレンタルして頂きました。『Tokyo bike』軽くておしゃれなクロスバイクです。いつものマイチャリから乗り換えてスタッフ達の気分もウキウキ。
秋晴れの暖かい陽気だったので着こんだジャンバーを脱いで薄着になる子がちらほら、暑すぎてTシャツになる強者まで現れました。心地のよい風を感じながら自転車を走らせるのはとっても気持ちがいい。
田んぼ道は道草スポットがいっぱい。休憩もかねてチャリを降りると自然の遊び場が広がっています。
用水路にはタニシに似た貝の仲間でもあるカワニナが!!ホタルの大好物でもあるカワニナが多いと言うことは梅雨の時期になると綺麗なホタルが見られる穴場ポイントになるのです。
その他にもカエル、バッタ、イナゴと沢山の生き物が隠れていました。
途中で謎の野菜を発見!「キャベツ?レタス?白菜?」普段食卓に並んでいる野菜とは少し違ったようで皆で討論会が始まりました。
お昼は中間ポイントの赤石橋。橋の下でそれぞれにお気に入りの石を椅子の代わりにしてお弁当を食べました。
食べ終わるとすぐに川遊びタイムに突入。水の冷たさに耐えながら裸足で川を渡りレース。苔に覆われた川底の石はかなり滑りやすくて、慎重に一歩一歩進んでいって行ったはずが何人かはドボン!パンツまでびしょ濡れになってしまいました。
naocあおぞらきっずのチャリ旅はただ自転車を走らせるだけではありま��ん。寄り道の中で見つけた、生き物との触れあい、その時期にしか見ることのできない景色。たくさんの自然に対する気付きが隠れています。1人1人の興味、関心に寄り添った遊びを自転車を通してお届けしていきます。
初めてのチャリ旅 新しい仲間との冒険
今日は「はじめてのチャリ旅」。初めてチャリ旅に参加する子どもたちのためのプログラムでした。
通常だと1日20kmから長いものだと泊りがけで海までだったり、100kmを越えて宇都宮~東京までだったりと長距離のプログラムもあります。「いきなりそんなに長い距離にチャレンジするのは難しいな」という方のために今回は12kmのチャリ旅。集まってきた子どもたちは、やる気満々!!
まずは、学年・身長順に並んで、ブレーキのかけ方の確認や順番を抜かさないこと、1列になって走ることを約束し、出発!!
自転車に乗ってゆっくり日光街道を走っていると、切り株、いちょう、紅葉と、普段車に乗っている時には気付かなかった景色が見えてきます。
途中で立ち寄った神社で皆でチャリ旅の無事を祈ってお参りに。神社の管理をしている方に「子ども達がお参りに来てくれるなんて珍しい!気をつけていってらっしゃい。」と暖かい声援を頂きました。また、宇都宮の街の人は心優しい方が多くて「ガンバレー!」「どこまでいくの?すごいねー」とたくさんの方に声をかけてもらいました。
漕ぎ疲れてきたら自転車を止めて、ちょっと休憩。かと思いきや、体力が有り余っているきっず達は木の実を集めて投げ合いがはじまりました。くっつき虫を集めたり何気ない自然の中に楽しみを見つけるのは子ども達は上手ですね。
銀杏の実がたくさん落ちているところでは「自転車に臭いがつくから」と言う理由で押して歩いたり(靴で踏んでるけど気にならないのかな)。
ランチはタイムは百穴の岩の上。それぞれにお気に入りの場所を見つけてお弁当を食べました。食べ終わると休憩もなく忍者ごっこ。今日はじめて会ったとは思えない仲の良さで打ち解けあっていました。一緒にペダルを漕いでいると仲間意識が出来るのでしょう。
後半になり慣れてくると自転車に乗りながら「君何小学校?」「僕の家この近くだよ!」と、回りの景色を見ながらおしゃべりも楽しめるようになりました。
全員無事にゴールに到着すると「まだ余裕だよ!」「もっと長くても出来るよね」と、早速次に向けてやる気を見せているきっず達。
自転車は子ども達が自分の力で移動することが出来る唯一の乗り物です。
少しずつ距離を伸ばして50km、100kmと進んでいって「自分ってこんなにスゴいんだ!」「やれば出来る!!」と、自信につながる思い出を増やしていきたいです。
初めてのチャリ旅 新しい仲間との冒険
今日は「はじめてのチャリ旅」。初めてチャリ旅に参加する子どもたちのためのプログラムでした。
通常だと1日20kmから長いものだと泊りがけで海までだったり、100kmを越えて宇都宮~東京までだったりと長距離のプログラムもあります。「いきなりそんなに長い距離にチャレンジするのは難しいな」という方のために今回は12kmのチャリ旅。集まってきた子どもたちは、やる気満々!!
