快晴の気持ち良いお天気の中naocあおぞらきっず初めてのチャリ旅が開催できました。
あおぞらきっずの中でも特に人気のプログラム中の一つが自分の力で自転車を漕いで街を冒険していく「チャリ旅」。
距離が長いものだと100㎞を越えるものや、2泊3日ずっと自転車を漕ぎっぱなしのものもあるのですが、今回は参加者全員が初めて。清原工業団地のテクノ桜公園から宇都宮城址公園を目指す12㎞のチャリ旅です。
「どんなお友だちがいるのかな?」、「ちゃんと完走できるのかな?」ドキドキ、ワクワクのちょっと緊張した顔が朝の集合時間に見られました。
チャリ旅を開催する時は必ず出発前に安全についての説明を行います。ブレーキのかけ方、信号待ちの順番、追い越し禁止など。大人数で道路を走るためスタッフは子どもたちの安全に配慮していますが、自転車を漕ぐ本人たちにも自分の安全に意識が向くように説明をしています。
スタートして下り坂、上り坂を越えると見えてくるのが鬼怒川。川にかかる長い橋を通っていると、「ここ車で来たことある!」、「自転車で通るのは初めて!」子どもたちにとってはいつも車で通る景色とは違って見えたことでしょう。
初めて会った友達でもチャリ旅を通じて一緒に自転車を漕いでいるとぐっと距離が縮まり仲良しの仲間になりました。
「小学校どこなの?何年生?」「何て呼べばいいかな?」休憩時間のたびにお互いに質問タイム。会話がはずむとチャリ旅もさらに楽しくなります。
中には小学校も学年も一緒で隣のクラスだけど話をしたのは今日は初めてなんて子も。チャリ旅をきっかけに新しい友達の輪が広がっていくのは素敵ですね。
宇都宮の街中に入ると「ここぼくのの家だ!」、「あのお店行ったことがある。」自分たちの知っている地元に戻ってきたようで嬉しそうに案内をしています。
地元の人たちから「ガンバレー!!」と応援メッセージをもらうのが嬉しくて自分から「こんにちは!」と自分から挨拶していました。車だと通りすぎてしまう人たちと関わる時間が出来るのは自転車の楽しさの一つかもしれません。
田川に寄って最後の休憩。その予定だったのですが、あまりの暑さに水遊びを始めるきっず達。「冷たくて気持ちいい!」「そこに虫がいるよ。魚も見えた。」虫をみんなで観察していると「これはヒゲナガカワトビケラだね。」と普段から水生昆虫好きの子による生き物解説が始まりました。「家に持って帰って育てよう。」大事に袋に入れて持って帰りました。
チャリ旅中もゴールした時も「もっとスピード早くして!」、「全然疲れていないからもっと長くてもいいよ。30㎞くらい!」と、体力のある子ども達はまだまだ余裕がある様子。あおぞらきっずのチャリ旅は宇都宮から東京や海まで行く長距離のものもあります。
新しいこと、やってみたいことにnaocあおぞらきっずでどんどんチャレンジしていこう。
小学生
必要最低限の荷物を背負ってチャリで海を目指す2泊3日の旅
自転車は子ども自身が自分の力で移動できる最高で最大の武器です。
その自転車に乗り、必要最低限の荷物を背負って自力で旅ができたら、これから先なんでもできちゃうんじゃないかな?そんな思いで迎えた出発当日、海までの80kmのチャリ旅に挑むべく、相棒のチャリと共に集合した子どもたちとまず最初にしたことは荷物の厳選でした。しっかりと2日分あった着替えは本当に必要なものだけに。あとは食料(行動食含む)とお小遣い、タオル、レインウェア(防風、防寒着にも適用)などを詰め込み、人によっては荷物は半分以下に!これを背負っての3日間の旅…ある意味、バックパッカーな旅は決して楽なものではありませんでした。
鬼怒川のサイクリングロードを突っ走った1日目の25km。
緩い登り下りを繰り返す国道50号線をひたすら漕ぎまくった2日目の40km。
水戸のチャリダーまぁさんと合流し、田舎道を走った3日目の15km。
トラックの通りが激しい狭い道路や坂道では自転車から降りて押し歩くことも…
3日間を思い出したら色々と蘇ってきて、到底書ききれません。
