連日寒い日が続いており、今日はなんと12月並みの寒さ!
ということで本日より12月〜3月の冬プログラムの受付を開始いたします。
寒さも楽しさに変えていきましょう!
みなさまのご参加、お待ちしております!!
・2017~8年12~3月はこちら
・スキー教室はこちら
あおぞらきっず
「NAOC あおぞらきっず」は小学生以下の子ども達を対象とした自然体験アクティビティプログラムです。会員クラブ型の「冒険活動」と3歳から就学前までを対象に都度参加が可能な「森のようちえん」で構成されています
(詳しくはこちら)
さぁ、チャリ旅に出かけよう。子どもの可能性を広げる旅
自転車は子ども自身の力で移動できる最高で最高の武器です。
その自転車で自分の子どもがどこまで行けるか考えたことはありますか?
もし、10km、20km、30km…100kmと行くことができたら…!!
見慣れない遠い場所から、いつの間にか馴染みのある街まで来ていた!
馴染みのある街から、いつの間にか見慣れない遠い場所まで行っていた!
あっ!ここ、車で来たことある!通ったことある!あー、随分と遠くまで来たんだなー。
始めはみんな慣れない長距離走行や道路走行に余裕はなく、顔も体もカッチカチでぎこちない。
でも、少し慣れてくると視界が開け、景色を楽しむ余裕が生まれてくる。
田んぼに飛来する白鷺を見て「すごーい!」と感動したり、畑の作物を見て「これなーんだ?」クイズをしてたり、風に乗って漂う花や果実の香りを「いい匂〜い!!」と楽しんだり。
そんな感動の共有から、今度は前後の人との関わりを楽しむように。
「どこの学校!?」「何年?」「あれ!?同じ学校じゃん!?」とか。
車通りがある大きな道ではひときわ神経を使い慎重に走り、車通りが少ない農道などでは片足離したり、両手放しに挑戦してみたりして自転車を楽しむ。
時には砂利道にハンドルを取られて転んだり、慣れない坂道にブレーキと体のバランスが追いつかず転んだりすることも。それでも子どもたちは立ち上がり自転車を漕ぎ続ける。
後半にはヘトヘトになって言葉数も減って、体力の限界!なんて子もいたりするけれど…
一人ではできなかったかもしれないことが、仲間がいたからできた。
親の前ではついつい甘えて「疲れた〜」と言ってみたりするかもしれないけれど、なぜか仲間の前では強気でいられる。
「お尻が痛い!」「足が疲れた!!」「お腹すいた!!!」
それでも、子どもたちのやりきった後の表情はとても生き生きとしていて、キラキラと輝いていて。1日があっという間と感じるか、長かったと感じるかは人それぞれだけど、濃い1日だったことには違いはなくて。
「10kmを走ったんだ」とか「あそこまで行ったんだ」という明確な数字や場所も、子どもたちに大きな達成感をもたらすようです。
それが自信となり喜びとなり、「じゃぁ、次は20kmに挑戦してみようかな?」「その次は40kmも行けちゃうかもしれない!」ど、どんどん目標を高く持ってチャレンジする子も多数。
あおぞらきっずたちは筑波山も海も東京も行っちゃうんです。行けちゃうんです!
「うちの子にできるかしら…?」
だから「初めてのチャリ旅」、みんな「初めて」同士です。常に体力のない子、車輪の小さい子に合わせてペース配分をしていますので、ご安心を。
友達同士のご参加はもちろん、お一人でのご参加も大歓迎!
(みなさん心配されてお電話にて相談されていますが、お一人でのご参加も意外と多いのです!)
お子様の「初めてのチャリ旅」、大きな冒険をサポートいたします!
