快晴の気持ち良いお天気の中naocあおぞらきっず初めてのチャリ旅が開催できました。
あおぞらきっずの中でも特に人気のプログラム中の一つが自分の力で自転車を漕いで街を冒険していく「チャリ旅」。
距離が長いものだと100㎞を越えるものや、2泊3日ずっと自転車を漕ぎっぱなしのものもあるのですが、今回は参加者全員が初めて。清原工業団地のテクノ桜公園から宇都宮城址公園を目指す12㎞のチャリ旅です。
「どんなお友だちがいるのかな?」、「ちゃんと完走できるのかな?」ドキドキ、ワクワクのちょっと緊張した顔が朝の集合時間に見られました。
チャリ旅を開催する時は必ず出発前に安全についての説明を行います。ブレーキのかけ方、信号待ちの順番、追い越し禁止など。大人数で道路を走るためスタッフは子どもたちの安全に配慮していますが、自転車を漕ぐ本人たちにも自分の安全に意識が向くように説明をしています。
スタートして下り坂、上り坂を越えると見えてくるのが鬼怒川。川にかかる長い橋を通っていると、「ここ車で来たことある!」、「自転車で通るのは初めて!」子どもたちにとってはいつも車で通る景色とは違って見えたことでしょう。
初めて会った友達でもチャリ旅を通じて一緒に自転車を漕いでいるとぐっと距離が縮まり仲良しの仲間になりました。
「小学校どこなの?何年生?」「何て呼べばいいかな?」休憩時間のたびにお互いに質問タイム。会話がはずむとチャリ旅もさらに楽しくなります。
中には小学校も学年も一緒で隣のクラスだけど話をしたのは今日は初めてなんて子も。チャリ旅をきっかけに新しい友達の輪が広がっていくのは素敵ですね。
宇都宮の街中に入ると「ここぼくのの家だ!」、「あのお店行ったことがある。」自分たちの知っている地元に戻ってきたようで嬉しそうに案内をしています。
地元の人たちから「ガンバレー!!」と応援メッセージをもらうのが嬉しくて自分から「こんにちは!」と自分から挨拶していました。車だと通りすぎてしまう人たちと関わる時間が出来るのは自転車の楽しさの一つかもしれません。
田川に寄って最後の休憩。その予定だったのですが、あまりの暑さに水遊びを始めるきっず達。「冷たくて気持ちいい!」「そこに虫がいるよ。魚も見えた。」虫をみんなで観察していると「これはヒゲナガカワトビケラだね。」と普段から水生昆虫好きの子による生き物解説が始まりました。「家に持って帰って育てよう。」大事に袋に入れて持って帰りました。
チャリ旅中もゴールした時も「もっとスピード早くして!」、「全然疲れていないからもっと長くてもいいよ。30㎞くらい!」と、体力のある子ども達はまだまだ余裕がある様子。あおぞらきっずのチャリ旅は宇都宮から東京や海まで行く長距離のものもあります。
新しいこと、やってみたいことにnaocあおぞらきっずでどんどんチャレンジしていこう。
自転車
自然の発見がいっぱいのチャリ旅
先日行った宇都宮のチャリ旅に続き、今回は鹿沼での「はじめてのチャリ旅」開催となりました。
全長約12km。街中、田んぼ道、坂道、川沿いありと非常に変化に富んだコース設定になっているので、良さそうなポイントを見つけて遊びながらゴールを目指していきます。
朝の集合の段階できっず達は和気あいあい。皆に聞いてみると学校、習い事のお友達と誘いあっての参加が多かったようです。緊張せずにいたのはいつものお友達と一緒と言う安心感からでした。
今回は鹿沼の地元にある自転車屋さんでもある大倉ホンダさん、穂苅さんにご協力頂きスタート前の車両点検、子ども達との並走をお手伝いしてもらいました。さすがは自転車のプロ!!参加者全員分の空気圧、ギア、ブレーキ、サドルのチェックをあっという間に行います。
さらに特別にスタッフ用の自転車もレンタルして頂きました。『Tokyo bike』軽くておしゃれなクロスバイクです。いつものマイチャリから乗り換えてスタッフ達の気分もウキウキ。
秋晴れの暖かい陽気だったので着こんだジャンバーを脱いで薄着になる子がちらほら、暑すぎてTシャツになる強者まで現れました。心地のよい風を感じながら自転車を走らせるのはとっても気持ちがいい。