ヤギと遭遇し触れ合いを楽しむ中で、牛や鶏とはまた違った独特な匂い知りました。
ビニルハウスから香る甘いイチゴの香りや、川の上から見えるたくさんの小魚たち。
摘んだ菜の花は子供の提案により、「天丼・おひたし・菜の花とベーコンの野菜炒め」にして夕食でいただきました。(必要なものは急遽スーパーで買い付け)
「釣りをしたい!」と、木の枝に靴紐を結び(釣り糸)、缶バッジの針を火で炙って曲げ(釣針)釣竿を完成させた子どもたち。疲れからかギリギリまで爆睡してしまい早朝釣りを逃す結果に…。それにしても、あるもので遊び道具を作り出す発想力、応用力に「参りました!」の一言。
宿泊場所に着いてからも日が沈む頃まで遊んでいた時に、ふと見つけた夕焼けが綺麗でみんなの遊びが止まった瞬間。あっ!なんかいいな〜、こういう時間。
最初は遠く進行方向に見えていた筑波山が、いつの間にか真横に来ていることに気づき、随分と遠くまで来たんだ…と、目を真ん丸くしながらその景色を目に焼き付ける子どもたち。進むたびに見えてくる「茨城県」突入の標識や「水戸市○km」「大洗○km」という数字で進んだ距離と今日の残りの距離数を確認し、「よし、もう少しだ!」と力を入れ直します。
和気あいあいと進んだ1日目でしたが、慣れや疲れからか2日目後半あたりから順番を抜かしただの、坂を登り切れた登り切れなかっただの、芝の坂を下れた転んだ、相撲で勝った負けたなどで小競り合いや言い争いがみ立つようになり、3日目には目立つように…。
そんな3日目の疲れ切った肉体には、最後の坂はある意味罰ゲームのようなもの。
心臓破りの坂をひとつ越え海を臨み、ふたつ越えゴールの神社へ…。
3年前にチャレンジした時は押し歩きで登った坂を今回は登りきり自分のレベルアップを再確認する若干名。
ヘトヘトだと自転車から降り、下を向いて押し歩きをするその他多数。
それでも、先回りして待っているスタッフが「ガンバレー!もう少しだよー!」なんて声をかけカメラを向けていると、不思議と目の色が変わり坂の途中でも自転車にまたがり漕ぎだすのです。
胃袋に「デザートは別腹」があるように、体力・気力にもそれに近いものがあるのですね。まさに、「最後の力を振り絞って」という、あれ。なんとも不思議なものです。
そんなわけで、最後の最後の神社の急な坂もみんな最後は自転車に乗ってのゴール!皆無事80kmの完走を果たしました!
そして、小競り合いで気まずくなった子どもたちも「もうさ、ゴールしたんだから仲直りしよう」と、ゴールを機に簡単に仲直り。なんなんでしょう…?やっぱり苦楽を共にし一つの目標を達成したことで、強い仲間意識が芽生えたのでしょうか?何れにしても1日目のようにすっかり関係も元どおり…もしくは、それ以上に絆は深まったかもしれません。
帰り道、「何が一番印象的だった?」と聞くと、「市場にイルカの生肉が売っていたこと!」「お土産が買えたこと!」「海で岩のりをたくさん採ったこと!」なんて笑いながら言う子どもたち。そうか。一番最後の思い出が一番の思い出になるのか!笑
本当かふざけて言っているのか分かりませんが…まぁ、そんなものでしょう。笑
さっきまでヘトヘトで疲れ切っていたのに、3日間80kmという距離を完走しきったみんなの表情はとても晴れやかで、それぞれが堂々としていて輝いていたのは、きっと自分への自信と達成感からなのでしょう。
自転車だからこそ気付く景色がある。
自然といつもより自分の感覚に敏感になっている。
自分たちの力で成し遂げるからこそ芽生える仲間意識がある。
そこにはお金で買えない価値がある。(なんかのCMになってきましたが…)
チャリ旅は初めてのチャリ旅10kmから、日帰りの〜40kmに、宿泊で行く60〜100kmの旅があります。
今回は80kmに初挑戦の子どもたちの他、100kmの東京チャリ旅を完走した子どもたちも参加しました。
チャリ旅は完走すること、距離を伸ばしていくことだけが目的ではありません。
チャリ旅で遊びの世界をぜひ広げてみてください。みなさんのチャレンジお待ちしております!
