2019年初めての森のようちえんを行いました。集合してすぐは寒さで中々動き出せませんでしたが、冬ならではの森からの贈り物を発見できました。それは『霜柱』
触るとすぐに溶けてしまう小さなものから、子ども達の顔くらいはある大きなものまで様々。「霜柱ってこんなに大きくなるんだ!」と子どもたちはびっくり。
長く高く伸びた様子はまるでお城のよう。たくさん集めて子どもたちだけの城を築いていました。
霜柱があるということは川の水も凍っているのではないか?
気になることが出来たら確かめに行ってみよう!ということで川に向かいました。
長靴の子もいれば、スニーカーの子もいます。
足を濡らしたくいないので何人かは靴を脱いで『裸足』に!
大人からすると寒そうだからやめておいたらと言いたくなるのですが、子どもは自分で確かめたくなるのです。
裸足で歩いてみると「イタイイタイ!寒くて痛いよ!!」
やっぱり5分くらいでリタイヤして靴を履き直していました。
子どもたちが予想した通りからにはうっすらと氷の膜が張ってあるところがあります。太陽を反射して綺麗に光る氷は綺麗ですね。投げたり、割ったり、パキパキ踏んでみたり、ツララ探しに出かけたり、この寒い時期しか遊ぶことのできない氷の遊びを満喫していました。
冷たい氷の遊びを楽しんだ後は森を探検に出かけることに。
いつもの道では行ったことのない新しいルートに挑戦です。
足元はふかふかの落ち葉があるのでついつい駆け出したくなるのですが、それは出来ません。
というのも尖った竹と倒木のせいで、つまずいて転ぶとケガにつながる恐れがあるのです。
事前に説明したことをきちんと守れたようで走り出してケガをする子はいませんでした。
どんどん奥へ進んでいくと大木に絡みついた「ツタ」を発見!
ツタのロープにぶら下がってターザンごっこの始まりです。
まずは地面に落ちている枝を避けて転んでも痛くないように落ち葉を集めるところから。
しっかりと準備ができたらしっかりとロープを掴んでスタートです。
足が地面から離れるとびっくりして手を離してしまったり、怖くて一歩が踏み出せなかったりといきなりは上手にできません。
少しずつ慣れてくると「ヤッホー!」と上手に乗りこなしていました。
新しいことにチャレンジすると最初は失敗してしまうかもしれません。でも、経験を積むと成功する!そうやって少しずつ小さな自信をつけて子どもたちは成長していきます。
毎月行っている森のようちえんですが、回を重ねるごとに子どもたちはそれぞれに成長していきます。
上手に遊べる年長者を見て年下の子が真似をしてチャレンジしたり、一人で遊ぶのも楽しいけれど仲間と一緒にやった方がもっと楽しいということに気づいたりと、毎回新しい発見をしています。
岩の上から飛ぶ、木に登る、生き物を見つける、自然のものを使った遊具を作る等、子ども達は遊びの中でたくさんのことを学んでいます。
森でたくさんのことを吸収して成長してくれることを森のようちえんは願っています。