先週土曜日はチャレンジ登山でした。
岩場のロープと洞窟がもれなく付いてくる洞窟探検コースということで、スタート前から張り切る子どもたち。
「よし!これから楽しく登ろう!」という気持ちをへし折られてしまいそうなほどのスタートして間もない直登の急な上り坂にも、「疲れた!」なんて言葉ひとつ言うことなく前へ前へ進む姿からも、そこへ行く期待の大きさが伺えました。
一つ目の坂を登りつめてふと振り返って見た景色は、いつの間にか小さくそして広く、子どもたちも見とれ、ただただ「すごーい!」の連発。
見晴らしの良い尾根歩きの道中では、片隅に小さく残った残雪で雪合戦したり、松ぼっくりを拾ったりして楽しみます。その中にはボロボロに削れた松ぼっくりがあって、「あっ!これね、リスかムササビが食べた後だよ!エビフライに似てるでしょ!?これが証拠」と、今回のリーダーの男の子がすかさず説明します。
その後も、火山活動についてや石の種類の説明などがあり、すっかりみんなの物知り博士に。みんな何かを拾うたびに、リーダーに「ねぇ、これは何?」「これは?」と聞きに行って、リーダーもすっかり得意げに。
ところどころ「本当に?」っていう説明もあったけれど…面白いから聞き流し、そのやり取りを見守ります。
知識は正しく持っておくことに越したことはありませんが、それはタイミングとして今ではないかなと。こうやって仲間を信頼して頼って育ちあっていく姿というのは、それ以上のもので、とても頼もしく微笑ましく思えるのでした。
そして、ようやく現れた更に急な岩場では、ロープを握った自分の拳と自分で選んで置いた足場を頼りに、一人ずつしっかりと登っていきます。一気に引き締まる表情。不安定な環境のもとではみんな真剣です。
無事に登り終えてようやく見つけた洞窟には、子ども達のテンションもMAXに!
リュックを背負ったまま狭い洞窟へ足早に入っていったものの、想像以上の長い洞窟に、途中で引き返してきて戻ってくる子どもたち。ライトを持って、リスタート。
明るい洞窟にすっかり安心して、みんなで行ったり来たり他の出口を見つけて顔を出してみたり。
2つ目の洞窟はさらに真っ暗で、ライトを点けずにどこまでいけるか試そう!と、じゃんけんで負けた順に並んで洞窟に入ることに。
みんなぎゅっと体を寄せ合って、じりじりと奥に…けれどもやっぱり怖かったのか、間も無く点灯。すると「ウギャーーーー!!!」、みんなの叫び声とともに、我先にと出口に走り出す子どもたち。
「こんなに大きいゲジゲジがいた!」「天井にめちゃくちゃたくさんいたよね!」と大騒ぎ!そんなハプニングも楽しかったようで、「じゃぁ、次は誰が先頭でいく?」などと盛り上がって、子ども同士の中も一気にぐっと深まりました。
見晴らしの良い尾根で「ヤッホー」と叫んだら「ヤッホー」返しをしてくれて、山頂で別の山頂にいる人に手を振ったら、手を振り返してくれた。
そして、ヤッホーしてくれたおばさんがおやつをくれて、子どもたちもおやつ返し。
しばしの間、団欒を楽しみます。
自然の中で思いっきり遊んで、一期一会の人との出会いも楽しんで…
「登山って楽しいんだね!」「来てよかったー」と終始笑顔の子どもたち。
今回はそれぞれが知らない者同士だったチャレンジ登山。様子を伺いながら向かった行きの車が嘘のように、会話と笑い声が絶えない帰りの車の中となりました。
色鮮やかな紅葉が散れば、真っ白な雪のシーズンの到来です。
エアーボードにスノーシュー、スキー教室と、冬もあおぞらきっずで心温かく過ごしましょう♪
初めてのご参加、お一人様のご参加、一般でのご参加も大歓迎!
お子様のご参加、お待ちしております!