2日間滑りまくりのスキーキャンプ!!
早いもので今シーズンのnaocあおぞらきっずスキー教室は今日が最終日です。
初心者で初めて板を履くという子も、何年も滑っているベテランの子も、今シーズンもたくさんのきっず達とスキー場に遊びにいきました。
最終日はいつもの行き慣れたエーデルワイスを離れ、福島県南会津にあるだいくらスキー場にお泊まり。
南会津は奥会津とも呼ばれこの時期も雪の量は安定しています。
あおぞらきっずのスキー教室は年齢も経験も様々。
上級者の滑れるチームは数えきれないほどリフトに乗って滑ってを繰り返していました。
練習を重ねるにつれてどんどん速くなるスピード。「ちょっとこわいな」ってヒヤヒヤしながら滑っていたのが気が付くとスピードにも慣れてきます。
早くなっても自分で板をコントロール出来ることが分かってくると、「限界にチャレンジ!」と言わんばかりの滑りを見せてくれました。
初心者チームの目標は「みんなと一緒に滑りたい」
リフトに乗れるようになると軽快に飛ばしている上級者チームが見えてきます。
「あんな風に滑れるようになりたい!」目標が具体的にあるとやる気もアップ!
最終日の午後には上級者チームと一緒に滑れるタイミングがあり、全員で滑ることができました。
「もっと足を開いて」、「前を見て」、「ゆっくりでいいんだよ」
子どもたちのアドバイスは的確でまさに『上級者』
スキー教室の回数を重ねて滑る技術の上達だけでなく、気配りの心も養われているのは嬉しいですね。
あおぞらきっずのスキー教室は今回で終了です。また来年も雪が降ってスキーシーズンが来るのを楽しみに待っていてください。
育ちあい「できた」が自信に繋がる
前回はできなかったことができた時の「初めての瞬間」の大きな喜びについて書きましたが、今日は「初めての瞬間」を味わった後のお話しを。
前回のスキー教室で意識的にブレーキをかけられるようになった男の子、今日はなんとなくだけど行きたい方に体を向けてターンができるようになりました。しかも転ばずに一本滑りきれた!ということで、また新たな「初めての瞬間」に大喜び。
実はその少し前まで、目の前の練習よりも「早くリフトに乗りたい!乗れないのはつまらないから、やりたくない。少し遊ぶ。」とリフレッシュの時間を設け雪遊びをしていたのですが…気持ちを切り替えて再開した一本目の成功で最初の目標を思い出せたようで、「午後はたくさんリフトに乗れるようにがんばろう」と自分に言い聞かせるように力強く言ったのでした。
手応えを感じ、自分に自信がついた瞬間でした。
そして、次の一本目ではなんと、まだターンができないもう1人の友だちに「僕がターン教えてあげるから!」と自信たっぷりの、張り切りモード。友だちも教わる気満々になっていたので、どんな様子になるか2人の様子をただただ見守るスタッフ。
まず目の前で体の動きを教え、「じゃぁ、僕の後ろをついてきてね!」と新コーチ。「こっちだよー!」とターンポイントでターンした後止まって、友だちの様子をしっかりと見守る男の子。友だちがなんとなくだけどターンできると「すごいじゃん!初めてのチャレンジでターンできたじゃん!いーねー!」満面の笑みでハイタッチ!微笑ましい場面、これこそまさに「育ち合い」。あおぞらきっずで大切にしていることのひとつです。
仲間同志のパワーってすごいですね♪
そして、友だちもまた喜びと共に「自分にもできた」という自信がついたようで、次の一本では「また僕の後ろついてきてね!」と張り切って滑り出した新コーチを見送ってからボソッと「次は1人でやってみたい!」という男の子。
新コーチは友だちに教えているという感覚で、 もちろん自分が失敗するわけにはいかないと緊張感を持って滑り、もう1人の男の子も次は1人でやってみせよう!と真剣に取り組みます。
自分の目標を持って取り組んでいくことは簡単なことではありません。
何度も同じことを練習しなくて���ならない場面も出てきますし、自分の思うようにいかずイライラしたり、転んで痛い思いをしてヤケクソになったり…それでもやっぱり滑れるようになりたい!リフトに乗りたい!またリフトの上からのきれいな山の景色が見たい!