「初めてのチャリ旅」詳細は、「市後援事業/チャリ旅シリーズ」の隣にある矢印🔽をタップするとご覧いただけます。<<
のご参加、お待ちしております!< a href="https://naoc-jp.com/upload-kids/2017/10/IMG_2181.jpg">
疲れた!けど、やりきった。心に大きく残るものがあるからこそ、病みつきになるチャリ旅。
昨日は日光二荒山神社から宇都宮城址公園までの約40kmの道のりを「チャリ旅!」してきました。
二荒山神社で安全祈願をしてからスタートするも、直後から現れる砂利道や坂道に緊張が走り、指先だけでなく、背中、肩から力がぐっと入り込んでいるのがこちらまで伝わってくるほど。
足ブレーキと右手ブレーキのみは危険なことをしっかり伝えたこともあり、しっかりそれを守りながら慎重に走り進み、しばらくして「もう、ここから先は緩い下りだけだよ」と伝えると、一気にホッとした表情を見せ、体が軽くなるのが見て取れました。
そこからは、爽快なサイクリングのスタートです。みんなのスピードもぐんぐん上がり、「風が気持ちいいね〜!」と笑顔も。
今回のコースは、日光という場所もあり、この時期ということもあり、とても素敵な景色にたくさん出会えました。
二荒山神社・東照宮・輪王寺・神橋と世界遺産の神聖な雰囲気に、ダイヤ川沿いの風に乗って香るカツラの木の香ばしいメープルの香り。そして、立ち寄った神社の湧き水の美味しいこと!
昔の大名たちがこの道を行き来した話をし当時をイメージしながら走った日光杉並木では、砲弾跡が残るという杉があって、まじまじと観察。「本当だ!あった!!」。年を重ねた大きな杉の大きな穴の発見では、熊の住処かも!と、ドキドキするもお留守でホッとしたこと。
まだ緑色でこれから!の米と黄金色に輝き収穫を待つばかりの米と青空。
この3色が映える田んぼを爽快に突っ切り、真っ赤なりんごが垂れ下がるりんごのトンネルをくぐり抜け、白い可愛らしい花が咲く蕎麦畑も過ぎてゆく。
稲刈りを終えた田んぼには「おこぼれ」を頂戴しに、飛来する白く綺麗なサギたち。
「あれ何!?」白鷺が飛んでいる姿も珍しいようでした。
暑さを乗り切るためにヘルメットのバケツでかぶった用水路の水は冷たくて気持ちよくて、一気に疲れが吹っ飛んだかのよう。
道路に干からびていた蛇の死骸に目を大きくし、田んぼのあちこちのイナゴを追いかけて遊ぶ。
この時代になっても、まだイナゴを食べたことがある子が何人か居て、なんだか嬉しくもなりました。
見所たくさん!の前半は立ち寄り遊びながら、まとまった休憩が取りにくい市内に近づく後半はひたすら走りまくるといった感じ。さすがに疲れが見えてくる、後半にはカーブや段差、坂道で転んで擦り傷を負うことも。慣れてくると「俺が俺が」で競い合い、ぶつかって転び、人のせいにしたがることも。
目に涙を浮かべつつも、痛みに耐え、気持ちの整理をつけ、また立ち上がる子ども達。
「疲れた?」の質問に、さすがに「疲れた…」と答える子も少なくはなく、「ゴーーーール!」の時には、「やったーーー!」というより、ほぼほぼ放心状態。
下り40km、されど40km。子供達には、しっかりと手応えがあったようです。けれども、へとへとになって、それでも頑張って、やりきったという事実。
これは子どもたちにとって、すごくすごく大きな自信へと繋がることは間違いないでしょう。
そして、目に見えてわかる実績(40kmという距離を走った)以上に、様々なものを見、感じ、経験をしたことで内面(目に見えず分かりづらい部分ですが…)がぐーーーーん!と、豊かになったことでしょう。
心に大きく残るものがある。だから、チャリ旅はやめられない!だから、チャリ旅は病みつきになる!笑
さぁ、今度はどんな冒険に挑戦しよう!?
