明日は節分、明後日は立春とはいえども、朝一はまだまだ寒い長岡の森。ケヤキの森で遊び始めて間も無く、「寒いから焚火をしたい!」と森の枝を拾い集め、丘の上のティピーを目指す子どもたち。
今シーズン3回目ともなると、杉の皮や、枯れた杉の葉、松ぼっくりなどの着火剤に、焚き付けの細い枝~太い枝と一連の流れをしっかりと考えて集め始めます。初めての焚き火の時は、やけに細いのばかりだったり、やけに太いのばかりだったり、量が少なすぎたり…と、薪探しだけでも一苦労だったのに…子どもたちも体験からしっかりと知識を得ているようです。
火はいつの時代も、どの歳でも人を魅了するもの。火が着き、炎が上がるとみんな息を飲み「なんかいきなり静かになったね!笑」一瞬で変わった雰囲気に気づいた子どもがポツリ。
最初は注意をよく聞いて慎重でも、少し慣れてくると過信して大胆になってくることも。火の扱い方や、大きさ、薪のくべ方、近くにいる時の注意事項などなど…については、その都度体験しながら安全な火との付き合い方を学んでいく必要がありそうです。
さてさて、好奇心旺盛な子どもたちは、やりたいことがたくさんあって大忙し!森の中の自然物を使って体を大いに動かし、知恵を働かせ遊んでいます。
その中でも今日は森のようちえん始まって以来、初の試みのクライミングをピックアップ!
最初は、竹林だった急斜面にできた穴(筍を掘り起こした後)を木の枝で更に掘ったり、地中に埋まった竹の根っこを「宝物だ!」と発掘調査のように掘って遊んでいたのですが、ふと上を見上げた時に「上まで登ってみよう」となって、いきなり別の遊びに。
どこに手足をおいたら安全かな…?筍の穴や竹筒のくぼみにしっかりと手足をかけて、5mは余裕である斜面を慎重に登り進みます。一人始めると2人3人…1人成功すると、更に増えるギャラリーと挑戦者。
斜面途中で足を滑らせた男の子は痛かったのと怖かったのとで、山に響くほどの声で大泣き…心配して「降りる?」と声をかけると、泣きべそをかきながらさらに大きな声で「登るー!!」。
ついつい笑ってしまったスタッフたちですが、土で真っ黒になった顔で歯を食いしばり登りきると、すっかり安堵の表情に。そのあと笑顔が沸き起こり、「もう一回やってくる!」と、再び挑戦。
こうやって「できる」が喜びに繋がり、繰り返し楽しむことで自信をつけ、動きを獲得していくのですね。
遊びながら様々な動きを獲得し、生きる知恵も自然と育まれていく「森のようちえん」。来年度も主に第1土曜日で開催を予定しております。来年度「森のようちえん」の開催日程の公開は4月1日、予約は4月8日を予定しております。
皆さまのご参加、お待ちしております!
その他、活動の様子はfacebookファンページ「naocあおぞらきっず」のアルバムをぜひご覧ください。