7月11日、あおぞらきっず初の試みで、いろは坂を登ってきました。
いろは坂といえば、紅葉!
中禅寺湖といえば、いろは坂!
いろは坂を越えないと行けない観光地はたくさんあり、華厳の滝に竜頭の滝、戦場ヶ原などなど・・・。
大きなカーブごとに「い」「ろ」「は」・・・と書かれた看板を探しながら、「いろはかるた」を歌った幼少期を懐かしく思う方も多いのではないのでしょうか?
ところで、いろは坂って登れるの・・・!?
登れちゃうんです!登れちゃったんです!!!
梅雨の合間の久々の晴れ間の土曜日。車通りが多くなることも予想されたので、安全に配慮しながらのチャレンジハイクでした。
多くの観光客が車で通り過ぎるその端を、1列になって歩く、歩く・・・ひたすら歩く!!!
いろは坂の始まりは、スピードを上げて入っていく車も多いため、今回は様子を見て「いろはにほ」の「ほ」5カーブ目から登り始めたので、中禅寺湖までは実質8,6KM位。
すぐ隣にはスピードを出して大回りでカーブしてくる車が走っているので、大胆に遊びながら・・・というわけにも行きません。
ので、限られた環境の中で楽しみます。看板のいろはかるたを見つけて次の文字当てをすることはもちろん、その文字から始まる単語を探しゲームも盛り上がります。
「あったよー!<よ>」!」。「ヨット」「妖怪ウォッチ」「あ!僕の名前!」「ヨ~ロレッヒッヒ~♪」
こんな感じです。
カーブ内側では茂みの中を直線で進み、ショートカットを試みることもあり、「「か」見つけたー!あれ!?「わ」がなかったよ?」「さっきのカーブにあったんだよー」なんてことも・・・。
そして、歩きだからこそ発見できた素敵ポイントもありました!
観光ポイントとして駐車場を設けていない小さな沢が実は幾つか流れており、そこでブレイクタイム。冷たい沢水と、ひんやりした空気に触れて遊ぶことでちょっとした気分転換にもなり、再出発を頑張れるのでした。
また、いろは坂を歩いていると、自転車でスイスイと登っていく人の多いことにもびっくりしました。
自分たちも歩いてチャレンジしている側なので、自然と子どもたちから「がんばってねー!」と応援の声を掛ける姿もしばしば見られました。
そんなこんなを楽しみながらのハイクアップだったので、子どもたちもそれほど苦ではなかったようです。
登りきった明智平から見渡す青空と山々の景色は最高に綺きれいで、子どもたちも飽きることなくじーっと眺めていたのがとても印象的でした。
そして、登りきったあとのお楽しみも盛りだくさん!
長~いトンネルを歩いたり、秘密の沢水スポットで汗だくになった体を涼めるように水かけ祭りを楽しんだり。
最後は遊覧船に乗って、中禅寺湖クルージング。
モーターで波立つ透き通った青い湖の水を吸い込まれるように眺める子どもたち。不思議ですね。水は大人子ども関係なく惹きつけられるものなのですね。
今回は自然の中で「好きなことを好きなだけ」思いっきり遊べたわけではありませんが、目標に向かってがんばって歩き目標達成したことで、そこから大きな達成感や自信が生まれたに違いありません。
そして、空や湖、遠くの山々の景色を眺めることを子どもたち自ら、自然と楽しめた穏やかな一日でした。
大人になっていろは坂を通るたびに、「ここ登ったよなぁ~。よくやったよな~」なんて、思い出す日が来るといいな。