田んぼ道は道草スポットがいっぱい。休憩もかねてチャリを降りると自然の遊び場が広がっています。
用水路にはタニシに似た貝の仲間でもあるカワニナが!!ホタルの大好物でもあるカワニナが多いと言うことは梅雨の時期になると綺麗なホタルが見られる穴場ポイントになるのです。
その他にもカエル、バッタ、イナゴと沢山の生き物が隠れていました。
途中で謎の野菜を発見!「キャベツ?レタス?白菜?」普段食卓に並んでいる野菜とは少し違ったようで皆で討論会が始まりました。
お昼は中間ポイントの赤石橋。橋の下でそれぞれにお気に入りの石を椅子の代わりにしてお弁当を食べました。
食べ終わるとすぐに川遊びタイムに突入。水の冷たさに耐えながら裸足で川を渡りレース。苔に覆われた川底の石はかなり滑りやすくて、慎重に一歩一歩進んでいって行ったはずが何人かはドボン!パンツまでびしょ濡れになってしまいました。
naocあおぞらきっずのチャリ旅はただ自転車を走らせるだけではありま��ん。寄り道の中で見つけた、生き物との触れあい、その時期にしか見ることのできない景色。たくさんの自然に対する気付きが隠れています。1人1人の興味、関心に寄り添った遊びを自転車を通してお届けしていきます。
自然の発見がいっぱいのチャリ旅
先日行った宇都宮のチャリ旅に続き、今回は鹿沼での「はじめてのチャリ旅」開催となりました。
全長約12km。街中、田んぼ道、坂道、川沿いありと非常に変化に富んだコース設定になっているので、良さそうなポイントを見つけて遊びながらゴールを目指していきます。
朝の集合の段階できっず達は和気あいあい。皆に聞いてみると学校、習い事のお友達と誘いあっての参加が多かったようです。緊張せずにいたのはいつものお友達と一緒と言う安心感からでした。
今回は鹿沼の地元にある自転車屋さんでもある大倉ホンダさん、穂苅さんにご協力頂きスタート前の車両点検、子ども達との並走をお手伝いしてもらいました。さすがは自転車のプロ!!参加者全員分の空気圧、ギア、ブレーキ、サドルのチェックをあっという間に行います。
さらに特別にスタッフ用の自転車もレンタルして頂きました。『Tokyo bike』軽くておしゃれなクロスバイクです。いつものマイチャリから乗り換えてスタッフ達の気分もウキウキ。
秋晴れの暖かい陽気だったので着こんだジャンバーを脱いで薄着になる子がちらほら、暑すぎてTシャツになる強者まで現れました。心地のよい風を感じながら自転車を走らせるのはとっても気持ちがいい。
田んぼ道は道草スポットがいっぱい。休憩もかねてチャリを降りると自然の遊び場が広がっています。
用水路にはタニシに似た貝の仲間でもあるカワニナが!!ホタルの大好物でもあるカワニナが多いと言うことは梅雨の時期になると綺麗なホタルが見られる穴場ポイントになるのです。
その他にもカエル、バッタ、イナゴと沢山の生き物が隠れていました。
途中で謎の野菜を発見!「キャベツ?レタス?白菜?」普段食卓に並んでいる野菜とは少し違ったようで皆で討論会が始まりました。
お昼は中間ポイントの赤石橋。橋の下でそれぞれにお気に入りの石を椅子の代わりにしてお弁当を食べました。
食べ終わるとすぐに川遊びタイムに突入。水の冷たさに耐えながら裸足で川を渡りレース。苔に覆われた川底の石はかなり滑りやすくて、慎重に一歩一歩進んでいって行ったはずが何人かはドボン!パンツまでびしょ濡れになってしまいました。
naocあおぞらきっずのチャリ旅はただ自転車を走らせるだけではありま��ん。寄り道の中で見つけた、生き物との触れあい、その時期にしか見ることのできない景色。たくさんの自然に対する気付きが隠れています。1人1人の興味、関心に寄り添った遊びを自転車を通してお届けしていきます。
初めてのチャリ旅 新しい仲間との冒険
今日は「はじめてのチャリ旅」。初めてチャリ旅に参加する子どもたちのためのプログラムでした。
通常だと1日20kmから長いものだと泊りがけで海までだったり、100kmを越えて宇都宮~東京までだったりと長距離のプログラムもあります。「いきなりそんなに長い距離にチャレンジするのは難しいな」という方のために今回は12kmのチャリ旅。集まってきた子どもたちは、やる気満々!!
