今回のチャリ旅「20kmへの挑戦」は、なんと「チャリ旅」初の女子が参加。
女の子の存在もあってか、男の子だけの今までのチャリ旅と少し雰囲気が違うように感じるのは私だけ?
いくつかあるチャリ旅!のコースの中で、距離こそ一番短いものの、ひと山超えなくてはならず急な登り降りを3度ほど繰り返すハードなプログラム。一度、女の子がすいすいと坂を登り出すと、負けじとできる限りの力を振り絞って漕ぎ進む男子たち。
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上り坂では綺麗な田園風景を見て、静かな道の途中で牛小屋から顔を出している牛を眺め・・・そして、今では珍しい手作業での田植えの様子も見ることができました。トンネルでは力の限り叫び続けるのも、楽しみの一つ!
もちろん、河原ランチのあとは川遊び。ゴールの竜門の滝でも、ひと遊び。
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楽しさの共有だけでなく、励まし合ったり助け合ったりしながらゴールを目指すチャリ旅。
秋には新コースも計画中!お楽しみに♪
あおぞらきっず
「NAOC あおぞらきっず」は小学生以下の子ども達を対象とした自然体験アクティビティプログラムです。会員クラブ型の「冒険活動」と3歳から就学前までを対象に都度参加が可能な「森のようちえん」で構成されています
(詳しくはこちら)
「あおぞらきっず」のチャレンジ登山
あおぞらきっずのチャレンジ登山は、頂上を目指すだけ!じゃないのがいいところ。
倒木があれば、木の皮を剥いで昆虫を探したり、梯子のように渡ってみたり・・・。
登れる気があれば、木登りするし、川があれば、石の上を歩いて、向こう側に渡れるかチャレンジ!
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立ち止まっては本気で遊んで、また少し進んでは立ち止まって、1時間以上経っているのに距離はあまり進んでいないということもしばしば。
歩き始めてまもなく「疲れた~」なんて言っている子どもたちも、遊びながら登っていくうちに、どんどん顔が生き生きとしていきます。
木の根っこの階段や岩場を上り下りできるので、コースにも変化があって飽きないのが古賀志山のいいところ。
森の中に響く「やっほー」の声に、チャレンジトレイルラン。
6時間めいいっぱい、遊び倒してきました。
チャリ旅 筑波山50km制覇
あおぞらきっず初の宿泊チャリ旅。
2日間で50km、栃木県から県をまたぎ茨城県の筑波山まで行ってきました!
道中、菜の花を見つけて「春だね」なんて摘み始める子どもたち。
「菜の花は食べられるんだよ」という話をすると、喜んで更に摘み始めました。
途中出会った方との会話の中で「菜の花は花が咲くと苦くなる、つぼみが美味しいのよ。」と教えていただき、子どもたちショック!
だって、やっぱり花が咲いているもの摘んじゃうものね・・・。
でも、子どもたちとの相談の結果、おひたしと天ぷらにして夕食でいただきました。
ほんのり苦味はあったけど、まさか野に咲いている花が食べられるだなんて!びっくりと感動で、なんと完食してしまいました。
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そして2日目、JR水戸線の廃線跡の「つくばリンリンロード」を爆走!
駅跡やレールの跡がところどころ残っていて昔の様子を想像して楽しむ子どもたち。
その他、高低差のある波道があったり、自転車レースをしたりしながら道中も遊び遊び楽しく走行しました。
見る見るうちに近づいてくる筑波山。
疲れて元気が足りなくなったときは、休憩して大好きなおやつでエネルギーチャージ!!
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自転車で走ると、車の中では気付けなかった匂いや、小動物などもたくさん出会いました。
肥やしの独特な臭いに、ハウスの中から香るいちごの香り、菜の花の蜜の吸うミツバチに畑を走るキジ・・・。
自転車で50km走るという目標達成だけでなく、たくさんのことを見て感じた2日間でした。
筑波山はあいにくの曇り空でしたが、達成感でみんな笑顔。
よくやったね!