まずは、学年・身長順に並んで、ブレーキのかけ方の確認や順番を抜かさないこと、1列になって走ることを約束し、出発!!
自転車に乗ってゆっくり日光街道を走っていると、切り株、いちょう、紅葉と、普段車に乗っている時には気付かなかった景色が見えてきます。
途中で立ち寄った神社で皆でチャリ旅の無事を祈ってお参りに。神社の管理をしている方に「子ども達がお参りに来てくれるなんて珍しい!気をつけていってらっしゃい。」と暖かい声援を頂きました。また、宇都宮の街の人は心優しい方が多くて「ガンバレー!」「どこまでいくの?すごいねー」とたくさんの方に声をかけてもらいました。
漕ぎ疲れてきたら自転車を止めて、ちょっと休憩。かと思いきや、体力が有り余っているきっず達は木の実を集めて投げ合いがはじまりました。くっつき虫を集めたり何気ない自然の中に楽しみを見つけるのは子ども達は上手ですね。
銀杏の実がたくさん落ちているところでは「自転車に臭いがつくから」と言う理由で押して歩いたり(靴で踏んでるけど気にならないのかな)。
ランチはタイムは百穴の岩の上。それぞれにお気に入りの場所を見つけてお弁当を食べました。食べ終わると休憩もなく忍者ごっこ。今日はじめて会ったとは思えない仲の良さで打ち解けあっていました。一緒にペダルを漕いでいると仲間意識が出来るのでしょう。
後半になり慣れてくると自転車に乗りながら「君何小学校?」「僕の家この近くだよ!」と、回りの景色を見ながらおしゃべりも楽しめるようになりました。
全員無事にゴールに到着すると「まだ余裕だよ!」「もっと長くても出来るよね」と、早速次に向けてやる気を見せているきっず達。
自転車は子ども達が自分の力で移動することが出来る唯一の乗り物です。
少しずつ距離を伸ばして50km、100kmと進んでいって「自分ってこんなにスゴいんだ!」「やれば出来る!!」と、自信につながる思い出を増やしていきたいです。
真剣に遊んでいる時、子ども達は最高に輝いている。かまくら合宿を終えて
今年の鎌倉太郎さんプロデュースによる「かまくら合宿」は、数年ぶり!?の晴れのテント泊となりました。
海で海水浴=夏休みでしょ!?
と、思ってしまう海なし県の栃木っ子にはびっくりの10月の開催ですが、なんと気温も高く1日目は水着のみで海水浴楽しめちゃいました!
お決まりの波乗りに、釣り、貝殻探に砂玉合戦などなど…。
ずーっと海の中で遊んでいる子もいれば、ずーっと釣りを楽しんでいる子もいて、活動中はいつでも好きな遊びに変更可能な、まさに好きなことを好きなだけ楽しめちゃう贅沢な2日間。
だから、いつもは兄弟や学校で会う友だちと一緒に遊ぶことの多かった子たちも、いつの間にか「初めまして」の友だちと遊んでいて、いつの間にか仲良くなっているでのす。
さて、海といえば激しく楽しめるのが波乗りなのかもしれませんが、今回はちょっと陸の活動に目を向けてみようと思います。
海水浴を一通り楽しんだ後のこと、海中の砂を掬い上げると沢山の小さな2枚貝を発見しました。
「小さいね!かわいいね!」などと見ていたら、なんとムクムクっと動き出し縦になって、あっという間に砂の中に潜ってしまったのです。子どもの小指なんかよりもずっと小さい貝にもちゃんと生き物が住んでいるだなんて…これには発見した子もびっくり!で、もう貝の虜となって黙々と砂を掘って探す探す。
見つけては砂の中へ戻っていく様子を繰り返し眺めて楽しむ男の子たち。
そのうち小さな巻貝も見つけて、その中にはヤドカリが住んでいることを発見。
観察を続けていくうちに、一度捕まえてハサミ・顔を隠したヤドカリは水中へ戻すと顔を出し始めることに気づいたようです。
これらの発見は周りの友だちの興味も大きく引きつけ、いつの間にか大人数での遊びに発展。
それぞれが集めた貝たちの素敵な砂浜水族館ができ、それを取り囲んでみんなでじっくり観察を楽しんでいるのでした。
さぁ、砂浜から離れた河口ではハゼ釣りを楽しむ子どもたちが。
たくさん足のついた、切っても切ってもニョロニョロと動く「イソメ」という生き物を自分の手でちぎって針に刺すところから始まります。去年までは「気持ち悪い」とエサ付けはスタッフに頼りきりだった女の子、今年は自分でつけられるようになっていました。逞しくなったものです。
目の前の見える魚に向かって勢い良く針を落とす度に逃げられてしまう低学年の男の子たちに、石影にそっと降ろしつつ少し竿を動かして反応を見る経験者たち。
誰かが釣れると「すごい!」とみんな集まって喜びを共有し、「よしっ!自分も」と更に気合が入ります。
釣れない子は釣れる子の様子を見て学び、場所を変えたり釣り方を変えてみたり…。
釣りの最中はいたって静かで、みんな自分の竿先に集中してる。個人戦。
カニばかり釣り上げてしまう男の子に、「スズキ」の子どもを釣り上げる「鈴木」さんちの子ども。
小さなフグはツンツン!といじれば、プク〜っと膨れ上がる大きなお腹。
そんな面白さに笑いが湧く。
お目当のハゼはというと、例年のものよりもはるかに大きい10〜15cm級のものばかり。
自分たちでナイフで頭、内臓を落として油で揚げて、おやつtime♪
自分たちの手で釣り上げた魚の美味しいこと!なんとか確保できた1人1匹と、残りの数個もジャンケン争奪戦であっという間に完食。ご馳走様でした!