また、次にワクワクを求めるキッズたちに会えるのが楽しみです♬
助け合いながら遊ぶ子どもたち 森のようちえん
8月の夏休み明けの2ヶ月ぶりの森のようちえん。
1ヶ月に1回の開催なので2ヶ月も空くと、みんなすっかり大きくなったようで、登園児それだけでまずビックリでしたが、今回は子どもたちの成長ぶりにもさらにビックリ!の1日でした。
今年度は今までになく満3歳児と年少児の参加も多く、移動をしたり着替えをしたり、お昼をとったりするのにもそれなりに時間がかかることもしばしばで、早め早めの準備、片付けが必須となってきます。
もちろん、運動能力にも差は表れます。
川へ降りるための階段を降りるにも、小川に置かれた石の渡しを渡るにも、急な坂を登るにも一苦労で、大した段差や距離と思えなくても、それは大きな挑戦になることも。
慣れてしまえば、みんな飛び移るなど体を大きく使ってそれをも楽しんでしまうのですが、まだまだ慣れないうちはスタッフが手を添えてサポートを。
そんな場面で、今回は子どもたち同士で助け合う姿が見られるようになったのです。もちろん、毎シーズンそのような姿は見られるのですが、年長児が年下をサポートするのはもちろん、年中児が3歳児をサポートしたり、年少児が満3歳児のサポートをしたり、年少児同士がサポートしあったり、今シーズンこんなにもみんなが自然と助け合っているのは初めてでした。その姿はとても温かく、優しい空気にほっこり。
ただ自分の遊びたいように遊びたいだけ遊ぶ!の自己満足だけの遊びではなく、一緒に遊ぶ中で出来ないことをできるように自然とサポートする子どもたちの「育ちあい」を目の当たりにして、今日も1日、一緒に過ごせてよかったな♫と、心から思うのでした。
まだ夏は終わらせない。鬼怒川で思いっきりラフティング
夏休みはは終わってしまったけれど、まだまだ夏は終わらせない!
そんな遊びっ気たっぷりの親子たちが集まって、週末は鬼怒川でラフティング。
台風の影響がどう出るかギリギリまで分かりませんでしたが、雨も増水の心配もなく、6kmの鬼怒川のコースを元気いっぱいに下ってくることができました。
通常は小学生以上でしか参加できないコースを年中児から楽しめる機会ともあって、今回も年中児・年長児の子供達も挑戦です。
小学生らやリピーターたちはワクワクの方が大きいのですが、年中児はこれからどんなことが待ち受けているのか、落ちてしまわないか…さすがにドキドキの方が大きい様子で、ボートに乗り込むだけでも恐る恐るで、心配な子はボートの内側に座ってもらって、スタート!
河原から眺めているよりも、ボートの上からの方が断然スピード感があって、白波を乗り越え水しぶきがかかると歓声が!
途中、現れたのは動物の形をした岩たち。有名スポットのラクダ岩にゴリラ岩にゾウ岩…。鼻を垂れているゾウは「アリクイ(蟻食い」に似てる!ということで、「ゾウ岩」改め「アリクイ岩」に。見れば見るほど色々な動物に見えてきて…「あれはガイコツみたい!」「人の顔に見えてきたー!」など、想像は膨らむばかり。
少し慣れてくると今度はみんなで水の掛け合い合戦。
「初めまして」の友だちでも遠慮はなしで、水を掛けられ、掛け替えして、あっという間にびっしょりに。
うーーん!気持ちいい!
せっかく来たのなら思いっきり濡れなくちゃね!
ライフジャケットの浮力を使って川泳ぎを楽しんだり、更には5mの岩からの飛び込みも!!(これは希望者だけ)
怖い!と不安そうにしていた子も、後半にはすっかり安心した様子で「あっちのボートに行きたい!」と飛び移って笑顔に。
最後の最後で慣れと安心感とが勝り、新たな世界を広げることができたようです。
あおぞらきっずでは、子ども達一人一人のペースを大切にしながら成長していく姿を見守っています。自分の感情と向き合いながら、自然の中でいろんなことを経験していってもらえれば…と思っています。
楽しみを分け合うことで喜びは大きく。川ガキ カジカ釣り
昨日は、今年で3度目となるカジカ釣りの大先輩こと高橋名人とその息子さんの若先輩を講師に招いてのカジカ釣りでした。
「たくさん釣るぞー!」と意気揚々と集まった子どもたちだったのですが、どうやらどんな魚なのか知らない様子。これは面白いぞ!と詳しい事は伝えずに装備の仕方、釣り方(箱メガネで水中を覗いて石と石の間の小さな隙間を見つけること、そこに「いくら」を付けた針を入れ込むこと)を伝えてスタートしました。
最初は小さな隙間が分からず四苦八苦。とにかく数打ち当たって、どんな穴に身を潜めているのか感覚を掴むことが重要になってきます。
最初の1匹目を釣り上げたのは、やっぱり大先輩でした。
みんなの目が一点に集中すると同時に、驚きの表情が。それもそのはず。
だって、いわゆる普通の魚の形では無いのですから!
