森のトレジャーハンティング略して「森のトレハン」
今回のあおぞらきっずのプログラムは森を遊び尽くしてきました。
ノコギリや紐などの道具を持参して参加したりときっず達もそれぞれにこんなもの作ってみたいなとイメージしてきてくれています。
まずは身近な材料「竹」を切り出すところから。大木を切り倒すことは難しくても竹ならば子ども達の力でも切ることができ、重量もそれほど重くないし、ノコギリ、ナタを使えればどんな形にすることもできるのです。
高学年の先輩達がリーダーとなって長い竹を運び出すことに成功。
ノコギリでカットしていく。ノコギリを使うことが初体験という子も何名かいました。慣れないうちは少し切り傷を作ってしまうこともあります。それも体験しないと得ることができません。
小さい怪我を重ねていくことで経験を積み、重大な事故にならないように自分自身で気をつけることができるようになります。
ノコギリも扱い方をマスターできれば「危険なもの」から立派な道具へと変わります。
みんなで工夫して竹の弓矢が完成!竹を切り倒して弓と矢を子ども達だけで作ることができました。
「人に見える方向に打たないこと」
「矢を回収するときは周りを見てから動くこと」
安全に遊ぶためのいくつかのルールを決めて弓矢の扱い方を学んでいきます。
外で暖かいお昼を食べるためには火おこしができるようにならないといけません。
寒い時期は霜が降りるので枝も落ち葉も濡れているので焚き火の難易度も上がります。
何度か火がついたり、消えたりを繰り返し、口で酸素を送り続けてようやく焚き火することができました。
それぞれのおかずを網の上で焼く。ウインナーや卵焼きといった定番のおかずからビビンバ丼、焼きおにぎり、マシュマロホットサンドまでバリエーション豊かな焚き火ランチを楽しみました。
デザートに持ってきた焼きマシュマロの串はもちろん自分で作ったマイ竹串。
午後は森へ探検。自分の身長くらいある竹やぶを抜けたり、斜面を登ったり公園ではできない冒険をして森の中を満喫しました。
子ども達は普段おもちゃやゲームなどすでに完成されたもので遊ぶことがほとんどだと思います。
ですが、昔の時代はおもちゃはなく遊びたければ自分たちで遊ぶための道具を作るところから遊びが始まっていました。
竹の弓矢も昔の遊びをマスターしてきたおじいさんから教わったものです。
欲しいものがあれば自分で作ってみる。遊びを重ねることで試行錯誤する。
「生きる力」とは遊びの中から育まれるものだなと森のトレハンをしていると実感します。