あおぞらきっずのチャリ旅史上一番距離が長くハードな二日間でした。今回のミッションは宇都宮城趾公園から東京日本橋の道路元標を見て皇居へ向かう道のりです。(今回の移動距離105㎞、平均時速13km)
小雨の降りしきる中、今回のミッションに参加する6名のきっずたちが静かに心を落ちつかせて集合しました。心なしかいつもよりみんな緊張している面持ちでした。城趾公園の河津桜をバックにスタート前の写真を撮ってレッツゴー。
1日目の目標は利根川を超えること、これが最低限の目標になります。宇都宮市内から田川沿いのサイクリングロードを上三川まで進んでいきます。そして新4号に入りそこから永遠に4号線の旅が始まります。今回の参加者は3年生4年生5年生で今までも何回もチャリ旅には参加し完走しているメンバーです。
5キロ10キロ15キロと5キロおきに休憩をとりながら進んでいきました。雨で視界も良くなく、気持ちも乗らない中で子どもたちは泣き言も言わず黙々と目的に向かって漕ぎ進んでいきました。行っても行っても4号線は続いていきます。そうして1つずつ地名が変わり道路の看板をみるたびに、「ここ小山だよね!」「茨城に入った?」「東京まで78キロだって」など着実に目標へ近づいていることを確かめながら走り、とうとう大きな大きな利根川に出会いました。その頃にはもう雨は止んで青空と太陽が迎えてくれました。利根川まで来た子どもたちと相談し、まだまだ体力に余裕がありそうだったので2日目の自転車を少しでも楽にしようということで、予定よりも10キロほど東京に近づいて1日目を終了しました。
2日目は早朝6時半に行動開始しました。朝からお天気も良くまさに春分の日という天気です。2日目の移動距離、目標の皇居までの距離は約47キロ。みんなにこの距離を伝えると、「よかったそんな短くていいんだ!」とか「昨日頑張っておいて良かった」など45キロがさほど大した距離ではない様子。やりきった経験からくる自信に満ち溢れています。そしてまたひたすら4号線の旅が始まりました。途中の道の駅で朝ご飯を食べ、途中の牛丼屋さんでお昼を食べて日本橋を目指します。いよいよ東京都に入ると周りの状況が目まぐるしく変わってきます。人の数が増えて橋を渡る回数も増えて線路を渡る回数も増えます。今まで畑や田んぼばっかりだった風景画、住宅地に変わり、ビルばかりの商業地に変わっていきます。自転車で旅する子どもたちにはこの変化がとても新鮮だったようです。都内に入るとみんなカウントダウンです。1キロ1キロ近づいていく目標に向かって、はやる気持ちを抑えながらしっかりとこぎ進んでいきました。そしてとうとう日本橋に到着。もちろん全員が最高の笑顔でその橋に立ちました。この企画が立ち上がってから、ここに立つことを望んでいた子どもたち、その思いがこの場面に詰まっていました。「日本国道路元標」国道4号線の起点に自分たちの足で辿りつきました。
その後は最終目標地点の皇居大手門へ。皇居までの道のりは勝者を思わせる、そんな背中で語れる男たちになっていました!
本当にかっこいい子どもたちです。
帰りの電車では早くも次の目標を相談するきっずたちでした!
次は何キロ行こうかな!!