スキー教室 2014.3.1
3回目のスキー教室、子どもたちも随分とスキーにも慣れてきました。
スキーを履いて斜面を登ることが難しく一度は挫折しかけた子どもたちも、その成果あってブレーキ、スピードコントロールがうまくできるようになってきて、ほら、この通り!手を挙げてにっこり。余裕の笑顔。
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滑れる!その楽しさを感じた子どもたちは、自分なりの今日の楽しみや目標を持って取り組むようになりました。
一日の最後は、「自分なりにコースやタイミングを考えてターンをして滑っていく」で、それができたことで更に、自信にも繋がったようです。
そして、去年も教室に通っていて今年になり「もっと急斜面で滑りたい」と物足りなさを感じていた男の子は、グループの列の最後尾について、転んだ子がいれば一緒に止まり、外れた板を履き直す時の手伝いやアドバイスをし、しっかりと見守っていました。STAFF出番なし。
自分のスキーを楽しむだけでなく、自分よりも経験の少ない友だちのサポートをする姿にまたひとつ、成長を感じたりもするのでした。最後に、戦場ヶ原付近で、ちょっと寄り道。3月とは思えないほど綺麗な雪景色の中でパチリ。
3月もまだまだ雪あそび エアボード
3月に入りました。暖かい日、寒い日の気温の差がありますが、随分と春らしくなってきました。
・・・が、奥日光はまだまだ雪景色。スノーシューを履かないと、大人でも膝がズッポリと埋まってしまう位。スノーシューを履き自分たちよりも大きいエアーボードを持って、雪の森の中へ、LET’S GO!
エアーボードの乗り方、ブレーキのかけ方など練習してから大斜面を滑ります。
もちろん、滑った後また楽しみたければその分登らなくてはならないのですが・・・
子どもたちタフ!滑っては登って、休むことなく繰り返していました。
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慣れてくると更に高いところ、急なところを探しては滑り、そのうち二人乗り、三人乗りなんかも!!自由な発想で思う存分遊び倒しました。
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そして、なんと・・・
前回の大雪のあとの雪崩に巻き込まれてしまったのであろう鹿を発見。
体の肉は他の動物に食べられてしまったようで、頭と足しかない状態の無残な姿を目の当たりにし、雪崩という自然の恐ろしさや厳しさや、弱肉強食の世界を見て、それぞれが様々なことを感じ取ったようです。
鹿の角が欲しいと、十徳ナイフののこぎりで地道に切り落としていた男の子2人は、亡くなった鹿に「大切にするからね」と約束をし、大切に持ち帰りました。
モリノメグミ 森からの贈り物
メイプルシロップってどうやってつくられてるの?
カエデの木が寒い時期にたくさんの樹液を出してくれます。その樹液をコトコトと煮詰めて出来上がるのがメイプルシロップ。
今日は霧降高原のチロリン村に集合して、大雪の後の森の中をワイルドに分け入って、メイプルの恵みをいただいてきました。
大雪の後の日光はザクザクの雪で、その森に入るだけでも探検気分。
カエデの木には、チューブが差し込んであります。そこを伝って設置してある容器に樹液がたまります。条件のいい日や、条件のいい場所の木では最大で1日20ℓくらいの樹液が溜まることもあるらしいです。
とれたての樹液をそのままごくごくと飲む贅沢!乾杯!!
今年とれたての樹液から、チロリン村の仁さんに琥珀色のメイプルシロップを作っていただきました。これをシフォンケーキにつけて食べてテンションMAX。
おまけに鹿肉の缶詰も開けていただきました。「モリノメグミ」をありがたくいただいた一日でした!
※このプログラムのコンセプトは、メイプル樹液を採る=人が山にはいる=森が整備されて健全化が保たれる。日光の森が子どもたちの未来にまで続くように!ということです。
スキー教室 2014.2.22
手作りの釣竿で魚釣り Girl’s Adventure
今日は女の子だけのDayキャンプ。子どもたちはもちろん、スタッフも全員女子!
那珂川の河原に女子の賑やかな声が響き渡ります。
雑草の少ない冬の川原を歩いていると、何にもないようで色々ある!!?
秋に遡上してきた鮭の骨に、ハートの石、石をひっくり返すとヤゴがいたり・・・。
落ちていた釣り糸と針をこれまた落ちていた竹に取り付けてお手製釣竿の完成!
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これで交互に釣りを楽しむ釣りガールたち。
餌なし釣り大会。それでも飽きずに粘る粘る。
餌探しするも、クロカワムシにヤゴに見つけては誰が触って誰が針に刺すかでひと騒動。
そして、あおぞらきっずの先輩年中っ子Girlは、そんな小学生お姉さんたちの騒ぎをよそに
平気でクロカワムシを手に。もう、慣れたもんです。
結局、魚は釣れるどころか影も見えず・・・子どもたちにとって、釣りは男女関係なく興味深い遊びのようです。
さて、今回のもう一つの楽しみは、なんといってもダンボールオーブンで作る手作りピザ。
みんな、一つずつスペシャル具材(ビックリ具材?)を持ち寄ってのピザ作り。
ツナに、唐揚げ、ポテトにトマト、餅、ちくわ、ソーセージにカップラーメン!?
ここはやっぱり女子。盛りつけもきれい♪出来たてのオリジナルピザも食べました。
この時期のDayキャンプは日差しが暖かければいくらでも遊べちゃう!