カジカが釣れた、そしてどんな魚かわかった所で「よーし!次は自分だ!」と、みんなの闘争心に火が着き、あちこちでポツポツと釣れ始めました。
見慣れない姿形をじーっと観察をする子、釣ったものの「どうやって針を取ったらいいの?」とカジカに触れずアタフタする子。
そして、なかなかコツを掴めずにいる子にはスタッフが順に「ここだ!」という穴を教え、焦らずに待ち、確実に釣れるようにしていきます。
そして、念願の一匹!!
さっきまでの「への字」だった顔が一気に明るくなり、「よし!2匹目も!」と自ら穴探しを始めるのでした。
しかし、ある程度の時間が経つと、やはり要領が分かってテンポ良く釣れる子と、そうでない子と分かれてきます。周りが釣れているのに、自分が釣れないと面白くなく飽きてくるもの。そんな最中、子どもたちにも色んな変化が…。
「この穴絶対いるから、ここやってごらん!」と場所を譲る子が現れ始めたのです。
これはさっきまで私たちスタッフが、なかなか釣れない子達に言っていた言葉。
私たち大人は「釣りの楽しさを少しでも多く味わってもらえたら!」としていた行動を、まさか子どもたちがするだなんて!
私が小学生の頃、そんなことできていただろうか?
一緒に同じ目的を持って遊び、悔しさや喜びなどを共感する中で生まれる仲間意識。
そして「自分だけ」でなく、分け合うことで得る喜びを共有しあう子どもたち。
教えた穴から釣れた魚が思いの外大きくて「やっぱり教えなければよかったな〜」と笑い飛ばす男の子。でもそれは、決して後悔の顔ではありませんでした。
釣ったものの網に穴が開いて大切な1匹を逃してしまった子もいましたが、釣った魚はみんなで分け合って、ひとまずは一人1匹のカジカの唐揚げをいただくことができました。(その他は、釣った子どもの意思で持ち帰り、育てたり夕食でいただいたりするようです)
さっきまで命のあった魚を食すことに抵抗を感じ、「食べない」と言っていた子どもも、他の子が「美味しい!」と目を丸くしていただいてるのを見て、思い切って挑戦。
すると、「美味しい!」と、これまた目を丸くしてびっくり!
命あるものをいただくということなかなか感じにくい日常ではありますが、きっと何かしら感じるものがあったのではないでしょうか?
自然の中で遊びを通じ、仲間を通じ、いろんなことを感じ大きく成長していく子どもたち。
キラキラと輝く表情に頼もしさを感じるのでした。
夏休みだ 川だ 思いっきり楽しもう
夏休み最初の週末は鬼怒川でキャニオニングでした。
キャニオニングって何?という方も多いかと思いますが、岩盤が作り出した自然の地形をフルに利用して、自然の中でウォータースライダーを楽しむのがキャニオニング。
昨日はとても暑い1日だったのでウェットスーツをしっかりと着込んで出発前は汗だくにもなったけど…川の水は海水とは違って、まだまだ冷たいのです。川へ着いて水を掛け合うと「うわー!冷たい!」と、気持ち良さと嬉しさと想像以上の冷たさに甲高い声が飛び交いました。
まずは天然のプールで水慣らし。
「泳げない」と、ちょっと不安そうにしていた子も、ライフジャケットでの浮き方を覚えてしまえばニッコリ。ちょっと犬かきするだけで溺れずに泳げてしまうのがライフジャケットの良いところです。
しかし、ライフジャケットは、ただ装着いれば安心というわけではありません。慣れていないと不安定に体が回って、うつ伏せ状態になってしまう事も。
「泳げない」と必死になってバタバタと体を動かしてしまう子が大体このパターン。
「ライフジャケットを着ているから、溺れる心配はないこと」をしっかりと伝えた上で、手足を大きく大の字に広げて浮いて見せることで、「バタバタ」しなくてもしっかりと浮くことを知らせます。すると、安心して静かに水に浮く子どもたち。その感覚を掴めたら、ウォータースラーダーをスタートです!
