「探検、ぼくのまち!」
このところ不安定な天気が続いていますが、この日は素晴らしい晴天の日でした。探検ぼくのまちはあおぞらきっずで行いたかった、自分たちの地域を知るプログラムの第一弾です。今回の舞台は宇都宮市大谷地区。大谷は昭和40年代前半くらいまで日本でも有数の石産業地域でした。
このプログラムは久しぶりの親子参加。お友達は乗り慣れた自転車を持参して参加してくれました。子供たちは「大谷」と言うワードにポカーン、実際に行ってみると社会科見学で行ったことがあるという子どもたちも。しかし今回はもっともっと刺激的でディープな大谷を探検してきました。
ろまんちっく村から大谷まで片道6キロの自転車の道のりです。冬支度の始まった田園地帯を自転車で進んでいくと、いつの間にか周りは大谷石でできた山ばかり。それどころか建物や塀なども大谷石でできています。「これも大谷石?」「これ大谷石だよね。」そうだんだん宇都宮が誇る大谷石をみんな認識してきているようでした。
大谷に到着すると大谷地区のど真ん中を自転車探検、巨大な石物平和観音に立ち寄りました。平和観音の上まで階段を駆け上り、大谷一体の景色も眺めました。いよいよ大谷の地下に潜入! 110年前に掘り始めた採石場は35年前に廃業に。採石場跡には長年の雨水が溜まってできた地底湖。ラフティングのボートで暗闇の中をクルージングしてきました。暗闇もみんなで進めば怖くない感じで、地底湖クルージングを楽しみました。お昼は場所を移動して、江戸時代くらいから掘り始められた採石場跡へ。お楽しみのお弁当タイムです。森の中に突如あらわれる、石が切り抜かれた風景の中でお弁当は不思議な感覚です。お弁当が終わると、まだまだ体力の有り余るきっずたちは石垣のぼりを競っていました。自転車の帰り道ではひっつき虫(コセンダンクサ)で大暴れ、子どもたちは駆け回ってひっつき虫をつけ合って遊んでいました。
今回のプログラムを通して自分たちの町のことを親子で話しあえる機会になればと思いました。