いつもは「おはよう!」と集まるあおぞらきっず。昨日は「こんばんは!」にはまだ早い、「こんにちは!」で集合しました。まだ明るい夕方から出発して、十五夜(1日遅れですが…)、お月見をしながら秋の夜長を楽しむチャリ旅。ワクワクしながらの出発です!曇り空の中ですが…。
太陽に背を向けて国道を鬼怒川の河原へ向かって東へ、東へ…。交通量が多く、緊張感を持って前だけを見て進む低学年やチャリ旅初心者たち。
「ちょっと休憩」ふと西の空を振り返ると、ぼんやりと綺麗な夕焼け空。
「綺麗〜!」。でも、暗くなっていくって、なんだか少し心寂しい?
途中、夕方になってもなお続く稲刈りや、そのおこぼれをもらおうと田んぼに集まる白鷺たちを観察。
こういった景色をじっくり見るのって、普段なかなかないかも…!?
交通量の多い国道からサイクリングロードに入ると、子どもたちの緊張も一気に緩みます。
「ねぇ、思いっきり走ってみようよ!」みんなの爆走が始まります。「風が気持ちいい!」
街の明かりは遠ざかり街灯もなくなって、いつの間にか辺りは暗〜く。
さぁ、「待ってました!」とばかりに子どもたちはヘルメットの上のヘッドライトをつけて、さらにテンションは上がります。
そして、開けたサイクリングロードに、どーーーーん!と目の前に現れた明るいまぁるいお月様!
これにはみんな感激で、「すげー!」「おっきい!!」と、当分の間満月に見とれます。
この後も雲隠れしたり姿を現したりの繰り返しでしたが、折り返し地点の河原ではちゃんと綺麗な満月がみんなの到着を目の前で出迎えててくれました。
月明かりを目の前に、簡単アウトドアクッキング。
暗がりの中、手作りホットドッグを頬張ってちょっとだけ夜遊びを楽しんだら、行きの暗さとはまた違った本当の「夜」を、復路に向けて再出発!
やっぱり、途中途中お月見休憩を楽しむ子どもたち。
月も夕方に比べ、しっかりくっきりとし、「うさぎが見えた〜!!」と目をキラキラと輝かす子も。
「動いてる、動いてる!」
「ん?何が??」
「月がっ!!」
目の錯覚で月がものすごいスピードで上に上がっていくように見え、これにもまた大興奮。
そして、自分たちが知ってる豆知識の披露も。
「ねぇ、知ってる!?月って1時間に15度移動するんだよ!」
「そうなの!?ところで15度って、どのくらいなの」
「ん〜。分からない…」
てな感じで。
往復16kmのチャリ旅、後半になってくると特に低学年は疲れがどっとで始めます。それに付け加え、眠気も!!疲れと眠気と戦いながらの最後の30分でしたが、なんとか皆無事に完走!!
さっきまで眠そうにしていた子もぐったりとしていた子も、やりきった喜びで一気に元気に!
頑張りました!
夜友だちと遊びに出かける。しかも、自分の足で。それって、かなりのドキドキとワクワク。
そして、行く先々で素敵な景色に運良く出会える。
こんな素敵な時間の過ごし方って、贅沢すぎる!と思いませんか?