まずは、学年・身長順に並んで、ブレーキのかけ方の確認や順番を抜かさないこと、1列になって走ることを約束し、出発!!
自転車に乗ってゆっくり日光街道を走っていると、切り株、いちょう、紅葉と、普段車に乗っている時には気付かなかった景色が見えてきます。
途中で立ち寄った神社で皆でチャリ旅の無事を祈ってお参りに。神社の管理をしている方に「子ども達がお参りに来てくれるなんて珍しい!気をつけていってらっしゃい。」と暖かい声援を頂きました。また、宇都宮の街の人は心優しい方が多くて「ガンバレー!」「どこまでいくの?すごいねー」とたくさんの方に声をかけてもらいました。
漕ぎ疲れてきたら自転車を止めて、ちょっと休憩。かと思いきや、体力が有り余っているきっず達は木の実を集めて投げ合いがはじまりました。くっつき虫を集めたり何気ない自然の中に楽しみを見つけるのは子ども達は上手ですね。
銀杏の実がたくさん落ちているところでは「自転車に臭いがつくから」と言う理由で押して歩いたり(靴で踏んでるけど気にならないのかな)。
ランチはタイムは百穴の岩の上。それぞれにお気に入りの場所を見つけてお弁当を食べました。食べ終わると休憩もなく忍者ごっこ。今日はじめて会ったとは思えない仲の良さで打ち解けあっていました。一緒にペダルを漕いでいると仲間意識が出来るのでしょう。
後半になり慣れてくると自転車に乗りながら「君何小学校?」「僕の家この近くだよ!」と、回りの景色を見ながらおしゃべりも楽しめるようになりました。
全員無事にゴールに到着すると「まだ余裕だよ!」「もっと長くても出来るよね」と、早速次に向けてやる気を見せているきっず達。
自転車は子ども達が自分の力で移動することが出来る唯一の乗り物です。
少しずつ距離を伸ばして50km、100kmと進んでいって「自分ってこんなにスゴいんだ!」「やれば出来る!!」と、自信につながる思い出を増やしていきたいです。
初めてのチャリ旅 新しい仲間との冒険
今日は「はじめてのチャリ旅」。初めてチャリ旅に参加する子どもたちのためのプログラムでした。
通常だと1日20kmから長いものだと泊りがけで海までだったり、100kmを越えて宇都宮~東京までだったりと長距離のプログラムもあります。「いきなりそんなに長い距離にチャレンジするのは難しいな」という方のために今回は12kmのチャリ旅。集まってきた子どもたちは、やる気満々!!
まずは、学年・身長順に並んで、ブレーキのかけ方の確認や順番を抜かさないこと、1列になって走ることを約束し、出発!!
自転車に乗ってゆっくり日光街道を走っていると、切り株、いちょう、紅葉と、普段車に乗っている時には気付かなかった景色が見えてきます。
途中で立ち寄った神社で皆でチャリ旅の無事を祈ってお参りに。神社の管理をしている方に「子ども達がお参りに来てくれるなんて珍しい!気をつけていってらっしゃい。」と暖かい声援を頂きました。また、宇都宮の街の人は心優しい方が多くて「ガンバレー!」「どこまでいくの?すごいねー」とたくさんの方に声をかけてもらいました。
漕ぎ疲れてきたら自転車を止めて、ちょっと休憩。かと思いきや、体力が有り余っているきっず達は木の実を集めて投げ合いがはじまりました。くっつき虫を集めたり何気ない自然の中に楽しみを見つけるのは子ども達は上手ですね。
銀杏の実がたくさん落ちているところでは「自転車に臭いがつくから」と言う理由で押して歩いたり(靴で踏んでるけど気にならないのかな)。
ランチはタイムは百穴の岩の上。それぞれにお気に入りの場所を見つけてお弁当を食べました。食べ終わると休憩もなく忍者ごっこ。今日はじめて会ったとは思えない仲の良さで打ち解けあっていました。一緒にペダルを漕いでいると仲間意識が出来るのでしょう。
後半になり慣れてくると自転車に乗りながら「君何小学校?」「僕の家この近くだよ!」と、回りの景色を見ながらおしゃべりも楽しめるようになりました。
全員無事にゴールに到着すると「まだ余裕だよ!」「もっと長くても出来るよね」と、早速次に向けてやる気を見せているきっず達。
自転車は子ども達が自分の力で移動することが出来る唯一の乗り物です。