滑り台のようにお尻をつけて滑ったり、お腹をつけて腹ばいになって滑ったり、背中をつけて空を仰いで頭から滑ったり…。
更には滝に打たれてみたり、その滝を登ってみたり!
初めまして同士もいつの間にか仲良くなって一緒にスライダーを楽しんで、変なあだ名をつけあってふざけて呼び合っている子どもたち。友達同士で参加するのも楽しいけれど、その場で知り合った同年代の人たちと仲良くなって帰っていくのも、楽しみの一つかもしれません。寒さ知らずの子どもたち、スライダーを繰り返し楽しみたっぷりと川と堪能してきました。
普段のあおぞらきっずはお子様のみお預かりしての活動が多い中、この活動は親子参加が可能なプログラムなので、保護者の方にもご一緒に楽しんでいただきました。シンプルに一緒に楽しみたい方はもちろん、あおぞらきっずには興味はあるけれど子供一人で参加させるのは心配な方など、初めてのご参加にもぴったり。次回の親子参加は、9月2日(土)の鬼怒川でのラフティング。小学生はお子様のみでもお預かりいたしますが、親子でのご参加も大歓迎です!
次回のあおぞらきっずも、皆様のご参加を楽しみに、笑顔でお待ちしております!
最後に、「川は危ないから、近付いてはいけない」と、よく聞くようになりましたが川に限らず「危ないからダメ」となんでも排除してしまっては、どんどん世の中の楽しみも減っていき、どうして危ないのかとか、じゃぁ、どうだったら大丈夫なのかとかさえ考える機会さえなくなっていてしまいます。
しかしながら、毎年この夏休みに川や海での事故が多発し、多くの命が失われているのも事実です。
ですから、まずは川や海へお出かけの際はライフジャケットや浮き輪をしっかりと準備し適切な方法で使用する事、そして水遊びを楽しんでいる最中はお子様から絶対に目を離さないよう気をつけて、ぜひ夏ならではの自然を満喫していただければと思います。
素敵な夏休みの思い出を!
LET’S ENJOY SUMMER VACATION!!
一足お先に…夏満喫。川ガキ
週末の川ガキ!は当初大芦川を予定しておりましたが、予想以上の釣り師で賑わっていたため場所を変更しての開催となりました。
透明度が高く青く光る川へ着くと、子どもたちは「きれい!」とテンションUP!
すぐにでも遊びたいくらい!でしたが、まずは準備から。
年中さん〜小2までの子どもたちは、飲み水を冷やすため河原の大きめな重い石で円を作り、天然冷蔵庫を作り。そして小3〜の子どもたちは、休憩時の日陰どころとしてタープ張りを。
今回は「初めまして」同士の顔ぶれも多い中、1時間というバス移動もあってか、打ち解けあった子どもたち。しっかりと声を掛け合い、協力して作り上げていました。
毎年恒例の川ガキ。開催場所はその都度違えどコンセプトは変わらずで、「やりたいことをやりたいだけ!」です。
今回はゴルフ場が近かったからか、飛んで流れ込んできたゴルフボールが川底のあちこちに。それを拾って遊ぶ姿を見て、昔、小学校のプールで白黒の囲碁をいくつ拾えるかなんてことをやったのを思い出しました。懐かしい〜。
にしても、ライフジャケットを着ているので思うように沈まない!みんなムキになって勢いをつけて潜ったり、網を駆使して掬い上げたり…。
足がつかないほどの水深がある場所もあって、泳ぐだけでも気持ち良いくらいでしたが、そのうち遊びもエスカレート。
小さな堰堤の上からの飛び込みに、その吸い込みを使ってのスライダー、自然の地形を利用したウォータースライダーに、餌となる川虫を捕まえての釣り。
飽きもせず、10回、20回と飛び込みやスライダーを繰り返し楽しむ子もいれば、色んな場所を移動しながら満遍なく楽しむ子、なかなか釣れない魚にしびれを切らすこともなく最後まで粘ってようやく1匹の雑魚を釣り上げた子などなど。
用意したのは安全にめいいっぱい楽しめるための装備と、水中眼鏡、数個しかない網や釣竿…それくらい。それでも、めいいっぱい楽しめる川遊び。
そして、好きなことをしている時の子どもたちは本当に凄い!