そんな「したい」の気持ちが今年もきっずたちのスキーを上達させていくのでした。
残るはスキー合宿のみ!楽しくスキーをしてきましょう♪
初めての瞬間!
初めての経験ってドキドキ、ワクワクしますよね。
その気持ちは大人も子供も一緒ですが、子どものころに経験した初めての記憶って時間がたっても色褪せずに残っているものです。
今日のスキー教室の中にも本人史上記憶に残るであろう「初めての瞬間」を紹介していきます。
スタートした頃は中々思うように動かせなかったスキーの板が動かせるようになり、思った通りブレーキが効いて「ピタッ!」っと止まれて「やった!!止まれたよ」と叫んだ時。
ちょっと怖いな。ソワソワしながら人生初めてのリフトに乗って足が「ふわっと」浮いて地面から離れた時。
頂上から広がる白い山々の景色を眺めた時。
ヒヤヒヤしながら急斜面を滑り降りて、自分の滑って来た場所の凄さに気付いた時。
初心者、上級者に関わらず今日だけでも初めての瞬間がたくさん隠れていました。
毎日の生活の中や勉強、遊びの中にも貴重な瞬間が隠れているかもしれません。
キッズ達が成長してからも「初めての経験」を楽しめる大人に育ってくれることを願っています。
冒険の旅で待っているワクワクの何か
花の季節です。宇都宮ではあちこちで梅の花が目を楽しませてくれています。
梅・桃・桜…と「花」繋がりで、ふと昔の一場面を思い出し幸せな気持ちでいっぱいになったので、思い出ブログ。
それは、今日よりも少し前の年の、今日よりも少し先の4月のある日。
あおぞらきっずたちと自転車で宇都宮から筑波山を目指す(2日間で55km)旅の途中で、あちこちに咲く菜の花が目を楽しませてくれました。
もちろん休憩の時も周りには菜の花がたくさんあって、そうだ!と思って「これ、食べられるんだよ」と伝えてみると、「マジで!?」「え?本当に?」「これ、スーパーで売ってるやつ!?」なんて盛り上がり、「じゃぁ、夕食で食べよう!」と目をキラキラさせながらカゴいっぱいに詰め込んで宿を目指しました。
「花」は心を晴れやかにしてくれる。それは男の子も女の子も変わらないのですね。
しかし、果たしてこんなに食べられるのかな…?
ふっくらと詰め込んだ菜の花も、宿に着く頃にはしんなりと見た目も半分ほどに。
菜の花の献立は「お風呂会議」で天ぷらとお浸しにしようと決定しました。
必要な材料を買い足しにスーパーへ行きながら、まさか今日揚げ物をすることになるだなんて!とおかしくなって笑いがこみ上げてきました。
出来上がった2品は「おいしい!」「もっと食べたい!」と、あっという間に完食。
自分たちの手で摘んだものって、やっぱり特別なんですね。
そして、冒険の旅って何が起こるか分からない。だから、より楽しい!