少しずつ距離を伸ばして50km、100kmと進んでいって「自分ってこんなにスゴいんだ!」「やれば出来る!!」と、自信につながる思い出を増やしていきたいです。
初めてのチャリ旅12km無事完走しました
今日は「はじめてのチャリ旅」でした。
名の通り、初めてチャリ旅に参加する子どもたちのためのプログラム。
今までのプログラムは最短距離20kmの山道ありのコースだったので、参加させたいけど・・・うちの子にできるかしら?そんな心配の声も。
そして生まれた企画が今回の下り12kmのチャリ旅。集まってきた子どもたちは、やる気満々!!そして、びっくりなことに今回は全員男の子でした。
さて、学年・身長順に並んで、ブレーキのかけ方の確認や順番を抜かさないこと、1列になって走ることを約束し、出発!スタートしたばかりは漕ぐことで精一杯なのは毎回のことで、少し慣れてくるとようやく前後の友だちとの会話や周りの景色を楽しむ余裕が生まれてきます。
どこの学校に行ったるだとか、この木はなんの木だとか。
日光街道では車道よりも高い位置にある道を走り、車が走っている様子を上から眺めたのもなかなかない体験。もう一つ、日光街道の走行の面白いところは小さな下り坂&登りさかがあること。その度にみんなのテンションが上がり、坂を駆け下りたスピードのまま加速して一気に駆け上る。これが面白くて盛り上がる!
そして、田舎道では畑仕事をしているおじさんに里芋の茎が食べられることを教えてもらったり、途中の休憩ポイントでは長~い蛇の死骸を見つけ、ニョロニョロとした柔らかそうな蛇でもしっかりと細かい骨がぎっしりと詰まっていることにみんな目を丸くしてました。
漕ぎ疲れてきたら自転車を止めて、ちょっと休憩。しっかり休むかと思いきや休憩時は休憩時で楽しみがあって、みんなで戦いごっこ!お腹いっぱいでも別腹があるように、「疲れたー」にも元気の空き枠があるのでしょうね。
途中動物園からチラっと見えた馬に「見えたー!」と指差し喜んだり、原っぱでたくさんのくっつき虫(雑草の種)がくっついて足がチクチクして痛い思いをしたり、銀杏の香りで臭い臭い言いながら急いで通り過ぎたり・・・12kmを走る中でも色んなストーリーがあって、思い返そうとするとまだまだ出てきそう。
道草しながらのゆったり12kmのチャリ旅はみんな無事に完走!
ちょっと「辛い」とか「疲れた」って思うことでも、仲間と一緒ならがんばれる!そして、目標を達成した時の子どもたちの顔と言ったら・・・やりきった自信に満ち溢れてキラキラと輝いていました。
それにしても、最近は毎年恒例の20kmや40kmの日帰りプログラムから、50kmや80kmの泊りがけプログラムと距離を伸ばしてきて、チャレンジャーたちも自転車に慣れてきていたけど・・・今回はほとんどの子が1年生&初チャリ旅。みんな小さな体で一生懸命ペダルを漕いで、小さな車輪を転がし進んでていく。あおぞらきっずでチャリ旅を初めてやった遠いあの日のことが、懐かしく思い出されました。今、60km、80kmとをこなし、来年100kmに挑戦しようとしている子どもたちも、こんな時があったんだよな~と。みんな歳を重ね、回を重ね・・・強くたくましくなっています!きっと、この子達も数年後には100kmのチャリ旅挑戦しちゃうのかな!?
初めての夜チャリ 秋の夜長楽しんできました
昨日はあおぞらきっず初の試み「夜のチャリ旅!」でした。
いつもなら朝に集合する仲間たちが夕方になってから集まる今回は、それだけで不思議な感じがして最初からみんなテンション高め。
夕食の用意を自分たちのリュックに入れて持ち運ぶのですが、重いガス、美味しくて軽いマシュマロに、かさばるパン・・・みんなどんな風に役割分担するのかな?と思って観察していたら、意外とあっさり。
「俺、これ持っていくよ!」「これ入るから、持っていくね!これも、入る!」「じゃぁ、私はこれ!」。
分担したものを詰め込むと、スカスカだったリュックはあっという間にパンパンに!自分たちに必要な荷物を詰め込むのも楽しみの一つだったようで、夜の大冒険にワクワクし笑顔で出発!!!