何がって、集中力が凄い!人と繋がるスピードが凄い!団結力が凄い!忍耐力が凄い!試行錯誤力が凄い!成功に繋がった時の感動が凄い!
35度を超える真夏日和とはいえ、川の水はやはり冷たく、ウェットスーツを着てちょうど良いくらい。休憩なんて知らない子どもたちは一日中水の中、まさに「川ガキ!」でした!
海開き。海でもやっぱり、やりたいことをやりたいだけ
週末、あおぞらきっず達は神奈川県の葉山で海開きをしてきました!
1日目到着直後は暑いくらいで、なんと夏同様に水着のみで楽しめたのには、海なし県の栃木っ子には「びっくり!」でした。
変わって2日目は朝から雨模様。「今日どうするの?」「何して遊べるの?」と不安そうな子供達でしたが、雨が降ってなくても結局濡れる!ということで、2日間、雨関係なく思いっきり遊び倒してきました。
場所を川から海へ変えても、あおぞらきっずスタイルは変わらずで、やりたいことをやりたいだけ!今年も鎌倉で子どもの子育てサポートを行っている鎌倉太郎さんにお越しいただき、思い思いに楽しむ子どもたち。かまくら合宿初のエンジン付きボートと巨大SUP(ゴム製のサーフボードのようなもの)の登場には、常連の子どもたちも大喜びでした。
これらにぎゅうぎゅう詰に乗って、泳いで行くには遠い「カニ島」までひとっ飛び!すると、そこには数え切れないほどの大小さまざまなカニがいたのですが、捕まえるのも一苦労。手を伸ばすと隙間に身を潜め、手を遠退けるとひょっこり出てくる。
「うわーー!なんかバカにされているみたで悔しー!」と闘争心をあらわに立ち向かう男の子たちは、岩の両側から挟み打ち作戦や岩場追い込み作戦などなど頭脳勝負を繰り広げ、熱く戦っていました。
風を切りながらのクルージングも気持ちの良いもので、遥か遠くまで出かけ今まで見たことのない広い世界も堪能することができました。復路は「泳いで帰る!」とボートから飛び出す子どと達がぞくしゅつ。ひたすら泳いで泳いで泳ぎまくって、ようやくビーチへゴール!なんだか、すごいことを成し遂げたような誇らしい気持ちになって、みんなの笑顔も眩しいくらいに。
そして、毎回恒例の釣り。イソメでハゼ釣りをする鎌倉では入れ食いの爆釣!なのに対し、そうもいかないのが葉山。餌となる小さな貝やヤドカリを捕まえて、貝から体を抜き出し針に刺すところから始めます。最初は「気持ち悪いからやって!」と言っていたものの、食い逃げされるたびに付け替えなければならないので、そのうち自分でやるように。慣れちゃえば意外とへっちゃら!なようです。何匹かの色鮮やかな「ベラ」を釣り上げることができたのですが…栃木のスーパはもちろん、近く大洗の港でも絶対に見かけない熱帯魚のような魚なので、釣り上げた後に困りましたが…太郎さん曰く、「地元では良く食べる美味しい魚」とのこと。
それを信じ、思い切って民宿にお願いしたところ、ご好意で甘く煮付けてくだそり、なんと夕食のおかずに!あの色姿から、「えー…本当に食べられるの…?コレ!?」と口をつけない子も多くいましたが…食べてみると白身でふっくら美味しく2度3度口へ運びたくなるほど。何事も挑戦あるのみ!これは勇気をてた人の特権ですね。
