自然の中は子どもたちにとって最高の遊び場。先週末の森のようちえんは、虫取り網に虫カゴ、そして帽子!といった、いかにも夏休み!な格好の子どもたちが森で、川で…たっぷりと生き物との触れ合いを楽しんできました。
生き物を見つけるたびにを腰を低くして眺めたり網を勢いよく振りかざしたりするのですが、網で捕らえたた虫を手で捕まえられない子どもたち。「虫かごに入れて!」「逃げちゃう逃げちゃう!」と、あたふたあたふた…。
「そんなに怖いもんじゃないよ」と手に乗せてみせると安心するのか、「触ってみたい。」と手の平に。一度乗せてしまえば、もう怖いもんなし!「本当だ。かわいいね」と笑顔が溢れます。小さな足で足早に動く時のこそばゆい感覚に「くすぐったい!」と甲高い笑い声も。
そして大きな朽木を返すと、そこにはたくさんの蟻たちがいて、「見つかったぞー!」と慌てて大移動を始めました。
「うわー!気持ち悪い!!」とみんなは口々にするものの、目は釘付け。よくよく見ると蟻たちに紛れて小さな白い物体も…。どうやら、卵をを守るために口に咥え巣穴へと運んでいたのです。ひとつ拝借して手に乗せて見るとなんと幼体がうっすらと黒く見えて大興奮でした。
その他、大きな蜘蛛にてんとう虫、カタツムリにカメムシ、そして触覚が二股に分かれている小さな不思議な昆虫(ヒゲブトハナムグリだそうです)などなど、様々な生き物を見つけ観察を楽しむことができました。
さて、今度は場所を変えて川へ。ここでも同様に生き物を探し、捕まえては水槽に入れ観察を楽しみます。
川エビ、ザリガニ、カワニナ(貝)、ドジョウにおたまじゃくし!川岸の茂みを狙うのですが網が届かず靴が濡れるか濡れないかのギリギリライン。「もう裸足になっちゃえば!?」と提案すると、「そうか!」といったように、みんな喜んで靴を脱ぎだしました。
石畳の上では「暑い〜!」、土の上では「冷たいね!」、どろんこの上ではなんとも言えない笑いがこみ上げ、そして水の中では「つめた〜い!」。
靴を履いていては気づけない感触ですよね。
ドジョウの顔には短いひげがあることや、おたまじゃくしはつるっとしていて気持ちい事。大人しいと思って触った川エビがピチッと跳ね、びっくりして落として大笑い!
好きな事を好きなだけ、自然の中でたっぷりと楽しんだ1日。
見て、触って、感じて…。
ゆったりとした時間だけど、五感フル回転の時間でした。