前から来る歩行者や後ろから追い越してくる自転車、そして車道の車にも注意を払いながらの走行は、かなり緊張もの。
人通りの多い大通りから、どんどん人気のない方へ進んできます。
少しずつ薄暗くなっていく空がピンク色に染まっていく様子を楽しんで「うわぁ!きれいー!」と見入る子どもたち。
原っぱに咲いている花を見つけては摘んで自転車やヘルメットにカスタム。
イチョウの木の前ではほのかに銀杏が香って「変な匂いー!でもこれが、秋の匂いってやつ!?」なんて言ってみたり・・・。
サイクリングロードに到着すると、聞こえてくる虫の声。う~ん、秋だね~♪
男の子女の子関係なく、夕焼け空や花のある景色を楽しみながらの往路。
目的地の川原では、暗闇の中の焚き火と橋のライトとで過ごしました。
ホットドックの準備も、焚き火の準備も自分たちで。
数年前まで人任せだった子どもたちも、人の役に立つことに喜びを感じ自分が出来ることを進んで行って、もてなそうとする姿に大きな成長を感じてほっこりしたひと時でした。
贅沢な夕食の時間もあっという間、復路は全く同じ道を戻りますが、今度は本格的に夜の走行。ヘッドライトでしっかりと自分の行先を照らしながら進みます。
途中のサイクリングロードでは、一旦足を休めライトも消して真っ暗に。
遠くに宇都宮の街の明かりが見え、随分遠くまで来たのだな~と、遠く見つめる子どもたち。さぁ、明るい街を目指して帰りもがんばろう!と意気込みます。
それでもやっぱり、明かりのない静かな雰囲気に飲まれ、「なんだか怖い・・・」と不安を口にする女の子。
真っ暗な分、道路の溝や段差に気づきにくく、往路よりも苦戦する男の子。
急がず焦らずゆっくりと・・・。
そして、ゴール!!!
保護者の姿を見つけると一気に緊張が緩み、さっきまでの疲れも緊張もほぐれた様子が見て取れました。
よく、がんばったね!
自転車は子ども自身の力で行動できる最大の武器。
そんな自転車で仲間と共に夜の冒険に出るって、やっぱりそれだけでドキドキな大冒険ですよね。
いつものチャリ旅、いつもの宿泊プログラムの夜時間とは違った夜を過ごせたのではないかな?
秋の夜チャリ・・・最高に気持ちいい!!オススメです!
チャリ旅 ツール・ド・NIKKO KAIDO
昨日はチャリ旅!「ツール・ド・NIKKO KAIDO」でした。
今回挑んだのは1~6年生までの小学生男女17名。
あおぞらきっず自体が初めての子もいれば、20kmのチャリ旅で自信をつけてステップアップで参加してきた子、80kmのチャリ旅を完走しつつも距離なんてカンケーない!と楽しむチャリ旅愛好家など様々です。
今回は日光二荒山神社から宇都宮城址公園までの40km。
世界遺産にも登録されている地ですから、歴史的建造物や古い建物、日光杉並木の巨木など、普段の景色とはまた違った景色を楽しみながらの走行となりました。
巨木を見ては「この木はいつからあるんだろうね?」「50年前とかじゃない?」「えーーー!もっとでしょ!?500年とか?」と言う会話が広がり、紫陽花を見つけては「青色だ!次はピンク!・・・紫!・・・白!」「・・・白って珍しいねー。あまり見たことないかも!」という会話が広がります。ちょっと寄り道をした荒牧りんご園付近では、青い小さなりんごが新鮮だった様子で、その付近に落ちていた梅の実には「桃みたいな甘い匂いがするー!」とにんまり笑う子どもたち。
スタートし始めは漕ぎ進むことで精一杯の子どもも、慣れてくると周りの景色に目を向ける余裕が生まれてきます。
そこで、いろんな事に気づき始めます。
きっと白い紫陽花も身近にあるかもしれない。でもそれは、景色の一部として埋もれてしまっているのかもしれません。
そんな何気ない普段の景色や四季ある自然を身近に感じながら楽しめるのがチャリ旅なのかなと思います。
自転車の街とは言えども、きっと大人でも自転車で遠出することは、そうあることではないかもしれません。
そもそも車社会の今、わざわざ時間をかけて自転車で遠出することなんてなかなかないでしょうし、昔に比べたら交通量も増え安心して自転車で走れるのか心配なところもあります。それを、小学生が自転車で20km~80kmの旅をするのですから!