鬼の目ん玉 ぶっつぶせー
昨日は立春早々雪が降り、「冬景色」を楽しんだ方も多いのではないでしょうか?
さて、最近では「節分」といえば「恵方巻き」を食す習慣が関東地方でも随分と馴染み深くなってきましたが、みなさんは、どのような節分の日を過ごされましたか?
実は私、ここ十年以上、家で「豆まき」をしてませんでした。
しかし、ふと祖父母や父母、兄弟とした豆まきが懐かしくなり、今年は久々に祖父母たちと一緒に豆まきをしました。
玄関の前・トイレの前に柊の葉っぱに鰯の頭を刺したものを置き(写真には別々になっているものもありますが)、ドア、窓を開け神棚に手を合わせてから始まります。そうそう、これこれ。と懐かしい思いでいっぱいでした。
因みに私の家の豆まきは
「福は内 福は内 鬼は外 鬼は外
天打ち 地打ち 八方打ち 鬼の目ん玉 ぶっ潰せ~!」
です。どうやら祖母の実家の東北の方の習わしだそう。
文字のとおり、言葉に合わせながら天井に打ち付け、地面に打ち付け、四方八方に投げ飛ばします。
物心のついた中学生の頃になると、この声が近所中に響くのが恥ずかしくて、すっかり参加しなくなってしまったのですが・・・。
久々に声を出して豆を投げると、心なしか自分の中の、または家の中の邪気や色んないらないものが豆と一緒に外へ出て行ってくれた気がします。流石にもう、年齢分の豆を食べるのはしんどくなってきましたけどね・・・(笑)
季節の変わり目に邪気をしっかりと払って、新しい気持ちで新しい季節を迎える。
その土地その土地で違いはあると思いますが、それを絶えることなく次の世代へと繋いで行けたら素敵だなぁと、今回強く思うのでした。
あおぞらきっずの「How to use お小遣い」
宿泊プログラムに来る子どもたちにとってのお楽しみは、自然との関わりや友だちとの関わりはもちろんですが・・・「お小遣い」や「昼食代」も楽しみのひとつのようです。
500円~1000円と決められた額の中で、何を買うかは子どもたち次第。
おやつを買うもよし、お土産を買うもよし!
そうなってくると、いつどこでどう使おうか、というのが最大の課題となってくる。
使う前に、「次の日には、お土産を買える場所はあるよ」などと、使うためのヒントとなる話はする。でも、それだけ。
子どもたちの買い物の様子を見ていると、本当に面白い。
子どもながらに、いろいろ考えているのが分かる。
トイレ休憩を兼ねて寄った先のコンビニで普段ならSTOPがかかっちゃうかもしれない(!?)カードやシール、おもちゃなどのオマケ付きのお菓子を迷わずに買って、にんまりする子もいるし、「喉が渇いた!」と炭酸入りのあま~いジュースを買ってがぶ飲みする子もいる。
そして、お土産や本当に買いたいものを見つけるまで、大切に大切にあたためておく子もいる。
………
お土産屋さんで試食をして「美味しい!」と思ったものを「家族のために」と、お小遣いのほとんどを使ってお土産を買っていった子。
大好きな「明太子」が1,000円、お小遣いは500円しかなくて・・・「お小遣いを出し合って一緒に明太子を食べよう!」と、一人ひとりに交渉する子。その日の夕食、みんなは海鮮温うどんを食べたけど、その二人は「明太たっぷり焼きうどん」を頬張った。
ずっと使わないできたのに、温泉を出たあとの施設内のクレーンゲームに負けて全てを使い切る子なんかもいる。(笑)
そういえば、自己管理の電車の切符を無くして、お小遣いから払う羽目になった・・・なんてこともあったっけかな。
……..
お昼ご飯も面白い。
スキー教室の際、ゲレンデレストランでラーメンやカレーライスなどを頼むのが大人のイメージする一般的な注文だけど、「ライス+ソーセージ+ポテト」「ラーメン+ドーナツ」なんて合わせ技をする子もいる。
自分に与えられたお小遣いは、どんな使い方をしても大抵はOKなあおぞらきっず。
でも、それには自分で考え、「本当に必要なもの、欲しいものがあった時、困らないか」などと残金以外のそういった計算も必要になってくる。そして、その責任はもちろん自分がとる。
満足いくような買い物ができることもあれば、失敗して反省することもある。
お金の大切さを知ったり、友だちのhow to useを見て次に活かしたり・・・。
今の自分にとって本当に必要なものを選ぶ力、友だちとの交渉力・・・私たちスタッフも驚かされるほど・・・面白いほどに、子どもたちは色んなことを考え、学んでいます。