4月の「チャリ旅 筑波山を目指せ!」も、またこの季節。
あの頃のきっずたちはみんな高学年。
今回はどんなストーリーを作り出していくのかな?今から楽しみです。
2回目のスキー教室
今シーズン2回目のあおぞらスキー教室は4グループに分かれて行いました。人生で初めてスキーを履いたばかりの子から一人で滑れる子までレベルは様々、それぞれの成長にに合わせたレッスン内容を用意しています。
今回は一番上級のクラスにスポットを当てて紹介していきます。
スキーを始めたばかりの頃はみんな初心者だったキッズ達も年数と回数を重ね、成長することで徐々に滑れるようになり上級クラスになった子ばかりです。
以前は思い通りにカーブ出来なかった板がいつの間にか自分の体の一部のように扱えるようになり、ターンも思いのままに滑れるようになりました。スピードコントロールが出来るようになったので、少し急な斜面でも物怖じせず挑戦していきます。
リフト中はみんなでミーティングタイムが始まります。「もっと早く滑りたい」、「ジャンプ出来るようになりたい」、「華麗なターンを決めたい」、「急な坂を滑りたい」と毎回様々な意見が出ていました。
一人一人『こうなりたい』という理想は違うけれど、上手になりたい気持ちはみんな一緒。さっきまで出来なかったことが次は出来るようになる。帰る頃には1日頑張って自信にあふれた表情を見せてくれます。
帰りのバスでは、始めたばかりの子でも「次はもっとリフトに乗るぞ。」「1回も転ばないぞ。」「次のグループに入るんだ!」とそれぞれに意気込みを語っていました。
やりたい気持ち、チャレンジをnaocあおぞらきっずは応援しています。
あおぞらスキー教室始まりました
今週の寒波のお陰もあって、開催できました!あおぞらスキー教室。
「初めてのスキー」「けっこう滑れるよ」の2つのクラスに、今年も下は年少児から上は小学5年生までの幅広い子どもたちが参加し、去年からの継続で参加する子のほか、スキーを初めて履く子どもたちも多く集まりました。
さて、今回は第1回目ということで、「初めてのスキーって、どんな感じなの?」ということに焦点を当て、お伝えいたします。
真っ白な雪に胸を躍らせ重たいスキーを担いでキッズパークへ移動し、レッスンスタート!なのですが、スキーを履く気満々の子どもたちに先ず始めたのは、ストックの持ち方とスキー1本だけを履いて歩く・滑るということ。
「えー!!?両方履かないの!?」と残念な様子をあわらにする子どもたちでしたが、1本だけでも「滑る」ということを体験してみると顔が緩みだしました。慎重に進み板に乗る子、大股で進んでしまい体がついて行かず早速転んでしまう子。片足スキーを左右それぞれで慣らしてから、ようやく両足履きです。
「やっと滑れる!」と意気込んだのも束の間、次は両足で斜面を歩く練習です。またもや子どもたちは「まだ滑滑れないの?」と言いたげな顔。
エッジを山側に立てること、坂(斜面)に向かって立たないことを意識しながら登るのですが、これが中々難しい。
一歩進むと板が斜面に向いてしまい、滑り落ちていく。エッジを立てて止まれないから、滑り落ちる前にと大足の一歩で距離を稼ごうとする、すると板が斜面に向いて…この繰り返し。
最年少ではあるけれど、レッスンの内容をよく聞いて人よりも倍以上の時間はかかってもマイペースに忠実に練習をし着々と上達していく子。自分よりも年下の子が自分を抜かして行くことに焦りを感じ、自己流で前へ前へ行こうとして苦戦し、涙目ながらにがんばる子。
コツを言葉や介助をしながら説明するも理解するのはなかなか難しい。なので、これはもう転んで滑ってを何回も繰り返して体で覚えていくに限るのです。
「どうしてこんなことするの?」
隣のベルト式エスカレーターでスイスイと上っていく家族たちを横目にポツリ。
滑ることはできるかもしれない。でも、滑ったところで、もし転んだら?
今やっていることができなければ途中で立ち上がれないし、むしろ滑り落ちて行ってしまうなどの困難がたくさん待ち受けていること、これができることがスキーを楽しむ第一歩だということを話すと納得したようで、より真剣に取り組み始めました。
雪が降りしきる中、決して「寒い」「止めたい」「疲れた」と言わず、「ちょっと休憩する?」と声をかけても「ううん。がんばる!」と黙々と練習する子どもたち。
なんとしてでも、スキーで斜面を滑る楽しさを味わって1回目のスキー教室を終了させたい!
