前回はできなかったことができた時の「初めての瞬間」の大きな喜びについて書きましたが、今日は「初めての瞬間」を味わった後のお話しを。
前回のスキー教室で意識的にブレーキをかけられるようになった男の子、今日はなんとなくだけど行きたい方に体を向けてターンができるようになりました。しかも転ばずに一本滑りきれた!ということで、また新たな「初めての瞬間」に大喜び。
実はその少し前まで、目の前の練習よりも「早くリフトに乗りたい!乗れないのはつまらないから、やりたくない。少し遊ぶ。」とリフレッシュの時間を設け雪遊びをしていたのですが…気持ちを切り替えて再開した一本目の成功で最初の目標を思い出せたようで、「午後はたくさんリフトに乗れるようにがんばろう」と自分に言い聞かせるように力強く言ったのでした。
手応えを感じ、自分に自信がついた瞬間でした。
そして、次の一本目ではなんと、まだターンができないもう1人の友だちに「僕がターン教えてあげるから!」と自信たっぷりの、張り切りモード。友だちも教わる気満々になっていたので、どんな様子になるか2人の様子をただただ見守るスタッフ。
まず目の前で体の動きを教え、「じゃぁ、僕の後ろをついてきてね!」と新コーチ。「こっちだよー!」とターンポイントでターンした後止まって、友だちの様子をしっかりと見守る男の子。友だちがなんとなくだけどターンできると「すごいじゃん!初めてのチャレンジでターンできたじゃん!いーねー!」満面の笑みでハイタッチ!微笑ましい場面、これこそまさに「育ち合い」。あおぞらきっずで大切にしていることのひとつです。
仲間同志のパワーってすごいですね♪
そして、友だちもまた喜びと共に「自分にもできた」という自信がついたようで、次の一本では「また僕の後ろついてきてね!」と張り切って滑り出した新コーチを見送ってからボソッと「次は1人でやってみたい!」という男の子。
新コーチは友だちに教えているという感覚で、 もちろん自分が失敗するわけにはいかないと緊張感を持って滑り、もう1人の男の子も次は1人でやってみせよう!と真剣に取り組みます。
自分の目標を持って取り組んでいくことは簡単なことではありません。
何度も同じことを練習しなくて���ならない場面も出てきますし、自分の思うようにいかずイライラしたり、転んで痛い思いをしてヤケクソになったり…それでもやっぱり滑れるようになりたい!リフトに乗りたい!またリフトの上からのきれいな山の景色が見たい!
そんな「したい」の気持ちが今年もきっずたちのスキーを上達させていくのでした。
残るはスキー合宿のみ!楽しくスキーをしてきましょう♪