さて、「遊ぶ」には、仲の良い友だちと何をして遊ぶか決めて遊ぶスタイルと、自分がしたい遊びを単純に楽しむスタイル、そして遊びたい遊びをしているところに自ら飛び込んでいくスタイルなどがあると思います。
あおぞらきっずでは遊びの時間割が決まってないので、ボート遊びも浜遊びも釣りも同時進行で、いつどんな遊びをするかは自分次第。その場の子どもの人数に合わせてスタッフが流動的に持ち場を移動する感じなのです。
そういう環境だからこそ、最初は仲良しグループだけで連んでいても、いつの間にか他の人と一緒に遊んでいるし、笑いあっている。名前とか学年なんて聞くのは後回し。下手したら名前よく分からないまま、ずっと遊んでるなんてことも。
大人だったらどうかな?
ただただシンプルに遊びで繋がっている世界って、なんだか不思議だけど素敵だな。そんな風に思った2日間でした。
感触を楽しむ 森のようちえん
自然の中は子どもたちにとって最高の遊び場。先週末の森のようちえんは、虫取り網に虫カゴ、そして帽子!といった、いかにも夏休み!な格好の子どもたちが森で、川で…たっぷりと生き物との触れ合いを楽しんできました。
生き物を見つけるたびにを腰を低くして眺めたり網を勢いよく振りかざしたりするのですが、網で捕らえたた虫を手で捕まえられない子どもたち。「虫かごに入れて!」「逃げちゃう逃げちゃう!」と、あたふたあたふた…。
「そんなに怖いもんじゃないよ」と手に乗せてみせると安心するのか、「触ってみたい。」と手の平に。一度乗せてしまえば、もう怖いもんなし!「本当だ。かわいいね」と笑顔が溢れます。小さな足で足早に動く時のこそばゆい感覚に「くすぐったい!」と甲高い笑い声も。
そして大きな朽木を返すと、そこにはたくさんの蟻たちがいて、「見つかったぞー!」と慌てて大移動を始めました。
「うわー!気持ち悪い!!」とみんなは口々にするものの、目は釘付け。よくよく見ると蟻たちに紛れて小さな白い物体も…。どうやら、卵をを守るために口に咥え巣穴へと運んでいたのです。ひとつ拝借して手に乗せて見るとなんと幼体がうっすらと黒く見えて大興奮でした。
その他、大きな蜘蛛にてんとう虫、カタツムリにカメムシ、そして触覚が二股に分かれている小さな不思議な昆虫(ヒゲブトハナムグリだそうです)などなど、様々な生き物を見つけ観察を楽しむことができました。
さて、今度は場所を変えて川へ。ここでも同様に生き物を探し、捕まえては水槽に入れ観察を楽しみます。
川エビ、ザリガニ、カワニナ(貝)、ドジョウにおたまじゃくし!川岸の茂みを狙うのですが網が届かず靴が濡れるか濡れないかのギリギリライン。「もう裸足になっちゃえば!?」と提案すると、「そうか!」といったように、みんな喜んで靴を脱ぎだしました。
石畳の上では「暑い〜!」、土の上では「冷たいね!」、どろんこの上ではなんとも言えない笑いがこみ上げ、そして水の中では「つめた〜い!」。
靴を履いていては気づけない感触ですよね。
ドジョウの顔には短いひげがあることや、おたまじゃくしはつるっとしていて気持ちい事。大人しいと思って触った川エビがピチッと跳ね、びっくりして落として大笑い!
好きな事を好きなだけ、自然の中でたっぷりと楽しんだ1日。
見て、触って、感じて…。
ゆったりとした時間だけど、五感フル回転の時間でした。