週末は「春一番」が吹いたそうですね。
そんな中、「車泊部」のあおぞらきっずは大洗へ行ってきました。
車泊部というのは、その名の通り「車泊」をすることを目的に活動をするもので、かれこれ5回目の開催となるのでしょうか?ホテルでも民宿でもなく、バスに寝る!このスタイルが子どもたちに大人気なのです。
海遊び、車泊、海遊び!そんな楽しみいっぱいの2日間の天気予報は強風、高波、時々雨!
盛り上がる移動バスの車内、待ちに待った海!のはずが…いざ海を目の前にすると、みんな目がテンに。
それもそのはず。大人も驚くほどの大荒れ模様。
ということで、今回は普段の海遊びとは違った海遊びになりました。割と穏やかな河口で釣りをしたり、砂浜遊びをしたり、風で遊んだり…。
なんと、今回は鰈を2匹も釣っちゃいました!いわゆる魚の王道の形とは違った姿に、みんな興味深々で、鰈から手を離すと滑りが付いてくる感触を楽しんだり、砂、海水の入った容器に入れて、鰈が砂の中に隠れていく様子の観察を楽しんだりしました。
特に2日波と追いかけっこや波打ち際で貝殻拾いをできない代わりに、風とも遊びました。
風に乗って走ったり、反対に風に逆らって走ったりすることで、そのあからさまな違いを体感することができました。また、タオルを投げて、風速と自分の足とどっちが早いか競争して、風の強さにも驚かされました。
波に近づかなくても、海遊びは楽しめる!いつもの海遊び以上に走り回ったような気がします。
さて、肝心の車泊部ですが子どもたちは「あおぞらきっず」の車泊スタイルを完全に攻略仕切っていて、「さぁ、車泊の準備をしよう!」と声をかけると、経験者が「待ってました!」と言わんばかりの様子でリーダーシップをとって動く動く!
「もっと(隙間なくダンボールを)敷き詰めて!」「ここ持って!」「これ、渡して!」
防寒剤となるダンボールをバスの底にぎっしりと敷き詰め、窓面には防寒用の銀シートを貼り合わせて…。そこには、4年生と同じようにテキパキと指揮をとる経験者の1年生の姿も。
昔は1時間以上かかっていた車泊の準備も、今ではあっという間、30分もかからない手際の良さには、私たちスタッフもびっくりでした。
今回の最新の流行のスタイルは2人ベッドだったようで、補助席を使って細長く伸びたシートを二人で使うというもの。もっと、他にも席はたくさんあるのに…。
あおぞらきっずに年齢・学年は関係ない。誰もが活躍できる場がある。これが今回の「車泊部」で改めて大きく感じたことでした。
釣りでは釣りの得意な人が釣竿の使い方や釣り方を教え、車泊の準備では経験者が指揮を取って進めていく。初めての子はそれを一生懸命に倣い、そして、その経験を生かして次回はこの子たちが初めての友だちに教えていく。その繰り返し。
その姿はとても生き生きとしていて、頼もしい限りなのです。子どもたち、遊びながら、たくさんのこと学んでます!