レジ袋は使い捨て文化の象徴である。消費されるレジ袋は、1人当たり年間349枚(1人1日当たり1枚)、全国では年間444億枚、30万2千トンになる。原油換算では、6億2千万リットル/年、180万トンのCO2を排出する。また、いたるところに散乱し、野生動物や魚が飲みこんで多くが死に至る。自分の買い物袋(マイ/エコバック)の持参率を調べた結果では、地域や店舗によって大きな差がある。男女別では、女性の持参率が男性をはるかに上回る。エコバック持参率を上げるには、レジ袋有料化が効果的である。レジ袋を5円にすると70%が、10円にすると90%の人がエコバックを持参する。 世界の動向を見ると、隣の韓国では、生産者責任リサイクル制度の施行により、レジ袋だけでなく、カミソリ、シャンプー、プラスチック・紙コップ、弁当箱、割りばし、楊枝なども規制の対象となっている。こうした使い捨て用品規制の効果は高く、廃棄物が2割も減った。ドイツ、イタリア、デンマーク、フランス等のEU諸国も独自の規制策を展開している。共通していえることは、レジ袋削減には有料化が一番。有料化が制定されたことによる問題は生じていない。
何かと過剰な日本の包装には嫌になることもあります。
みんなが一枚でもビニール袋を減らそうとすれば、もっと環境が守られるのに・・・