それはもう、子どもたちにとっては大冒険なんだと思います。
自分の生活圏内・・・友だちの家やお使いで行くスーパーよりも更に遠くへ飛び出していったり、反対に今回のように遠くの地から自分たちの生活圏内へ戻ってきたり。
長時間サドルにまたがることで感じる内腿やお尻の違和感や痛みに耐えながら漕ぎ続けるペダル、慣れない下り坂で思いっきりブレーキをかけ続けて疲れきった指、車道に近いところを自転車で走る時のとてつもない緊張感。
途中で自転車ごと転んでしまったり、雨に降られてカッパを着て走行したり、体力の限界で自転車から降りて歩いたりすることもあります。
誰かが怪我をすればそれを心配し回復を待ち、誰かが疲れ果てればそのペースに合わせて走行する。
「自分のペース」で走れずに、きつい言葉を言ってしまうのも、言われてしまうのも通る道。
でも、少しずつ気がつき始めます。高学年と低学年では車輪の大きさもひとこぎで進む距離も、そして何よりも体力が全く違うということ、でも、目指すところはみんな一緒ということを。
最近では、みんな温かいです。その時一番大変な人にペースを合わせるというのが浸透してきている。
そして、ただ待つのではなく楽しみながら待てるから、「早く!」とか「遅い!」とか、そういうギスギスした感じにならない。
何かあっても仲間が待っててくれる、勇気づけてくれる!
だから、きっと1年生も不安な子も諦めない!
仲間と一緒だからこそ、景色や楽しい時間はもちろん、辛いことも共感し合って、励ましあい、がんばることができるのだと思います。
そんな経験をした子が大きくなって、今度は温かく見守る、待つ側になっていくんだろうな~なんて思ったり。
そして、自分の体を動かし苦労して進んだ先のゴールでは、とてつもない達成感、そしてやりきったという自信、今まで以上の「仲間感」が湧き上がってきます。
初めて会った友だちも、次会った時にはきっと「この前一緒にチャリ旅やったよねー」と時間の共有の思い出から始まるのでしょうね。
梅雨入り前の晴天
1年生も初参加者も完走 チャリ旅「20kmへの挑戦」
昨日は今年度初のチャリ旅!でした。
年度初めということもあり、初めてのチャリ旅参加者がなんと参加者の半数も占め、その中には新1年生の姿も!!「初めまして!」の仲間が多かったので、ちょっとしたゲーム(アイスブレイキング)をして、心の緊張を少し解いてからのスタート。走行順もゲームで決めました。学年順(低→高)で、更に誕生月順とし、その間にチャリ旅先輩の中学年たちが、リーダーとして入ります。
今回は1年生~4年生の子どもたちが参加。1年生と4年生とでは、やはり運動能力や体力、車輪の大きさなど様々なところで大きな違いがあるため、基本的に年下の子に合わせて進めていくことになります。少し狭い道路や、坂道など1年生が漕ぎ進むことが難しければ一旦降りて押し歩きして進み、また乗れそうなところから漕ぎだす。それの繰り返しでした。
少し慣れてきて大きな歩道のある道にでると、余裕も出てきてそれぞれの学校の話をし始める低学年。低学年との距離を少しとってからスタートし、ある程度のスピード感で爽快に走ることを楽しんだり、アップダウンのある草むらにあえて入りながら走行を楽しむ中学年。
緩い登り坂では、1年生も行けるところまで漕いで登ることに挑戦しました!顔を真っ赤にし、歯を食いしばりながら・・・!!
自転車に乗りなれている中学年の子どもたちにしてみれば、ゆっくりなペース。
けれども、子どもたちは最初に約束した「前の人を遅いなどと急かさない」ということを忘れず、温かく見守っていることが嬉しいくらいに伝わってきました。途中、バランスを崩して転んでしまう子、坂道が怖くてゆっくりになってしまう子、その都度気づいた周りの子どもたちがすぐに立ち止まり、助ける姿を見るたびに、胸が熱くなります。
帰りの電車の時間制限付きの、このチャリ旅。逃すと1時間後という事態に!!!
後半、水分補給休憩程度の小休止ばかりでおやつ休憩なし!中で走り切った20km。1年生はもちろん!?普段自転車に乗りなれている子どもたちでも、自転車に乗り続けて数十キロも走るなんてなかなかない!?
やはり、完走しきったゴールではみんないい笑顔。そして、達成しきった自信の顔。
一皮むけて、逞しく大きくなった子ども達。一人ひとりがとても輝いていました。