今日はあおぞら自然塾、年長児から小5までのたくさんの子どもたちが参加しました。
今日の最大のテーマは「竹の飯ごうでご飯を炊こう!」です。
とは言っても、川へ来たらまず川遊びをしたいもの。
小川に石を並べて橋を作ったり、石を返してクロカワムシのいる黒川マンションを探したり…。
まだまだ空気が上がる前だったので、足だけ川遊び…のはずが、川底のあれこれを探したり追いかけたりしているうちに、すっかり腰までびっしょりの子どももちらほら。
さて、ひと遊びしたところで、メインの「竹の飯ごうご飯作り」。
さすがに人数が多い為、グループに分かれての活動となりました。
様々な学年の入り混じったグループを作ることを条件に自分たちでグループ作り。
できたグループ名は「パッツンパッツン5人組」「タイタニック」「さくら」「ゴリ捕獲」と、なんともユニークな!
「あおぞら自然塾 虎の巻」を片手に、飯ごうご飯の準備スタートです!
今回のキーワードは「協力」「チャレンジ」「考える」だったのかなと。
美味しいご飯が食べられるかどうかは、グループのみんなのチームワークが欠かせませんでした。
「竹の飯ごう」「石の竃」「焚き火」この3つの準備がしっかりと揃ってないとなりません。
一つずつ順を追ってみんなで進めていくグループ、やりたいことを責任を持って進めていく分業グループ。
進め方一つでも、それぞれ違っていて面白いですね。
のこぎりや火を扱うことにはみんな興味津々で、でも「危険」ということは分かっているから、真剣。
のこぎりを使ってみたければ、年長さんでもOK!誰かが竹を切る時は切りやすいように竹を支える人が自然と現れます。
松の葉や松ぼっくりの焚付けにはすぐ着火するものの、前日の雨の影響で拾った枝になかなか火がつかず、さっきまで燃えていた火が一気に落ち着いていく様子に慌てる子どもたち。火の安定を求め、急いで燃えそうな細い枝や松ぼっくりやらを取りに行きます。
「働かざるもの食うべからず」と言ってられなく、むしろ「働かねば全員食い損ねるぞ!」的な状況でした。
竹の端から竹の水分がこぼれ落ちたり、竹の蓋から湯気が出てこなくなったら「出来上がり」のサイン。
気になる出来は…?というと…
竹の飯ごうに対して米の入れすぎで水が少なかったグループ、焚き火がなかなか上手くいかず事案がかかったグループ色々ありました。
それも、みんなで作った証。ホクホクのご飯に「おいし〜!」と目を丸くして頬張る姿や、「ちょっと硬いね」と芯の残ったご飯を苦笑いしながらも大切にいただく姿、それぞれ印象的でした。
食するためにやらなくてはならないことを、安全にかつ積極的に行えれば、それほど楽しいものはありません。
成功も失敗も良い経験。それをまた、次に繋げたり生かしたり…。それができればいいなと思っています。
午後の川遊びでは気温もすっかり上がり、どっぷりと川に浸かって遊び始める子も。
川では、コオニヤンマのヤゴにドジョウ、カエルなどの生き物を見つけることができました。
水深が結構ある、澄んだ天然のプールも見つけました。
もう少し暑くなってきたらその川のプールで本格的に遊べるかな?
「冷たい!」位の川の水が気持ち良い季節が待ち遠しい限りです!