ということで、午後はベルト式エスカレーターに乗り「ハ」の字のボーゲンで滑ることに挑戦です。
昼食でエネルギーチャージし、ようやく滑れる!ということで、やる気もさらにアップ!
しかし、ここでもまた困難が待ち受けています。
「ハ」の字のキープがなかなか難しく、スピードが出てしまったり、後方重心になって転んでしまったり。転べば起き上がるのにも一苦労。ここでまた、やらざるを得ないのが立ち上がりの練習と斜面での立ち方の練習。
でも、ここにも少しずつ練習の成果が…。最初は介助していたことも、自分で考えて体を動かすようになってきたのです。「どうやったら滑らない?」「どうしたら、クロスした足と板を直して起き上がれる?」と試行錯誤するようになったら、その気づきと学びを大切に見守ります。だから、5分くらい奮闘することも。
でも、それを一度自分でできれば、次同じことが起きてもどうしたら良いかを体が教えてくれるのです。
スムーズに滑れた子も、なんとかの1本を滑れた子も、下まで辿り着いたら直ぐに板を外してまた、エスカレーターで上を目指し、黙々とがんばる子どもたちの滑っている時の表情は真剣そのもの。
教室が終わって板を担いで帰る途中、「スキーって意外と難しいんだね」と<思いの外>といった感じでヘヘッと笑いながら一言。
そうだね。
でもね、がんばった分、滑れるようになったら楽しさももっと大きくなっていくよ!
スキー教室はまだまだ始まったばかり!また次回もがんばろう!
あおぞらスキー教室はお試しの1回〜ご参加OK!
今シーズンはあと3回+スキー合宿がありますので、まだまだ間に合います!
ぜひ、「初めてのスキー」に挑戦してみてくださいね♪
(定員間近の二日にもございますので、お早めにお問い合わせください)
スキー教室の詳細はこちら→http://kids.naoc-jp.com/スキー教室/page-6171
スキー合宿の詳細はこちら→http://kids.naoc-jp.com/スキー教室/page-6196
<ご予約・お問い合わせ>
028-650-4822
[email protected]
(担当:舘野まで)
山のドキドキ洞窟探険隊
先週土曜日はチャレンジ登山でした。
岩場のロープと洞窟がもれなく付いてくる洞窟探検コースということで、スタート前から張り切る子どもたち。
「よし!これから楽しく登ろう!」という気持ちをへし折られてしまいそうなほどのスタートして間もない直登の急な上り坂にも、「疲れた!」なんて言葉ひとつ言うことなく前へ前へ進む姿からも、そこへ行く期待の大きさが伺えました。
一つ目の坂を登りつめてふと振り返って見た景色は、いつの間にか小さくそして広く、子どもたちも見とれ、ただただ「すごーい!」の連発。
見晴らしの良い尾根歩きの道中では、片隅に小さく残った残雪で雪合戦したり、松ぼっくりを拾ったりして楽しみます。その中にはボロボロに削れた松ぼっくりがあって、「あっ!これね、リスかムササビが食べた後だよ!エビフライに似てるでしょ!?これが証拠」と、今回のリーダーの男の子がすかさず説明します。
その後も、火山活動についてや石の種類の説明などがあり、すっかりみんなの物知り博士に。みんな何かを拾うたびに、リーダーに「ねぇ、これは何?」「これは?」と聞きに行って、リーダーもすっかり得意げに。
ところどころ「本当に?」っていう説明もあったけれど…面白いから聞き流し、そのやり取りを見守ります。
知識は正しく持っておくことに越したことはありませんが、それはタイミングとして今ではないかなと。こうやって仲間を信頼して頼って育ちあっていく姿というのは、それ以上のもので、とても頼もしく微笑ましく思えるのでした。
そして、ようやく現れた更に急な岩場では、ロープを握った自分の拳と自分で選んで置いた足場を頼りに、一人ずつしっかりと登っていきます。一気に引き締まる表情。不安定な環境のもとではみんな真剣です。
無事に登り終えてようやく見つけた洞窟には、子ども達のテンションもMAXに!
