昨日は20kmのチャリ旅でした。
初めて参加した子、年度始めの初めてのチャリ旅(10km)からのステップアップの子、80kmのチャリ旅は完走済みだけどこのコースは未完走の子など、1〜6年生の男女が今年もたくさん集まりました。
日帰り20kmのコースはチャリ旅コースの中でも短い方なのですが、何度も繰り返す山越えに、例年上り坂では途中で体力消耗し押し歩きをする子が続出。慣れない長い下り坂では神経をとがらせみんなの表情が固まってしまうなど、地味にハードなコースなのです。
しかし、今回のチャレンジャーたちは「こんな坂登れないよ!」と、はなっから諦める子は全くおらず「行ける所まで行く!」と闘争心丸出しで勢いよく急な坂を攻め登っていきます。
体力が消耗しているであろう2度目の坂、3度目の坂も同様に…。
もちろん途中で「もう限界!」と押し漕ぎを始める子もいるのですが、少し進んで次の休憩ポイントの仲間たちが見えてくると再び自転車に乗り、漕ぎ出すのです。
「もう少しだ。頑張ってみよう」と、文字通り力が湧いてくるようです。
「疲れた!」と諦めてしまえばそれまで。もちろん、歩いて登るもよし!なのですが、これはまさに、「自分との戦い」なのでしょう。
それにしても、真っ赤な顔をして息を切らしながらこんなに必死になって坂を登るなんてこと、日常生活において、なかなかないんじゃないでしょうか?
「自宅が坂の上です!」って子は、さすがに日々鍛えられているようで、余裕の漕ぎっぷりでしたが!(春先、丘の上のお寺でお花見をしていたら、小学高学年の子供達が自転車で坂を登って少しも経たないうちに自転車から降りて押し漕ぎをしていたのを見てびっくり!した時のことを思い出しました。)
普段なら、きっと頑張り切らないであろう坂道を、チャリ旅だから頑張れた。というのは、少なからずあるはずです。
坂を登りきると、さっきまでの表情と打って変わって安堵の笑顔と達成感で満ち溢れた顔が。こういった頑張りの結果が「自信」となり、「次は40kmにも挑戦してみよう!」などとさらなる挑戦へと繋がっていくのでしょうね。
帰り道、「もう足がパンパンだよ!」とヘラヘラ〜っと笑っていた男の子の顔は、満足で一杯!の笑顔で満ち溢れていました。
絶えることないチャリ旅チャレンジャーたち。
これからもさまざまな冒険が子供達を待ち受けていることでしょう!