友だちと一緒とか、元気いっぱいにとか、たくさん笑ってとかだけが「遊び」=「楽しい」ではなくて
ヤドカリが顔やハサミを出す瞬間や砂に潜る瞬間を眺める時の観察力とものすごい集中力
フグをからかって楽しむ、満ち溢れた好奇心
大きなハサミを持つカニを持ち上げる時のドキドキ感
試行錯誤と忍耐を重ねて魚を釣り上げた時の達成感
真剣に遊びに向き合っている時、子どもたちの表情はドキッとするくらいキラキラと輝いていて、たまらなく愛おしい。
それは、動の遊びのみならず静の遊びも同様で、そんな一人ひとりの時間を大切にしていきたい。
あおぞらきっずはその思いを今までもこれからも大切に、冒険活動及び森のようちえん活動を行っていきたいと思っています。
木に冬を感じ、土に太陽の暖かさを感じる
今日の森のようちえんは、子どもたちとの相談&じゃんけんの結果、森遊び→川遊びの順に。
さぁ、出発!と原っぱを歩き始めてすぐに木を見上げる男の子。
私にはすぐにどうしてか分かりました。
「どうしたの?」と確認のため聞くと「柿が全然ない!」
ブニョブニョになりながらも木にしぶとく残っていた柿を竹の棒でつつき「竹爆弾!」と落として遊んだ12月を思い出していたのです。「本当だ!」それを聞いて、みんなも周りを見渡し始めます。
「こっちの木にあった柿もないよ?」「なんだか前と違う森みたいだね」「…本当だ。」
葉も実もなくなった冬の木々と空を見上げる子どもたち。
花が咲いたり霜が降りたりと目の前に見える物で感じる季節感もあれば、あったものがなくなることで気付く季節感もあります。でも、目の前の「ある」ことに気付くことは簡単ですが、「ない」ことに気づくのは少し難しいことかもしれません。
それに気づいて空を見上げたほんの少しの時間、なんとも言えない不思議な空気が漂いました。
そして、葉や木の実が無くなって見えたのは青く広い空。いつか季節が変わって木々の葉が生い茂った時に、ふと冬の見晴らしの良い空を思い出したりするのかな?
さて、「森のようちえん」で様子をうかがっているのは最初のうちだけ。
急な坂を登れないと言った女の子は最初一緒に手を繋いで登りましたが、両手をついて登れば登れるんだよと教えると、早速手のひらを地面に。「葉っぱがあったかい。」太陽に照らされて暖まった芝や土の温もりを感じ、にっこり。その瞬間、緊張がほぐれ、自分の力で登ることを楽しみ始めました。
その坂を何度も行き来したことがある子どもたちは、一気に駆け下りることを楽しみ、更には友だちとレースをし始めました。
竹林の中では、倒れた竹ばかりで足の踏み場を探しながら歩かなくてはならないようなところを歩いてみたり、急な坂を竹にしがみつきながら登ってみたり降りてみたり…。
いつもの道を通ればスムーズなのに…足場が悪くて転んだり擦り傷を作りながらも、敢えてそこを通りたがります。
大きなリスクに繋がらないようにだけ見守りつつ、そこは「好きなことを好きなだけ」!
子どもたちは、「ちょっと難しそう!」とか「ちょっと危険かも!?」といったドキドキが大好き!
そして、こういう時の子どもたちの顔はいつになく真剣です。
できた時の喜びは大きく、できたことが自分を信じることにも繋がります。そして、それは次の挑戦へも繋がります。
大人からしてみればそんなに大きな冒険でも挑戦でもないかもしれませんが、子どもたちのこの一つ一つの「やってみたい」を大切にしたいなと思っています。