リュックを背負ったまま狭い洞窟へ足早に入っていったものの、想像以上の長い洞窟に、途中で引き返してきて戻ってくる子どもたち。ライトを持って、リスタート。
明るい洞窟にすっかり安心して、みんなで行ったり来たり他の出口を見つけて顔を出してみたり。
2つ目の洞窟はさらに真っ暗で、ライトを点けずにどこまでいけるか試そう!と、じゃんけんで負けた順に並んで洞窟に入ることに。
みんなぎゅっと体を寄せ合って、じりじりと奥に…けれどもやっぱり怖かったのか、間も無く点灯。すると「ウギャーーーー!!!」、みんなの叫び声とともに、我先にと出口に走り出す子どもたち。
「こんなに大きいゲジゲジがいた!」「天井にめちゃくちゃたくさんいたよね!」と大騒ぎ!そんなハプニングも楽しかったようで、「じゃぁ、次は誰が先頭でいく?」などと盛り上がって、子ども同士の中も一気にぐっと深まりました。
見晴らしの良い尾根で「ヤッホー」と叫んだら「ヤッホー」返しをしてくれて、山頂で別の山頂にいる人に手を振ったら、手を振り返してくれた。
そして、ヤッホーしてくれたおばさんがおやつをくれて、子どもたちもおやつ返し。
しばしの間、団欒を楽しみます。
自然の中で思いっきり遊んで、一期一会の人との出会いも楽しんで…
「登山って楽しいんだね!」「来てよかったー」と終始笑顔の子どもたち。
今回はそれぞれが知らない者同士だったチャレンジ登山。様子を伺いながら向かった行きの車が嘘のように、会話と笑い声が絶えない帰りの車の中となりました。
色鮮やかな紅葉が散れば、真っ白な雪のシーズンの到来です。
エアーボードにスノーシュー、スキー教室と、冬もあおぞらきっずで心温かく過ごしましょう♪
初めてのご参加、お一人様のご参加、一般でのご参加も大歓迎!
お子様のご参加、お待ちしております!
冬だ 雪だ エアーボードだ
今日は朝から雪!栃木県宇都宮市では11月の雪はなんと31年ぶりだそうです。
降るぞ降るぞとは言っていましたが、まさかこんなにしっかりと降るだなんて!
きっと、あちこちの幼稚園・保育園・小学校の園庭・校庭では、子ども達の賑やかな声が飛び交っていることでしょう。
さぁ、こうなってくるといよいよ本格的に冬の遊びが待ち遠しくなってきますね!
みなさんは雪が降ったら何をしたいですか?
雪だるま作り、雪合戦、かまくら作り、スキー、スノーボード…。
naocあおぞらきっずでは、冬ならではのアクティビティとしてスキー教室はもちろん、スノーシューやエアーボードも行っています。
パウダースノーも「スノーシュー(洋風かんじき)」さえ履けば誰でも無敵に!
今日のように湿度の少ないふっかふかのパウダースノーも味方に付けて、思いっきり遊んじゃおう!
スキー場とはまた違った原生林の中を歩いて楽しむ「エアーボード」もまた格別。
腹ばいになって雪の斜面を滑るのだから、スキーともスノーボートも違う、そしてそり遊びともまた違ったスリルと楽しさを味わえること間違いなし!
そうそう!今シーズンはあおぞらきっず初のスノーキャンプも!
昼間は雪上運動会に夜のスノーウォーク。月明かりor星灯で夜の森を歩いたら、動物たちに会えるかも!?
スノーアクティビティは、年中児からご参加OKのものも!(HP要確認)
年明けが待ち遠しいぞぉ〜!!
1~3月の予定はこちら→http://kids.naoc-jp.com/?page_id=6100
スキー教室はこちら→http://kids.naoc-jp.com/?page_id=6171