自転車は子どもが自分の力で移動できる最速で最高の乗り物です。
naoc あおぞらきっずでは初めてチャリ旅に参加する子に向けた12kmくらいのコースがありますが、レベルが上がるとどんどん限界にチャレンジしたくなるもの。
漕げるようになると仲間と一緒に走るのも楽しいし、知らない場所に自転車で行くのは移動中の景色も楽しめる。何よりも自分の力だけで長い距離を制覇することは自信にもなります。楽しく遊んでいるうちに自信がつく。その積み重ねで「こんなに遠くまで来れた自分ってすごいじゃん!」といつの間にか自己肯定感ができてしまう最高の遊びがnaocあおぞらきっずのチャリ旅です。
宇都宮城址公園をスタートして日本の起点となる「日本橋」を目指しますが、実は去年の9月に開催した「チャリ旅 ツールド日光街道」と合わせると約150kmの日光街道を制覇したことになります。
今回はチャリ旅シリーズ最高峰の東京チャリ旅に行ってきました。
なんと!走行距離は2日間で111km。長い道のりになりますがリタイヤせずにみんな無事にゴールまでたどり着くことができるのか!?
今回は過去最多の10人の精鋭達がチャレンジします。低学年の頃からチャリ旅に参加して技術と経験はバッチリな子達。期待しています。
そして、今までの東京チャリ旅の参加者は男子ばかりだったのですが女の子もいきます。楽しく遊ぶのに性別は関係ないですね。
春の暖かい日差しの中で桜が舞うチャリ旅をイメージをしていましたが残念ながら雨模様。
でも、カッパを着れば問題なし。そのまま突き進みます。
過去にも雨に濡れたチャリ旅はありました。子ども達も慣れている子ばかりなので準備がしっかりできていれば大丈夫!
猛スピードで進みまくり休めるところではたっぷり休憩、かと思いきや水たまりを発見!
過酷な雨の厳しい環境の中チャリを漕いでいるのかと思いきや、もうすでに雨で濡れているのでスライディングしたり泥を投げ合ったり、さらにびしょ濡れになっていました。
どんな状況でも楽しみを自分たちで見つけることができる。遊び慣れている子たちは頼もしい。
1日目のゴールはスタートから約70km。いつの間にか栃木県を超えて、利根川を越えて埼玉の真ん中まで来ていました。
宿ではゆっくり休んで早めに就寝とはいかず、久々の宿泊にウキウキしていました。
コロナの影響もあり学校生活では制限も多かったこの3年間、東京チャリ旅もその影響で久しぶりの開催となりました。仲間と一緒にお泊まりできるのは子どもたちにとってすごく楽しみにしていたことでもあるようです。
頼むから早めに寝て明日また頑張って自転車を漕いでください。
2日目は残り40kmくらい「そんなの余裕じゃん!すぐ着くよ」と甘く見ていた子達。
埼玉県を超えて東京都に入ると急に数が増える信号。少しずつ歩行者も増えてくるので避けながら行かないといけません。
少しづつ高くなっていく周りの建物。普段住んでいる栃木県の田舎の景色とはまるで違うので周りを眺めながら進むのは楽しい。
いつの間にかビル街に入り込んでしまった。
いつものチャリ旅ならゴールの目的地が山とか滝、城址なので目印が遠くからでもわかりやすいでのですが、日本橋は看板はあれどなかなかビル街からは見つけることができません。
いよいよゴールの日本橋。
ここまでの長かった道のり雨にも打たれてヘトヘトかと思いきや、みんな案外元気!誰一人欠けることなく無事チャレンジ成功しました。
みんな笑顔でゴールを迎えられて良かった。
帰りの電車で感想を聞いてみると「次は富士山までチャリで行ってみたい。」「もう少し漕いだらディズニーランド行けるよね。」「春休み全部使って京都にしようよ」「鈴鹿まで行きたい」もうすでに次回の自転車旅の計画を妄想中!
始まる数ヶ月前から「行けるかな?雨だけど本当にやるの?途中で止められるんだよね?」と不安な声も多々ありましたが、やってみたら意外とできた!
自分ってすごいじゃん!やればできるじゃん!そんな気持ちに溢れていることでしょう!
これから子ども達は成長していくとたくさんの壁や新しいチャレンジがあるかもしれません。そんな時は東京チャリ旅のことを思い出して「チャレンジしてみたら意外とできた」の精神で挑んでください。
是非、次回は晴れている時にリベンジしましょう!